実施期間・対象者
平成16年度末(2005年)に実施された調査です。北海道から沖縄まで、小学校36校308学級8,894人、中学校15校80学級2,488人、合計51校388学級11,382人の協力を得ています。
小学校を対象とした問題は、各学年で学習した内容に基づいています。ただし、学年間で比較できるよう同一の問題を与えているものもあります。中学校を対象とした問題は、小学校第5・6学年の内容に基づいており、学年で分かれていません。
出題例
- 2年生を対象として「6つのはこに,ケーキが8こずつはいっています。ケーキはぜんぶでなんこあるでしょう。」という出題があります。3年生にも同じ(一部を漢字にした)問題が見られます。式の正答率は、答のそれよりも低く、その差は3年生のほうが大きくなっています。
- 3・4年生を対象として「1mの重さが3kgの鉄のぼうがあります。この鉄のぼう12mの重さは何kgでしょう。」という出題があります。どちらの学年も、式の正答率は、答のそれよりも低くなっています。
- 2年生を対象として、6×9=54と、乗数が1増えれば積は被乗数分だけ増えるという性質を使って、6×10と求めるという出題があります。
関連書籍
文献:清水2011で、この調査の概要を読むことができます。また、多い誤答を取り上げ、「計算の力」をつけるための指導案が記されています。
外部リンク
最終更新:2013年05月18日 05:43