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北国人+犬妖精+犬+犬の決戦存在 - (2008/09/15 (月) 21:25:23) の最新版との変更点
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*北国人+犬妖精+犬+犬の決戦存在
#contents()
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**&font(u,black){【北国人】}
L:[[北国人>>http://farem.s101.xrea.com/idresswiki/index.php?%CB%CC%B9%F1%BF%CD]] = {
t:名称 = 北国人(人)
t:要点 = 暖かい服装,白い肌で美しい人材,白い髪
t:周辺環境 = 針葉樹林,木もないような雪原,豊かな小麦畑,豪雪対策された家,高い山
t:評価 = 体格1,筋力0,耐久力-1,外見1,敏捷0,器用0,感覚0,知識1,幸運0
t:特殊 = {
*北国人の人カテゴリ = 基本人アイドレスとして扱う。
*北国人は一人につきターン開始時に食料1万tが増加する代わりに生物資源1万tを消費する。
*北国人は一般行為判定を伴うイベントに出るたびに食料1万tを消費する。
}
t:→次のアイドレス = 犬妖精(職業),魔法使い(職業),歩兵(職業),パイロット(職業),整備士(職業),国歌(絶技),アイドレス工場(施設),寮(施設),食糧生産地(施設),バトルメード(職業),高位北国人(人)
}
----**&font(u,black){【犬妖精】}
L:[[犬妖精>>http://farem.s101.xrea.com/idresswiki/?%B8%A4%CD%C5%C0%BA]] = {
t:名称 = 犬妖精(職業)
t:要点 = 犬耳,尻尾
t:周辺環境 = なし
t:評価 = 体格0,筋力0,耐久力-1,外見1,敏捷0,器用-1,感覚1,知識-1,幸運1
t:特殊 = {
*犬妖精の職業カテゴリ = 基本職業アイドレスとして扱う。
*犬妖精はコパイロット行為ができる。
*犬妖精はオペレーター行為ができる。
*犬妖精は追跡行為ができる。この時、追跡の判定は評価+3され、燃料は必ず-1万tされる。
*犬妖精は白兵戦行為ができ、この時、攻撃、防御、移動判定は評価+1され、燃料は必ず-1万tされる。
}
t:→次のアイドレス = ぽち王女の巡幸(イベント),犬(職業),銃士隊(職業),バトルメード(職業)
}
----
**&font(u,black){【犬】}
L:[[犬>>http://farem.s101.xrea.com/idresswiki/?%B8%A4]] = {
t:名称 = 犬(職業)
t:要点 = ほんとに犬
t:周辺環境 = 電柱,日常風景
t:評価 = 体格-1,筋力0,耐久力0,外見2,敏捷2,器用-1,感覚1,知識-1,幸運0
t:特殊 = {
*犬の職業カテゴリ = 派生職業アイドレスとして扱う。
*犬は夜間戦闘行為ができ、この時、攻撃、防御、移動判定は評価+2され、燃料は必ず-2万tされる。
*犬は追跡行為ができ、判定は評価+3される。
*犬は指定が基本職業(最初にとることができる職業アイドレス)であればリクエスト制限を受けずにイベントに参加できる。
*犬は移動時ARの消費を1少なくすることができる。
}
t:→次のアイドレス = 犬の神様(職業),わん太(ACE),犬の決戦存在(職業)
}
----
**&font(u,black){【犬の決戦存在】}
L:[[犬の決戦存在>http://farem.s101.xrea.com/idresswiki/?%B8%A4%A4%CE%B7%E8%C0%EF%C2%B8%BA%DF]] = {
t:名称 = 犬の決戦存在(職業)
t:要点 = ただの犬,青い瞳
t:周辺環境 = 誰かに甘えている。
t:評価 = 体格0,筋力3,耐久力4,外見1,敏捷4,器用-1,感覚1,知識-1,幸運1
t:特殊 = {
*犬の決戦存在の職業カテゴリ = 派生職業アイドレスとして扱う。
*犬の決戦存在はコパイロット行為が出来る。
*犬の決戦存在はオペレーター行為が出来る。この時、オペレーターの判定は評価+3され、燃料は必ず-1万tされる。
*犬の決戦存在は追跡行為が出来る。この時、追跡の判定は評価+3され、燃料は必ず-1万tされる。
*犬の決戦存在は白兵戦行為が出来、この時、攻撃、防御、移動判定は評価+1される。
*犬の決戦存在は飼い主を対象とする攻撃を替わりに受けることが出来る。
}
t:→次のアイドレス = 柴犬(職業),シベリアンハスキー(職業),ウェリッシュコーギー(職業),ミニチュアダックス(職業)
}
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**&font(u,green){【評価値】}
|内容|体格|筋力|耐久力|外見|敏捷|器 用|感覚|知識|幸 運|
|北国人|1|0|-1|1|0|0|0|1|0|
|犬妖精|0|0|-1|1|0|-1|1|-1|1|
|犬|-1|0|0|2|2|-1|1|-1|0|
|犬の決戦存在|0|3|4|1|4|-1|1|-1|1|
|評価計|0|3|2|5|6|-3|3|-2|2|
|RD|1|1.7|1.4|2.5|3|0.6|1.7|0.7|1.4|
特殊:犬妖精
犬妖精はコパイロット行為が出来る。
犬妖精はオペレーター行為が出来る。
犬妖精は追跡行為が出来る。この時、追跡の判定は×3.38(評価3)され、燃料は必ず-1万tされる。
犬妖精は白兵戦行為が出来、この時、攻撃、防御、移動判定は×1.50(評価1)され、燃料は必ず-1万tされる。
特殊:犬
犬は夜間戦闘行為が出来、この時、攻撃、防御、移動判定は×2.25(評価2)され、燃料は必ず-2万tされる。
犬は追跡行為が出来、判定は×3.38(評価3)される。
犬は指定が基本職業(最初にとることが出来る職業アイドレス)であればリクエスト制限を受けずにイベントに参加出来る。
犬は移動時ARの消費を1少なくすることが出来る。
特殊:犬の決戦存在
犬の決戦存在はコパイロット行為が出来る。
犬の決戦存在はオペレーター行為が出来る。この時、オペレーターの判定は評価+3され、燃料は必ず-1万tされる。
犬の決戦存在は追跡行為が出来る。この時、追跡の判定は評価+3され、燃料は必ず-1万tされる。
犬の決戦存在は白兵戦行為が出来、この時、攻撃、防御、移動判定は評価+1される。
犬の決戦存在は飼い主を対象とする攻撃を替わりに受けることが出来る。
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**&font(u,green){【絵と設定】}
#ref(http://www23.atwiki.jp/d_va/?cmd=upload&act=open&page=%E5%8C%97%E5%9B%BD%E4%BA%BA%EF%BC%8B%E7%8A%AC%E5%A6%96%E7%B2%BE%EF%BC%8B%E7%8A%AC%EF%BC%8B%E7%8A%AC%E3%81%AE%E6%B1%BA%E6%88%A6%E5%AD%98%E5%9C%A8&file=rel_0198.jpg)
#ref(http://www23.atwiki.jp/d_va/?cmd=upload&act=open&page=%E5%8C%97%E5%9B%BD%E4%BA%BA%EF%BC%8B%E7%8A%AC%E5%A6%96%E7%B2%BE%EF%BC%8B%E7%8A%AC%EF%BC%8B%E7%8A%AC%E3%81%AE%E6%B1%BA%E6%88%A6%E5%AD%98%E5%9C%A8&file=rel_0199.jpg)
(山雨)
土場の犬オペレーターの能力は、かなり高くとくに追跡においては+9の修正を得られるほどの能力者である。
犬妖精と犬の組み合わせにより、決戦存在ともいうべき能力を持つ。この国では王ですら基本犬である。
今日は、そんな彼らの日常風景を一瞬だけだがお見せしよう。
昼間の宮廷を温かい格好をした一人と一缶が歩いていた。
首都ノレーフレソテはよく晴れていて、遠くにある高い山がよく見えた。一人は整った顔を少しばかりしかめて、歩きながら書類をめくっていた。白い髪が風になびく。
平和な光景だが、そこはかとなく殺伐としている。
「なーなー、きょーのおやつはなんだろーなー」
「知らん。そんなことより、この書類は何だ。数値がおかしい。文字がおかしい。
それ以前に書類にラクガキをするんじゃない!」
犬耳をピンと立て、しっぽを動かさずに怒る犬妖精はかなり怖い…のだが、怒鳴っている相手が空き缶である。電柱に留っていたカラスがキョトンとした顔でそれを見ている。
空き缶相手に必死に怒鳴っている男はどう見てもおかしいのだろう。
「いいか、まずお前は王としてだな…」
「あーっ!!コンポタだ!!」
いい機会なので説教という前に王が駆け出して行った。庭にある針葉樹林の近くにただの犬がいたのである。
「わーう!」
「わ、うわわわわん!!(ひさしぶりだなー!)」
この犬。ほんとうに犬に見えて土場の優秀な兵士である。犬士として藩国にやってきた日からずっと国のために戦ってきた。現在は首都から離れた土地、木もないような雪原の向こうにあるファンブルに新居を構えているはずだった。
今は、戦いのない時は妻と二人、豪雪対策された家に住み猫の額ほどの小さな土地で小麦を育てている。土場の豊かな小麦畑を支える農家の一人であった。
「わうーわぅっ」
「ほ、ほんとーか!!!めでたいな!」
「わうぅ!!」
甘えるようにコンポタが寄ってくる。ベロベロとなめられて、塗装がハゲそうになるが一向に気にしない。
「か、かみのけいじるのきんしー!」
必死に抵抗するがコンポタはうれしそうに青い瞳を輝かせてじゃれついてくる。
「・・・・(さっぱりわからん)」
一般人は犬同士の会話についていけず遠くから見るしかない。
「そーか、そーか、メンタイがおばーちゃんになるのかーサラミとサラダは元気か?」
「わう!」
「ほー、あれだなおばさんになるもんな!」
「わーうわう!」
「へー、で、で、なまえ、なまえはー」
「わうん、わふん」
「へー。女の子ならキャラメルかオトコならタン塩かー。あれだな、ココアさんの尻にしかれてるな!!!」
「わ、わうわう!!」
「照れるなって!」
「(なぜ会話が成立するんだ)」
必死のツッコミにも関わらず。一匹と一缶は思い出話に花を咲かせていた。
「(そもそもその名前はアレだろう。ウマー棒の味じゃないか)」
すべてのネーミングが一風変わっているのはわかるが全部ソレで統一せんでもいいだろうに、と一人ツッコミを入れ続けるがすべて空しかった。
「じゃあな!!、わ、わうわうん!」
「わーう」
庭先で犬とじゃれあっていた王が戻ってくる。犬に散々なめられたのかところどころみすぼらしいを通り越したものになりつつあるのが哀愁を漂わせていた(しかも本人は気づいていない)。
「…どーしたー?」
「いや…何でもない。今日は疲れた。俺は少し先に休ませてもらう」
あまりのことに言葉を失って、裏王は去っていく。
これもまた何の変哲もない土場藩国の日常なのだ。
(あさぎ)
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&link_up()
&link_back()
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*北国人+犬妖精+犬+犬の決戦存在
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**&font(u,black){【北国人】}
L:[[北国人>>http://farem.s101.xrea.com/idresswiki/index.php?%CB%CC%B9%F1%BF%CD]] = {
t:名称 = 北国人(人)
t:要点 = 暖かい服装,白い肌で美しい人材,白い髪
t:周辺環境 = 針葉樹林,木もないような雪原,豊かな小麦畑,豪雪対策された家,高い山
t:評価 = 体格1,筋力0,耐久力-1,外見1,敏捷0,器用0,感覚0,知識1,幸運0
t:特殊 = {
*北国人の人カテゴリ = 基本人アイドレスとして扱う。
*北国人は一人につきターン開始時に食料1万tが増加する代わりに生物資源1万tを消費する。
*北国人は一般行為判定を伴うイベントに出るたびに食料1万tを消費する。
}
t:→次のアイドレス = 犬妖精(職業),魔法使い(職業),歩兵(職業),パイロット(職業),整備士(職業),国歌(絶技),アイドレス工場(施設),寮(施設),食糧生産地(施設),バトルメード(職業),高位北国人(人)
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**&font(u,black){【犬妖精】}
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t:要点 = 犬耳,尻尾
t:周辺環境 = なし
t:評価 = 体格0,筋力0,耐久力-1,外見1,敏捷0,器用-1,感覚1,知識-1,幸運1
t:特殊 = {
*犬妖精の職業カテゴリ = 基本職業アイドレスとして扱う。
*犬妖精はコパイロット行為ができる。
*犬妖精はオペレーター行為ができる。
*犬妖精は追跡行為ができる。この時、追跡の判定は評価+3され、燃料は必ず-1万tされる。
*犬妖精は白兵戦行為ができ、この時、攻撃、防御、移動判定は評価+1され、燃料は必ず-1万tされる。
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t:→次のアイドレス = ぽち王女の巡幸(イベント),犬(職業),銃士隊(職業),バトルメード(職業)
}
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**&font(u,black){【犬】}
L:[[犬>>http://farem.s101.xrea.com/idresswiki/?%B8%A4]] = {
t:名称 = 犬(職業)
t:要点 = ほんとに犬
t:周辺環境 = 電柱,日常風景
t:評価 = 体格-1,筋力0,耐久力0,外見2,敏捷2,器用-1,感覚1,知識-1,幸運0
t:特殊 = {
*犬の職業カテゴリ = 派生職業アイドレスとして扱う。
*犬は夜間戦闘行為ができ、この時、攻撃、防御、移動判定は評価+2され、燃料は必ず-2万tされる。
*犬は追跡行為ができ、判定は評価+3される。
*犬は指定が基本職業(最初にとることができる職業アイドレス)であればリクエスト制限を受けずにイベントに参加できる。
*犬は移動時ARの消費を1少なくすることができる。
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t:→次のアイドレス = 犬の神様(職業),わん太(ACE),犬の決戦存在(職業)
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t:要点 = ただの犬,青い瞳
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t:特殊 = {
*犬の決戦存在の職業カテゴリ = 派生職業アイドレスとして扱う。
*犬の決戦存在はコパイロット行為が出来る。
*犬の決戦存在はオペレーター行為が出来る。この時、オペレーターの判定は評価+3され、燃料は必ず-1万tされる。
*犬の決戦存在は追跡行為が出来る。この時、追跡の判定は評価+3され、燃料は必ず-1万tされる。
*犬の決戦存在は白兵戦行為が出来、この時、攻撃、防御、移動判定は評価+1される。
*犬の決戦存在は飼い主を対象とする攻撃を替わりに受けることが出来る。
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t:→次のアイドレス = 柴犬(職業),シベリアンハスキー(職業),ウェリッシュコーギー(職業),ミニチュアダックス(職業)
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**&font(u,green){【評価値】}
|内容|体格|筋力|耐久力|外見|敏捷|器 用|感覚|知識|幸 運|
|北国人|1|0|-1|1|0|0|0|1|0|
|犬妖精|0|0|-1|1|0|-1|1|-1|1|
|犬|-1|0|0|2|2|-1|1|-1|0|
|犬の決戦存在|0|3|4|1|4|-1|1|-1|1|
|評価計|0|3|2|5|6|-3|3|-2|2|
|RD|1|1.7|1.4|2.5|3|0.6|1.7|0.7|1.4|
特殊:犬妖精
犬妖精はコパイロット行為が出来る。
犬妖精はオペレーター行為が出来る。
犬妖精は追跡行為が出来る。この時、追跡の判定は×3.38(評価3)され、燃料は必ず-1万tされる。
犬妖精は白兵戦行為が出来、この時、攻撃、防御、移動判定は×1.50(評価1)され、燃料は必ず-1万tされる。
特殊:犬
犬は夜間戦闘行為が出来、この時、攻撃、防御、移動判定は×2.25(評価2)され、燃料は必ず-2万tされる。
犬は追跡行為が出来、判定は×3.38(評価3)される。
犬は指定が基本職業(最初にとることが出来る職業アイドレス)であればリクエスト制限を受けずにイベントに参加出来る。
犬は移動時ARの消費を1少なくすることが出来る。
特殊:犬の決戦存在
犬の決戦存在はコパイロット行為が出来る。
犬の決戦存在はオペレーター行為が出来る。この時、オペレーターの判定は評価+3され、燃料は必ず-1万tされる。
犬の決戦存在は追跡行為が出来る。この時、追跡の判定は評価+3され、燃料は必ず-1万tされる。
犬の決戦存在は白兵戦行為が出来、この時、攻撃、防御、移動判定は評価+1される。
犬の決戦存在は飼い主を対象とする攻撃を替わりに受けることが出来る。
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(山雨)
土場の犬オペレーターの能力は、かなり高くとくに追跡においては+9の修正を得られるほどの能力者である。
犬妖精と犬の組み合わせにより、決戦存在ともいうべき能力を持つ。この国では王ですら基本犬である。
今日は、そんな彼らの日常風景を一瞬だけだがお見せしよう。
昼間の宮廷を温かい格好をした一人と一缶が歩いていた。
首都ノレーフレソテはよく晴れていて、遠くにある高い山がよく見えた。一人は整った顔を少しばかりしかめて、歩きながら書類をめくっていた。白い髪が風になびく。
平和な光景だが、そこはかとなく殺伐としている。
「なーなー、きょーのおやつはなんだろーなー」
「知らん。そんなことより、この書類は何だ。数値がおかしい。文字がおかしい。
それ以前に書類にラクガキをするんじゃない!」
犬耳をピンと立て、しっぽを動かさずに怒る犬妖精はかなり怖い…のだが、怒鳴っている相手が空き缶である。電柱に留っていたカラスがキョトンとした顔でそれを見ている。
空き缶相手に必死に怒鳴っている男はどう見てもおかしいのだろう。
「いいか、まずお前は王としてだな…」
「あーっ!!コンポタだ!!」
いい機会なので説教という前に王が駆け出して行った。庭にある針葉樹林の近くにただの犬がいたのである。
「わーう!」
「わ、うわわわわん!!(ひさしぶりだなー!)」
この犬。ほんとうに犬に見えて土場の優秀な兵士である。犬士として藩国にやってきた日からずっと国のために戦ってきた。現在は首都から離れた土地、木もないような雪原の向こうにあるファンブルに新居を構えているはずだった。
今は、戦いのない時は妻と二人、豪雪対策された家に住み猫の額ほどの小さな土地で小麦を育てている。土場の豊かな小麦畑を支える農家の一人であった。
「わうーわぅっ」
「ほ、ほんとーか!!!めでたいな!」
「わうぅ!!」
甘えるようにコンポタが寄ってくる。ベロベロとなめられて、塗装がハゲそうになるが一向に気にしない。
「か、かみのけいじるのきんしー!」
必死に抵抗するがコンポタはうれしそうに青い瞳を輝かせてじゃれついてくる。
「・・・・(さっぱりわからん)」
一般人は犬同士の会話についていけず遠くから見るしかない。
「そーか、そーか、メンタイがおばーちゃんになるのかーサラミとサラダは元気か?」
「わう!」
「ほー、あれだなおばさんになるもんな!」
「わーうわう!」
「へー、で、で、なまえ、なまえはー」
「わうん、わふん」
「へー。女の子ならキャラメルかオトコならタン塩かー。あれだな、ココアさんの尻にしかれてるな!!!」
「わ、わうわう!!」
「照れるなって!」
「(なぜ会話が成立するんだ)」
必死のツッコミにも関わらず。一匹と一缶は思い出話に花を咲かせていた。
「(そもそもその名前はアレだろう。ウマー棒の味じゃないか)」
すべてのネーミングが一風変わっているのはわかるが全部ソレで統一せんでもいいだろうに、と一人ツッコミを入れ続けるがすべて空しかった。
「じゃあな!!、わ、わうわうん!」
「わーう」
庭先で犬とじゃれあっていた王が戻ってくる。犬に散々なめられたのかところどころみすぼらしいを通り越したものになりつつあるのが哀愁を漂わせていた(しかも本人は気づいていない)。
「…どーしたー?」
「いや…何でもない。今日は疲れた。俺は少し先に休ませてもらう」
あまりのことに言葉を失って、裏王は去っていく。
これもまた何の変哲もない土場藩国の日常なのだ。
(あさぎ)
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