大陸に派遣された技術者が持ち帰った資料を基に開発された次世代戦略爆撃機。愛称はヴァリアント
| 正式名称 |
FB-77 |
| 種別 |
戦略爆撃機 |
| 製造国 |
ノースフィーリア連邦 |
| 全長 |
61,3m |
| 全幅 |
35,5m |
| 全高 |
9,92m |
| 空虚重量 |
101,000kg |
| 最大離陸重量 |
280,000kg |
| 最高速度 |
マッハ5,5 |
| エンジン |
カロン・エアロスペース製 RTF-2010H フィーリアMk.XIIラムターボファン×6基 |
| 航続距離 |
約13,500km |
| 上昇限度 |
27,000m |
| 固定兵装 |
なし |
| 選択兵装 |
巡航ミサイル、爆弾など合計44,500kg |
| 乗員 |
4名 |
概要
これまでの戦争はミサイル主体であり、電子機器の発達から再びミサイル万能論が持ち上がった。しかし記念碑を使った超大型弾道弾が開発されると、通常の防衛システムでは迎撃できなくなり、
最終的にSSS(スーパーシールドシステム)を使用せざる得なくなった。しかしSSS発動中は同時に弾道ミサイル攻撃ができない。
そこで注目されたのが空軍であった。B-77は老朽化したB-1の後継機であり、高高度性能に加えて、SSS発動中でも敵地に超音速で侵攻、迅速に脅威を駆逐できる爆撃機として開発された。
機体
超音速時に発生する高温対策のため、最近発見されたゼルニウム系合金を使用したハニカム構造となっている。また、耐久力確保と軽量化のため、炭素繊維も多く使われている。
翼にはデルタ翼を採用。高速飛行中には翼の両端が折れ下がる。安定性確保のため、内臓型のカナード翼も設置。機体強度は高く、亜音速であれば旅客機並みの機動が可能である。
地上および低速域は機首が折り下がり、前方視界を確保。他にも視界確保のために小型機外カメラを備える。
低空での核/通常爆撃、巡航ミサイルプラットホームなどの任務をこなす為に地形追随レーダーや、赤外線監視装置、ドップラー・レーダーなどを搭載している。
搭載電子機器も充実しており、デジタルフライ・バイ・ライト、ECMシステムなどを備えている。CFAシステムを搭載し、アクティブステルス能力を有するため隠密性は高い。
機体上下にインテイクを備え、ターボファンとラムジェット組み合わせたラム・ターボファンエンジンを六基搭載。
高い加速能力と超音速巡航性能に加え、マッハ5,5という最高速度を叩き出す。
搭乗員は、機長、副操縦士、兵装システム操作員の3名で、彼らが座る座席は非常時には上下からカバーが回り込んで乗員を収容し脱出カプセルとなって射出される。
連邦宇宙開発局に所属する機体の中には、高高度性能を生かして上昇用ブースターを追加し、衛星発射プラットホームとなっているものもある。
ただし、全体的なコストが高く、なかなか配備が進んでいない。
最終更新:2010年06月20日 16:19