文献情報

  • 片桐重男: 算数教育学概論, 東洋館出版社 (2012).

かけ算

  • 90-91頁では、何点の所にいくつ入ったかによって玉入れの得点計算をする話で、0×5=0、3×0=0を示しています。また「4×2=8とか2×4=8と書いてあれば,この式だけを見て,同じ8点でも「4点に2個入って8点」と「2点に4個入って8点」という違いのあることが分かる」とも記し、4×2と2×4は、かけ算の答え(点数)は同じでも意味が違うことを述べています。
  • 240-241頁では、「6で割ると商が82で,5あまる数があります。この数を,4で割ると,商とあまりはいくらになりますか?」という導入の文章題や、「飴を6個ずつふくろに入れたら,82袋できて,5個あまった。そこで,この飴を一袋に4個ずつ入れることにすると,何袋できて,何個あまるでしょう」というまとめから、6をかけられる数として、かけ算を含む式(6×82+5)÷4=124…1を書いています。
最終更新:2012年12月26日 21:04