ペネロープ橋


ペネロープ橋(ぺねろーぷばし、Penelope Bridge)
街を横断する川の中央、パラディサ通りに掛かるペネロープ橋
は、ローマ時代後期に作られた堅牢な石造りの橋である。

製作当時には豪華な装飾が全体に施されていたようだが、
歳月による表面の傷みは、かなり進んでおり、残念ながら現在、我々が目にする事が出来るのは、中央から両側に広がった王族の草文様ぐらいとなっている。

しかし、この橋は住民生活の足として欠かせない存在であり、
それゆえ保存状態は決して良いとは言えなかった。19世紀
終盤には安全を優先し解体論も持ち上がったが、一方では保存派が結集し、結果的に後の移設工事に至るのである。

建造時には歩いて渡るだけの橋であったが、1911年の第二次道路拡張及び線路敷設工事に伴って、橋は修復の意味も含め、中央から左右に分けられ、南に数メートル移設した上で、道路橋の歩道部分として再び甦った。

また、工事の時点ですでに欄干部分の損傷は激しく、ローマ当時の形状の再現は不可能であった。このため橋の修復時には新たに「カフェコの男の習作」で有名な ウンベルト・ポッチォーニ(Umberto Poccioni,1872-1916)
http://en.wikipedia.org/wiki/Umberto_Boccioni
の彫刻が橋の四方、合計8箇所に置かれる事となった。
この鳥の彫刻は、遠目には同じに見えるが、近づいて見るとすべてのデザインに違いがある。

この橋には元々名前は無かったが、1913年、劇場の火災により
若くして亡くなった初代ストローベリ卿のお嬢さんに因み、
街の人達はここをペネロープ橋と呼んでいる。


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最終更新:2008年11月30日 12:54