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列対抗文型練習

文型練習の型

 この方法は教室内の全生徒を対象にした口頭練習である。教師が矢継ぎ早に英語で質問を投げかける。それに対して生徒が答えてゆくというスタイルの練習である。この練習を解説するのに、ここでは「命令文」を使ってみよう。

命令文を使った口頭文型練習

 まず教師は生徒に命令文には次の4つがあること説明する。

①命 令 文
②依 頼 文
③否定命令文
④提 案 文

 その後、それぞれについて実例を使って説明をする。

①命 令 文⇒Study very hard.「一生懸命勉強しなさい」
②依 頼 文⇒Please study very hard.「一生懸命勉強してください」
③否定命令文⇒Don't study very hard.「一生懸命勉強するな」
④提 案 文⇒Let's study very hard.「一生懸命勉強しましょう」

 この4つについて一通りの説明を行った後(※この活動は4つの命令文について十分な練習を行った後に行うのが適切であると思われる)、教師は生徒に命令文の種類を英語でどういうのかを提示する。

①命 令 文/Order
②依 頼 文/Begging
③否定命令文/Negative Order
④提 案 文/Suggestion

 ここまでを説明した後に、英語の実例を消す。口頭練習はここから始まる。教師はまずは黒板に次のように書く。

"She studies very hard."

 教師は一番前の列に座っている生徒をすべて立たせて、次のように問いかける。

"Order!"

 これ黒板に書かれている文を「命令文」に変えろという意味である。分かった生徒が挙手をして答える。

"Study very hard."

 答えがきちんとしていれば、答えた生徒は座り、その後ろの生徒が立つ。そして、同じように教師が生徒に問いかける。

"Suggestion!"

 生徒たちは答えがわかった時点でできるだけ早く挙手をして答える。

"Let's study English very hard."

 この活動は列対抗で行うため、生徒はできる限り早くこたえようとする。"Begging!"や"Suggestion!"などの聞いたことのないと思われる語であっても、生徒たちはその横に書かれている日本語を頼りに英文を変形させることができる。
 この活動は時間が進めば、別の英文を提示するパターンも考えられるし、教師の問いかけ方も"Order and Begging"のように2つを同時に指定して2つの命令文を一気に答えさせるというパターンも考えられる。

ほかの文型指導でも

 この活動はほかの文型指導でも使えるものである。三単現のsを扱う際には、英文を提示させてそれを疑問文に変えたり、否定文に変えたり、主語を変えてsをつけさせたりできる。過去形を扱う際もおなじようにできるし、現在分詞を扱う際にも同じようなことができる。
最終更新:2008年04月20日 08:53