「まとめて数える」とは

 例えば、●●●●●●●●とあるときに、丸がいくつあるかを数えるときに、●● ●● ●● ●●と区切って「2、4、6、8、全部で8個」と数えることを、「まとめて数える」といいます。
 上の例では、2ずつで数えています。5ずつ、10ずつで数えるのも、実用的です。
 まとめて数える活動は、かけ算を学習していく際の素地ともなります。

文献

  • 学習指導要領では、第1学年に「具体物をまとめて数えたり等分したりし、それを整理して表す活動」(文献:算数解説2008 65頁)、第2学年に「同じ大きさの集まりにまとめて数えたり、分類して数えたりすること」(同 80頁)が書かれています。
  • 文献:CCSSM 2010 19頁では、「かけ算の基礎として、等しい数のグループを取り扱う」*1、「2ずつ数える」*2として、2年で学習することとなっています。かけ算は、わり算とともに3年で学びます。
  • 文献:Yoshida 2009では、まとめて数えることは、総数(積)を求める方法の一つであり、式の意味と区別しています。

外部リンク

最終更新:2013年01月11日 06:34

*1 原文は"Work with equal groups of objects to gain foundations for multiplication."

*2 原文は"counting them by 2s"