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『両翼』のお悩み相談 part10

事解決豪華絢爛!『両翼』のお悩み相談≪特別編その2≫
   ~ラビリントス・バレンタイン~

    モレク「……ここはどこですかな、〝甲鉄竜〟殿」
  イルヤンカ「おお。宰相殿。初登場ですな。何故このような所へ?」
    モレク「いえね。先ほどメリヒム殿に頼まれたのですよ。
        『俺に代わって後を頼む』と。で、地図によると
        此処らしいので。来てみました」
  イルヤンカ「それはそれは。申し訳無い宰相殿。全くメリヒムの奴、
        どこで何をしているのやら」


ヴィルヘルミナ「待つであります」
 ティアマトー「問答無用」
   メリヒム「ヴィルヘルミナ・カルメル、貴様!追ってくるな!
        俺はマティルダ以外には興味が無いのだ!」
ヴィルヘルミナ「大人しく受け取るのであります」
 ティアマトー「強制」
   メリヒム「すまんモレク!今回は任せた!俺に代わって後を
        頼む!――うおっ!」


    モレク「↑このような感じで」
  イルヤンカ「……すみませんな」
    モレク「いえ、お気になさらず。……ところで、今日は
        バレンタインとか言う日なのでしたな」
  イルヤンカ「ん。ああ、はい。なにやら〝チョコレート〟なる
        ものを女が男に贈る日らしいです」
    モレク「なるほど。先ほど、チェルノボーグ殿にこんな物を
        頂きましたが、これが〝チョコレート〟なの
        でしょうか。なにやら、食べ物のようですが」
  イルヤンカ「……この茶色い板切れが〝チョコレート〟ですか」
    モレク「半分食べますか?」
  イルヤンカ「いただきます。――ぬ。……カタいですな」
    モレク「はい。それに、なんだかベタベタしますね」
  イルヤンカ「お茶が欲しくなりますな」
    モレク「なら、私が淹れて来ますよ」
  イルヤンカ「おっと、宰相殿。こんな事もあろうかと、ちゃんと
        お茶汲み係は用意済みです」
    モレク「え、そんな。その人に悪いですよ」
  イルヤンカ「いえいえ、お気になさらず。出でよ、お茶汲み!」


   坂井悠二「……あのさ」
  イルヤンカ「何かな?お茶汲み」
   坂井悠二「なんで僕の家が特設会場になってるのかな?」
  イルヤンカ「いいではないか。何故か貴公の母方は、
        『アラストールの知り合いです』と言ったら
        あっさりこの家を貸してくれたぞ」
   坂井悠二「母さん!なんであっさりと巨竜と牛骨を
        家に招いてるんだよ!片方は架空生物で、片方は
        ダシの元じゃないか!」

    モレク「…………ダシの元…………」

  イルヤンカ「ああっ!何故か、宰相殿の周りだけ太陽の恵みが
        希薄に!坂井悠二、貴様言動には気をつけろ!
        傷つき易い御方なのだから!」
   坂井悠二「知らないよ……。ああ、お茶はここに置いておく
        けど、その前に一つ、言いたい事が」
    モレク「……?」
  イルヤンカ「?」
   坂井悠二「さっきから食べているそれ、
        チョコレートじゃなくて、カレールーだから」

    モレク「…………間違えました…………」

  イルヤンカ「ああっ!何故か、宰相殿の頭上にだけ暗雲が立ち
        込めている!坂井悠二、貴様言動には気をつけ――
        って、もういない!」


ヴィルヘルミナ「……逃げられてしまったでありますな」
 ティアマトー「残念無念」
ヴィルヘルミナ「せっかく〝炎髪灼眼の討ち手〟の手作りチョコレート
        でありますのに」
 ティアマトー「溜息」
ヴィルヘルミナ「見た目は真っ黒でありますが、味はこのように……」

         ドサ。

 ティアマトー「姫!?」


CAST

  • 灼眼のシャナ
モレク
イルヤンカ
ヴィルヘルミナ・カルメル
ティアマトー
メリヒム
坂井悠二

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最終更新:2006年06月22日 22:06
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