どうしてこんなことになってしまったんだろう・・・・・・
特区が出来上がってから、いろんな人の相談に乗っているうちに、気づいたら週に一度、僕が相談会を開くという状態に陥ってしまった。
ゼロからも『民衆の声を聞くことは民主政治において最も尊重されるべきことだ。全ての人々のために力を貸してほしい』などといわれてしまったからには断ることができるわけもない。
「えっと・・・・・・今日の予定は3人ね」
ぼくの助手として手伝ってくれているカレンが、今日の相談相手を教えてくれる。これが当たり前のような空気になっているのがなんだか怖い。
「えっ!?扇さんと、千葉さんと・・・・・・ゼロ!?」
「ぶっ!」
思わず飲んでいた紅茶を噴出してしまった。今までの相談相手はせいぜい新体制にどうすれば言いか混乱している日本人の人たちだった。
だからこそ、知っている名前が3人連続で、しかもゼロまでいることに驚きを隠せなかった。というかゼロでも悩むことってあるんだな・・・・・・
「とりあえず、早く済ませてしまおう。そうすれば君といられる時間も増えるしね」
僕とカレンは、このどれくらいかかるか分からない仕事で1日を終わることも少なくないため、ゼロからあらかじめこの仕事が終われば休んでもよいとの許可をもらっているのだ。
「えぇ、そうね。じゃぁ、さっそく扇さんを中に入れるわよ」
相談者№0342 扇要
「で、扇さんの悩みってなんなんです?」
「聞いてくれよぉ・・・・・・ライィィィ」
目の前で扇さんが泣き崩れている。完璧な男泣き状態。黒の騎士団で副指令をやっていたときの面影なんか微塵もない。ただの打ちひしがれた男だった。
「千草が・・・・・・千草がぁぁぁぁ・・・・・・」
「落ち着いてください、扇さん。千草って誰です?」
僕がそう聞いても、扇さんは一向に話してくれる気配がない。ただ泣き崩れるだけだ。
「カレンはこの千草って人が誰だか知っているかい?」
「きっと扇さんと同棲していた女の名前よ」
「同棲!?扇さんにそんな女性がいたのか!?」
「まさか気づいてなかったの!?さすが『アッシュフォードの3大朴念仁』と言われるだけあるわね・・・・・・私の気持ちにもぜんぜん気づいてくれなかったし・・・・・・」
最後のほうは良く聞こえなかったが、どうやら僕はあきれられたらしい。扇さんが同棲・・・・・・そういえば、井上さんがそんなことを言っていた気がする。たこさんウィンナーがなんだとか。
「その千草さんがどうかしたんですか?話してもらえないと、相談の仕様がないんですけど」
「千草は・・・・・・千草は、怪我をしているところを俺が助けたブリタニアの女性だ。そして記憶がなくなっていたらしくて、俺が面倒を見ることにしたんだが・・・・・・」
なんかアッシュフォード学園に僕が来たときと同じような状況だな。
「扇さん!記憶のない女性に手を出したんですか!?しかも、私たちがブリタニアと戦っている間にブリタニア人と!!」
「違う!俺はそんなつもりはなかった!ただ、気がついたらそんな関係に・・・・・・」
「最低っ!!」
カレンが扇さんをまるで汚物を見るかのように軽蔑した表情でにらみつけている。あんな目でにらまれたら、僕だったら絶対に耐えられない。
「まぁまぁカレンも落ち着いてよ。で、それでどうしたんです?今の話だと、上手くいってるようですけど」
「それがな、この間、千草の記憶が戻ったんだ」
「なら良かったじゃないですか。これで気兼ねなく二人の生活を――「ダメなんだ」――え?」
「千草は・・・・・・彼女はブリタニア軍人、それも純血派の人間だ。記憶が戻った瞬間にぶん殴られたよ『触るな!このイレヴンが!!』って・・・・・・なぁ、ライ。俺は一体どうしたらいいんだ?」
身分さのある恋。いや、身分の差があったのは特区ができる前までか。
それでも、ただのブリタニア軍人ならまだしも、名誉ブリタニア人制度廃止までしようとしていた一派だ。これは相当苦しいな。
「扇さん。あなたはどうしたいんですか?それによって対応も変わるんですけど」
「俺は・・・・・・できるならやり直したい。だが、彼女はブリタニア軍人だ。・・・・・・あきらめるしかないだろう」
「・・・・・・」
「すまなかったな、時間を使わせてしまって。俺はもういいよ。次の彼女でも探すさ・・・・・・」
そのとき、何かがプツンと切れるような音が自分の中から聞こえた。実際本当に何かが切れたのかもしれない。気づいたら、僕は大声で叫んでいた。
「甘えるな!扇要!!」
「え?」
「貴様の愛はその程度のものだったのか!?そうやすやすと切って捨てられるような薄っぺらなものなのか!?」
「な・・・・・・ちょっとどうしたのよ、ラ――」
「カレンは黙っていろ!!扇!お前は日本を――愛する祖国を取り返すために戦ってきたのではなかったのか!?」
「そ・・・・・・そうだが・・・・・・」
「貴様の彼女への愛がその程度のものだというならば、黒の騎士団としての活動――日本解放への活動もその程度のものだったということだ!
愛する対象こそ違えど、愛に変わりはない!貴様の日本への愛が真実のものであるならば、けっして諦めるな!
ブリタニアがなんだ!日本がなんだ!愛に国境は関係ない!愛こそこの世界の基盤だ!愛なくしてなにが語れようか!」
「だが、しかし・・・・・・」
「『だが』も『しかし』も関係ない!行け、扇よ!彼女との愛が偽りのものでないのならば、彼女も心を開いてくれるはずだ!」
「・・・・・・わかった。ライを信じるよ」
扇さんが部屋を出たあと、僕は我にかえった。今の僕は、僕だけど僕じゃなかった気がする。
「カレン・・・・・・僕、何か変なこと言ったかな?」
「・・・・・・」
カレンは答えてくれない。唖然とした表情で、僕から少し距離をとっている。
きっとやってしまったのだろう。過去に王をやっていたときにやっていた演説の癖を。
『迫力だけで中身がぜんぜん伴っていない』。かつて母上と妹に言われたことだ。きっと今もそんな感じだったのだろう。
「・・・・・・カレン・・・・・・次の人を呼んでくれ・・・・・・」
「う・・・・・・うん」
相談者№0343 千葉凪沙
さっきの扇さんのときは失敗してしまった。だから、今度はちゃんと相談に乗らなくては・・・・・・
「失礼します」
千葉さんが入ってきた。
今までパイロットスーツや、日本解放戦線時代の軍服しか見たことがなかったためか、千葉さんの私服姿が新鮮なものに思われる。
これが大和撫子というものだろうか。カレンとは違い、どこか日本人女性の大人の魅力を感じる。そして何より――
「――きれいだ」
「は?」
「ちょっと何言ってるのよライ!」
思ったことを思わず口に出してしまったようだ。慌てて口をふさぐがいまさらもう遅い。言ってしまったことは変わらない。
後ろからカレンのすさまじい視線を感じるが、ここはしっかりと僕の仕事をこなさなくては。
「えっと千葉さん、相談ってなんですか?」
「あぁ。その・・・・・・・そろそろバレンタインデー・・・・・・だろ?
だから・・・・・・中佐に手作りチョコを手渡したいと思うのだが、男としてどういう風に受け取るのが一番嬉しいのだろうか!?教えてくれ!」
千葉さんは、そこまでを一息で言ってのけた。顔を真っ赤にしながら。
バレンタインデー。名前だけなら、以前ミレイさんが言っていたから知っている。
ただ、この時代で生き始めて1年とたっていない僕には、そのイベントがいったいなんなのかはっきりとは分からない。
僕よりもそういうことは詳しいはずのカレンに助けを求めた。
「千葉さん。そういうことをライに相談しに来るのは間違っていますよ?ライは『アッシュフォードの3大朴念仁』と呼ばれているんです。
色恋ごとの相談には、はっきり言ってあまり向いていないと思います」
軽いため息のあと、カレンが言った。それにしてもさっき扇さんのときにも言っていたけど、『アッシュフォードの3大朴念仁』って一体何のことだろう?
「千葉さんの身近に僕以外にも四聖剣の方々とか男性がいますけど、そっちでは聞いたんですか?」
「あぁ、聞いたさ。でも駄目だ」
「どうしてです?」
「卜部は『カマキリでも混ぜたらどうだ?』とか言うし、仙波大尉はおっしゃることが一昔前の事ばかりだし、
朝比奈にいたっては『醤油入れれば絶対においしいって。醤油は万能調味料なんだから』などとぬかす。これのどこを参考にしろと?」
「あぁ・・・・・・それじゃぁ厳しいですね」
僕は苦笑しながら、スザクのことを思い出した。スザクも、上司の女性が作る奇奇怪怪な食べ物に苦しんでいるらしい。
この間『お寿司にバナナって・・・・・・』と言っていたし。
きっと、バレンタインでもすごいチョコをプレゼントされるんだろうな・・・・・・
「すいません。人からプレゼントをもらったことがないので、どういうものがいいかは・・・・・・」
千葉さんは僕の言葉を聞いて、今度はカレンのほうへと目を向ける。
「紅月。お前はどうなんだ?お前だってライに――」
「あぁ!ダメです千葉さん!それ以上言ったら!!」
カレンが顔を真っ赤にしながら、千葉さんの口をふさぎにいった。何であんなに慌てて、しかも顔を真っ赤にしたんだろう?僕の名前がでてきただけなのに・・・・・・
「千葉さん?あとで私としっかり話し合いましょうね?」
「あ・・・あぁ・・・・・・そうだな・・・・・・」
そう言って千葉さんは出て行ってしまった。相談に乗れなかったけど、よかったのかな・・・・・・?
相談者№0344 ゼロ
『早速だがライ。これを見てくれ』
ゼロは部屋に入ってきて、いきなり大量の紙束を机の上に置いた。
「これは・・・・・・特区成立時にやったアンケートかい?」
そう、それはゼロが主導になって行った日本人全体へのアンケートだった。僕も準備を手伝ったから良く覚えている。
『そうだ。約1000万人からの回答を得ることができた。この資料に注目してほしい』
ゼロから手渡される1枚の紙。その紙の一番上には『黒の騎士団人気投票結果』と書いてあった。
「こんなものをやった記憶はないけど・・・・・・」
『それは私が企画したものだ。誰がどれだけ人気だったか。それが、今後の対外政策において誰を表立って推していくかに影響あることは君も納得できるだろう』
確かに、大勢から支持がある人が公の場に立つことが多いほうが、特区により関心を持ってもらえるだろう。
僕はそんなことをしなくても、今までずっとゼロが先頭に立ってきたのだからゼロでいいと思うのだが。
「どれどれ?私にも見せて」
カレンが興味津々に表を覗きにきた。
1位 蒼月ライ 2,632,464票
2位 紅月カレン 2,146,213票
3位 藤堂鏡志朗 1,328,744票
4位 千葉凪沙 1,189,728票
5位 扇要 932,459票
ゼロの名前がトップ5にない。まさかゼロはこれが気に食わないのだろうか?
『ライとカレン、そして藤堂の人気は調査前から高いだろうとは理解していたさ。
しかし!なぜこの私が19位なのだ!?扇や、ディートハルトにすら負けているのだぞ!』
激怒するゼロ。こればかりは僕もどうしようもない。日本国民全員の意見だ。僕の隣ではカレンも苦笑いをしている。
ゼロより上位に入ってしまった以上、何の言葉もかけられないのだろう。
『これも見てくれ。人気投票に伴って行った、日本国民の騎士団メンバーの印象に関する調査をまとめたものだ』
ゼロから渡された書類の束を見る。細かい字で、紙いっぱいに書き込みがなされている。
一番上に対象の名前。そしてその下にその人に対する意見となっているようだ。
- 彼のカリスマ性やその卓越した戦略は認めるが、あのファッションセンスだけはいただけない
- ゼロの謎のポーズをテレビで見て、いつも笑ってしまいます
- あれをただの目立ちたがり屋だと思ってしまったのは俺だけなのだろうか・・・・・・
大体このようなことがゼロの欄に書いてある。きっとこれが気に入らなかったのだろう。
ゼロ――ルルーシュはこれがかっこいいと思ってやっていたはずだから。
「なんというか・・・・・・その・・・・・・残念だったね」
『なんだその哀れむような目は!』
「いや・・・・・・でも・・・・・・事実だし・・・・・・」
「そ・・・・・・そうよね・・・・・・」
『カレンまでそう言うか・・・・・・なら、君もこれを見るといい。世間からのカレンへの批評だ』
ゼロは今度はカレンに書類を手渡す。
最初は興味津々に読んでいたカレンだったが、徐々に顔色が変わっていき、最終的には阿修羅のような顔になってしまった。
「あの・・・・・・カレン?どうかしたの?」
「ん!」
僕の質問に、カレンは自分が持っていた書類を突きつけてきた。
上のほうには、カレンの紅蓮での功績を褒め称えるものが並んでいる。だが下のほうに目線を移すと・・・・・・
- なんであんながさつな女が私たちのライ様を!ライ様を返して!
- あの女、体でライ様に迫ったに違いないわ!お優しいライ様はこの悪女にだまされているに違いありませんわ!
それを読んで僕は言葉を失った。なぜか相当の誤解を受けている。それも若い女性を中心に。
とりあえず、今すぐにカレンをなだめなくては。
すぐにでも紅蓮で出撃したいと言うような顔をしているし、ゼロのあの状態だから、冷静に止めることなんかできないかもしれない。
「カレン。その、おちつい――」
「落ち着いてられないわよ!私たちの関係を嘘だって言ってるのよ!?許せるわけ――きゃっ!」
カレンは途中で言葉を止めた。僕が彼女を抱きしめたからだ。
「ちょっと、いきなりどうしたの?ゼロもいるのに・・・・・・」
「カレン、君は周囲がどう思っているかで僕の気持ちが変わると思っているのかい?」
「そんなことは思わないけど・・・・・・」
「ならいいじゃないか。僕は世間が何を言おうと君の事が好きだと言う気持ちは変わらないよ」
以前C.C.からアドバイスされたこと。『カレンの扱いに困ったら、とりあえず抱きしめて自分の本音を語ってやれ』。
それだけで本当にカレンを押さえ込むことができるか疑問が残るところではあるが、彼女のアドバイスしか頼れるものがないため、実行せざるを得なかった。
効果があったのか、カレンの殺気(?)は消えた。いつもどおりのカレンに戻っている。
いや、いつもどおりを通り越して、僕と二人っきりで過ごしているときの乙女チックなカレンにまでなってしまっている。
「うん、私もあなたが好きよ、ライ。だからその証をここで示して?」
そう言って、カレンは目を閉じて僕のほうへと迫ってくる。
そんなカレンはとても魅力的だ。彼氏として補正がかかっているかもしれないが、それを除いても十分に魅力的だと保証できる。
だからこそ他の男――今の場合はゼロ――にはこんなカレンを見せたくなかった。これが独占欲とかいうものなのだろうか。
よし、ここは男を見せるときだ。カレンの気持ちにしっかりとこたえなくては。
僕も無言でカレンのほうへと近づいていく。
あぁ、なんてカレンの唇は――(中略)――こんなこと思うのはよくないかもしれないけど、カレンの体つきって――(中略)――ダメだ、煩悩に翻弄されすぎだ。
こんな気持ちでカレンにキスをするのは・・・・・・
「どうしたの?」
ごめんなさい、母上。愛する女性のこんな声を聞いてしまったら自分を止められません。
「ううん、なんでもないよ」
そう告げて、再びカレンに顔を近づけていき・・・・・・
『――お前達、私がいることを忘れていないか?』
「え!?」
「・・・・・・あ」
ごめん、ゼロ。正直言って忘れていたよ。
「カレン、続きは後でしよう。とりあえずはこの仕事を終わらせないと」
「続きは後で・・・・・・?後で、つまり夜。夜に恋人がすること、つまり・・・・・・!!!!!」
なぜかカレンの顔が紅蓮と同じくらい赤――いや、紅くなってしまった。なんでだろう?
「ともかく、ゼロ。君は周りからの君の評価がひどすぎる、それを何とかしたいんだね?」
『あぁ。その通りだ』
「だったら、君が変わればいい。間違ったやり方で手に入れた人気には何も意味はないんだから。ギアスを使おうとか思わないで、自分が変わったことをアピールすればいいのさ」
『なるほど・・・・・・それは一理あるな。だが、そのセリフは確かスザクの専売特許だったはずだが?』
「ダメだよ、ゼロ。そういうことを気にしちゃ。そういうことをいちいち気にするから人気が落ちるんだよ」
『なんだと!?』
「とりあえず、ポーズとその仮面を改良しよう。いろんな人に聞いて、大衆意見に合わせたものを作れば人気は出るはずだよ?」
『わかった。その意見を採用しよう。では、私はこれで失礼する』
そう言って、ゼロはポーズを決めて部屋から出て行った。いや、だからそのポーズがダメなんだって。
これで仕事が終わった。カレンとの時間を過ごせる。ほっと息をついてカレンのほうを見ると、なにやら体をクネクネさせながらブツブツ呟いていた。
「・・・・・・それでね、最初の子供の名前は、男の子だったらナオトにしようと思うの。
お兄ちゃんの名前だけど、私たちの愛の結晶のために使うんだったらきっと許してくれるわ・・・・・・って子供?私とライの子供ってことは、そんなこともやっちゃったってこと?キャッ!!」
「カレン・・・・・・?どうしたの?」
僕が声をかけると、カレンはクネクネをやめてはっとした表情を浮かべた。
「あれ?私なにやってたんだろう。なんかとても幸せな気分だった気が・・・・・・それより、ゼロはどこに行ったの?」
「一応相談はし終わったよ。気づかなかった?」
「ぜんぜん気がつかなかったわ。でも、終わったって事は今日は私たちの仕事は終わりよね?」
「そうだね。みんな思っていたよりも軽い内容だったからすぐに終われてよかったよ。久しぶりにカレンと長い時間デートできるね」
「そうね。そうと決まればすぐに出かけるわよ!」
「ちょっと、さっきゼロから渡された書類をまとめておかないと・・・・・・」
「問答無用!!」
そういって僕の事を引っ張って行くカレンの表情は幸せに満ちていた。
――後日。
『なぁ、ライ。このポーズなんかどうだ?』
「・・・・・・」
ゼロが仕事をしている僕の目の前でいくつものポーズを披露している。
確かに以前とは変わったが、正直言って変なポーズに変わりはない。
「・・・・・・ウン、サイコウダネ!ソレナラニッポンジュウノヒトタチモメロメロサ!」
『・・・・・・ありがとう、ライ!早速明日のテレビ中継で使わせてもらうぞ!』
ゼロ。君は修羅の道を行くんだね・・・・・・
テレビ中継の次の日、特区の政庁には大量のゼロあての手紙が届いたという。
もちろん、ファンレターなどではなかった。
最終更新:2011年03月03日 23:28