ライトノベル学園―防衛部室
こんこん
防衛部的には何事もない平和な1日(誰かが撲殺されて生き返ったり誰かが授業中に教室で発砲したり以下略)も終わりに近づいた頃、部室のドアがノックされた。
「どうぞ~」
と、江利香がまのびした声で声をかける。ちなみに江香がまのびした声で声をかける。ちなみに江利香と達也はお茶を飲みながら世間話(つまりいちゃつき)をしていた。
「失礼します」
凛とした声とともに部室のドアが開いた。
「ん、静香か…」
達也が何でもないように言っていそいそ席を立つ。
「タツヤ…お座り」
「はい…」
実は座布団やら茶飲みやらを出そうと立ち上がっただけなのだが、江利香君にはそうは見えなかったらしい。
「自分の隣に置こうとしてる様に見えたわね」
「うっ…人に思考にツッコミ入れるなっ!」
「痴話喧嘩をしている場合ではありません。」
いつもの会話を断ち切って凛と響く、入って即スルーの宝条院静香の声。
「………」
その声に静かになる防衛部。格ゲーをやっていた桃子も今はポーズ中。
いつものことだが今日はより一層声に鋭さが増している気がする。
キンパクカンがこもっている感じだ。…江利香のバカを視る白い目はキニシナイ。
「現在、世界各国で核ミサイルが発射されようとしています」
「うっわ~ハリウッドみたい!」
静香が語ったと同時に作った緊張を即壊すカメ娘。
それに少し呆れた顔をしつつ説明を続ける。
この学園の関係者を含め、この緊急事態に全力で取り組んでいるとのことだ。
「―ということです。」
「ふむふむ…んで江利香、つまりはどういうことなんだ?」
「一文字達也…あなたは本当に高校生なのですか?我が君が知ったら失望なさいます!」
あ~はいはいお約束お約束…
五分後―部室には「バカ」とか「バカっすね~」とか「お馬鹿さんだ~」とか「ばう」とか言われたてふてくされた顔の達也がいた。
ちなみに五分間の内に江利香から説明受けたいた。一分もなかった。
「んで、それマタローの命令だろ?何で俺に言うんだ?」
ふてくされたまま言う達也。
「ここは防衛部ではないのですか?」
「うぐぅ」
「まぁそれはそれとして、我が君から伝言を預かっています」
「いらん、聞きたくない、もう帰れ」
「そう言うだろうから勝手に言うように、とも言付かっています」
「うぐぅ」
綺麗にあしらい続ける静香。
それを白い目で見る江利香。
「『ごきげんよう、我が終生のライバル一文字達也よ。
先ほど静香君が説明した事と思うが、事態は一刻を争うモノになっている。
無論、我々裏
生徒会も狂子君、かなた君が発射阻止に、蛍君が空間制御による守備チームに合流し全力を尽くしている…そんななか』」
一旦区切り
「『まさか君達防衛部が動かないはずあるまいね?』」
「んだとてめぇ!ミサイルだろうがコロニーだろうが俺たちが落とさせるはずねぇだろうが!!」
何故か静香に向かって切れる馬鹿。そして静香はそれを涼しい顔で流す
「『では、期待している。我が終生のライバルよ』だそうです」
「最後のは言うこと予測されてたっすねー、いや本当に単純っすね」
わかりきったこと呟く桃子。てか犬に言われたくねぇ。
「では私はこれで…」
かたん
むっとしてにらむ達也や睨まれてるのを全く気にせず格ゲーを再開させる桃子を無視して静香は出ていった。
彼女は彼女で仕事があるのだろう。引き留める間もなく行ってしまった。
「では、行くぞ」
これまで無言だった大三郎が重い声を出す。
「ういーす」
手早くCPUキャラを倒した桃子が立ち上がる。
「さて、じゃあ世界を救いに行くか」
既に立ち上がっていた達也が肩を回しながら達也が言う。
「防衛部しゅつど~!」
カメ娘の声とともに防衛部の忙しい日常が始まった。
CAST
達也
江利香
大三郎
カメ娘
桃子
犬神
かなた
狂子
蛍
最終更新:2006年08月05日 18:26