文献情報

  • 田中耕治: 教育評価, 岩波書店 (2008).

概要

 子どもたちをネブミして勉強や発達をあきらめさせる道具から、質的に高い学力を保障し、教育実践への参加を促す装置へと転換しつつある「教育評価」について、その歴史を整理し、新しい考え方における評価の方法などを紹介する。(「はじめに」を参考にして作成)

作問法

 158頁に、「4×8=32となるお話をつくってください.そして,そのお話を絵で描いてみましょう」を挙げ、これを「作問法」あるいは「算式法」の一例としています。作問法は、パフォーマンス評価の一種に位置づけられます。
 同頁で、採点基準も記されており、とくに正比例型では「4」は一あたり量、「8」はいくつ分となるよう、「乗数と被乗数の意味が区別されているか」が要請されています。これを反対にしたお話は、8×4=32で間違いとなることが、読み取れます。

外部リンク

最終更新:2012年12月01日 06:22