草刈「あ、鹿島教授。おはようございます」
鹿島「ん? ああ草刈君か。どうもおはよう。そういえば先週課題に出したレポート、提出してくれた?」
草刈「うあ…す、すみません! あの、やろうとは思ってたんですけど、その…いろいろありまして、まだ…」
鹿島「…ああ、ひょっとして美沙ちゃん関連かな?」
草刈「えぇ? や、やっぱり分かりますか?」
鹿島「うん、そりゃあね。僕も子供を持つ身だからよく分かるよ。
―――ああ、そういえば君にはまだ見せて無かったね! 週間動画マガジン『僕達の晴海ちゃん』第127号!
巻頭トップは『晴海、大地に立つ!!』 ほらほら! この立とうとして倒れてそれでも健気に頑張る晴海の姿!
ああほら、立つぞ立つぞ立つぞ! ほぉら立った可愛い~!!」
草刈「ああ! ホ、ホント可愛いですね! …ああ、美沙ちゃんや樫緒くんにもこんな時期が合ったんだろうなぁ~…、いいなぁ~…」
鹿島「フフフ、やはり君とは理解しあえそうだね。そこら辺、後でじっくり話し合おう。―――ところで、先週はどちらまで?」
草刈「あ、はい。先週はちょっと死海あたりにまで…。ああでも、また今週にも一緒に行く約束してたっけ」
鹿島「ふむ…。死海といえばキリスト教、聖書神話関連か。ちょうどよかった、レポートの代わりに少々調べてきて欲しい事があるんだ」
草刈「キリスト教絡みで死海といえば、死海文書、ですよね? その事で先週も引っ張って行かれましたから」
鹿島「ますますちょうどよかったって事みたいだね。じゃあちょっと研究室まで来てくれないかな、資料を渡したいから」
草刈「はい。あ、でも明日でいいでしょうか? これから樫緒くんが来てくれるので」
鹿島「樫緒くんが―――珍しいね?」
草刈「…ええ、普段はなかなか会えないけど向こうから来てくれるっていってたので。これを機会に親子の絆ってやつを深めたいなって」
鹿島「うん。親子のスキンシップってやつはとても大切だから、それはいいことだよ。
それに樫緒くんは賢くていつも落ち着いてて、しっかり者のいい子だし。―――でも晴海はあげないからね?」
草刈「鹿島教授って樫緒くん関連になると、二言目には『晴海はあげない『 ゴ ゥ ッ ! ! 』へ―――?」
美沙「シュージくぅ―――ん! しゅっぱつするよ――――――!!」
草刈「み、美沙ちゃん!? ちょ、ちょっとま―――!!」
ガッチョ――――――ン!
草刈「マ、マジックアーム!? み、美沙ちゃん! 不味いよ!! 僕これから樫緒くんと会う約束が―――」
美沙「それじゃあさっそく、いってみよ―――!」
キィ――――――――ン!
草刈「あぁ――――――!!?」
鹿島「うーん…。美沙ちゃんのお転婆加減は麻当くんに似たのかな? だとすると将来の晴海は奈津さんに似て―――ああ、いいなぁ…」
樫緒「鹿島教授。すみませんが、父を知りませんか?」
鹿島「ん? 樫緒君じゃないか。草刈君ならたった今」
草刈『ぁぁ――――――!!』
鹿島「あそこに」
樫緒「…どうも、姉と父がお騒がせしました。それでは」
鹿島「―――樫緒くん!」
樫緒「はい? なんでしょうか?」
鹿島「晴海はあげないからね?」
樫緒「は?」
Lightnovel―――ラノベ
Oya―――親
Baka―――バカ
Union―――同盟
CAST
草刈鷲士
結城美沙
結城樫緒
鹿島昭緒
最終更新:2006年07月03日 19:13