042-403 ライが女の子だったら  「特派編」

ライが女の子だったら
【特派の場合】
「今日から特別派遣技術部に所属する事になったライです。よろしくお願いします。」
ロイド誘われてライは特派に所属に入ることになった。
今日はその歓迎会である。
料理はブリタニアの誕生日パーティーでよく見られるチキン、ケーキ、ステーキなど祝うための料理が並べられている。
そんな中にセシルの手の中に何かの箱があった。
「お祝いにオスシ作ってきたのよ」
「「!!?」」
彼女の一言が和やかだったムードを一変させ修羅場のような空気になった。
スザクは額に冷や汗を垂らしながら苦虫を噛んだような顔をしている。
ロイドはさっきまでのふざけた様子とは違い
顔がランスロットを破壊されたかのような顔をしていた。
何故彼らがそんな顔をしているか分からないライは
「ありがとうございます。セシルさん…私の為にこんな事して頂いて…」
セシルに対してかなりの好意を抱いていた。
「じゃあ一口頂きます。」
ライは海苔をまいてあった緑の何かが入っているものを食べた。
「どう?美味しい?」
セシルは子供のような無邪気な笑顔でライを見つめる。
「…お、美味しいですよ」
ライは嘘をついた真逆の事を言った。
「…もうお腹いっぱいです。セシルさんありがとうございました」
一貫食べてライは箸を止めてしまった。
(これ以上食べたら命に関わりかねない…)
ライは命の危機を感じとったようだった。
「あらまだライちゃんの分たくさん残ってるのに…」
セシルがそう言うと
「スザクが食べてくれますよ。男の子なんですもん♪」
とライは言った。
「!?」
スザクは信じられいと言うような顔をライに向けた。
(僕を殺す気か!?)
(私だってまだ死にたくないよ!)
(だからって…)
(また今度何か埋め合わせするから、それで許して)
(…はあ~、会長に一週間は休むって言ってね。)
(さっすがスザク!頼りにしてるよ。)
ちなみにこの会話は目だけで行われていたりする。
「じゃあスザク君いっぱい食べてね♪」
「うぐ…い、頂きます…」
ちなみに寿司のネタはピザチーズに味噌と小豆を加えたものやブルーベリージャムに大根おろしとサバの刺身を添えたものなどがあった。
(生きて帰れますように…)
涙をこらえながらスザクは食べ物だった物体を口に運び彼の意識はここで途絶えた…
スザクは一週間の間、高熱と嘔吐、下痢に悩まされライに看病されたという…


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最終更新:2009年07月31日 19:14
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