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◆04. 【闇のブラックダイヤ】

























オリジナル版のロマサガでは、
10個のディスティニストーンのうち2つ、
光のダイヤと闇のブラックダイヤ
開発期間の制限と容量の都合で入手不可能であった。




しかしリメイクされた『ミンサガ』では入手可能になっている。






































街を歩いていると、突如マリーンという娘に拉致され、
黒海と呼ばれる海域の底へと連れていかれる。
マリーンの正体は、海神ウコムの娘である人魚だった。




石にされてしまったニンフ三姉妹の中で
彼女だけが目覚めて活動できるようになり、
主人公を引き込んだのだという。






































そこははるか頭上に水面がある海底神殿で、
主人公は神殿を探索し、この世に二つとない宝石
ブラックダイヤを手に入れるというものだ。



言うまでもなくマリーンの元ネタは
グインに登場する神話上の存在である
レント海の人魚マリーア、
石化したニンフ三姉妹の元ネタは
宝石三姉妹である。
































なお、『グイン外伝』で
グインが迷い込んだ水の惑星スィークの正体は
クトゥルフ神話における〈古き神々〉の故郷である
ルルイエ星である。




『蛮人コナン』シリーズがクトゥルフ神話体系の一部であるように、
『コナン』から生まれた『グイン・サ-ガ』もまた、
クトゥルフ神話体系の一部である。





























グインはルルイエで〈古き神々〉の主神クトゥルフに出会う。




ただし作者が『グイン』と並行してして執筆していた
〈古き神々〉の帰還と、世界の滅亡、霊的戦争を描いた
一大伝記叙事詩『魔界水滸伝』(全20巻)の中で、
どんどんクトゥルーから得体の知れない恐ろしさやおぞましさが失われ、
ただのひょうきんなタコになってしまった。


その後の登場であるため、
『グイン』に登場するクトゥルフも、『魔界水滸伝』同様
おぞましさなどカケラもない
ひょうきんなタコになってしまっている。








































































































































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最終更新:2020年04月22日 06:29