Lameは1998年の半ばから開発が始まりました。Mike Chengは当初8hz-MP3エンコーダーに対するパッチとして開発していました。 しかし音質に関する懸念の声が大きくなったため、彼はdist10のソースコードを元に0から作り上げることにしました。最初はエンコード速度の改善に努めその結果がLame2.0系です。そしてLame3.81においてようやく完全にオリジナルのエンコーダーになりました。
プロジェクトは即急にチーム体制に移行し、Mikeが別のプロジェクト(toolame)に携わることになったため、Mark Taylerが新たにプロジェクトリーダーとなりました。彼は現在のLameの開発体制の基礎を作り、彼は音質とエンコードスピードの改善に努めました。そしてバージョン3.0においてgpsychoと呼ばれる新たな音響心理モデルを開発しました。
2003初頭にはMarkはプロジェクトリーダーではなくなりましたが、開発者の連帯で開発は続いています。 今ではLAMEは中-高ビットレートとVBRモードにおいては最良のMP3エンコーダーと考えられています。 これもオープンソースによって世界中の開発者の力を結集することができたからです。Lameはまだまだ進化しています。そして、開発が続いているおそらく唯一のMP3エンコーダーです。