ジェネシス(ミサイル)

ジェネシス(Genesis)は、ノースフィーリア連邦海軍が開発した艦対空ミサイルである。

概要

第二次大戦後、再軍備を開始した連邦海軍は早くから防空艦の開発に着手し、地上発射型長距離対空ミサイルを改造したデルタミサイルや派生型のタイフーンミサイルを
装備して艦隊を守っていた。しかし、元は地上発射型であったため大型化の傾向にあり、対艦ミサイルが小型・高性能化すると共に陳腐化していった。
そのため、タイフーン・システムの後継となるシーアロー艦隊防空システムが開発されたものの、高性能を目指したためコストが高騰し、性能も中途半端であったため試射段階で開発中止。
かわりに既存のタイフーン・システムを大幅に改良し、ある程度小型化した国産中・長距離ミサイルを新規に開発することとなった。これがジェネシスミサイルである。

バリエーション

GenesisI

ジェネシスⅠは、ミサイルや航空機を迎撃するために使用されるセミアクティブホーミングであり、発射後は目標に対して連続的にレーダーの照射が必要である。
そのためイルミネーター(レーダーを照射する装置)の数しか誘導はできず、せいぜい同時には2目標程度への攻撃しかできなかった。
運用はタイフーンシステムを流用しており、本格運用と言うより試験的なものが強い。

GenesisⅡ

ジェネシスⅡは主にタイフーン改システム搭載艦で使用され、ジェネシスⅠと同じようにミサイルや航空機に対して使われる。基本的な構造は先代と一緒だが慣性誘導装置とデータリンクを
取り入れたことによりレーダーの照射は着弾前の数秒間だけでよくなった。そのため一度に対処できる目標の数が大幅に増え、最大で15程度の目標への同時攻撃が可能となった。
また目標まで最適な飛行コースを取るようになったため射程もジェネシスⅠの倍程度になった。

GenesisⅢ

ジェネシスⅢは次世代艦隊防空システムであるタイフーンⅡ搭載艦での使用を想定して開発された。弾体はVLSシステムに対応するため新たに再設計され、よりスマートなフォルムとなった。
その他、ECCM能力や高速度断片化弾頭、低高度目標への対処能力の向上が図られている。
タイフーン改艦隊防空システムにも対応しており、連邦軍のほとんどの大型防空艦で使用されている。

GenesisⅣ

ジェネシスⅣは弾道ミサイル迎撃を目的として開発されたものであり、タイフーンⅡ艦隊防空システム搭載艦の垂直発射装置から発射される。
航空機などの撃墜を前提とした破片効果弾頭で大気圏外を高速飛行するミサイルを破壊することは困難なため、弾頭は直接ミサイルに体当たりする方式に変えられた。
ミサイルの構造は、3段の加速ロケットと4段目の運動エネルギー弾頭と脱頭式ノーズコーンとなっている。
最終更新:2011年10月25日 03:04
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