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残り79.0文字

最悪だ。
図書室でタバサに似た女の子の背では届かない場所に本があったので
取って上げた、ただそれだけだ、なのにルイズの奴は
「なにしてんのよ!犬ーーーー」
と顔を般若のようにして空間を爆発させた。
なのでこうして学校中を逃げ回る破目になった。
「でも、なんとかまけたか」
そう思い角を曲がるとなぜか四人の遺体があったのでそれを飛び越えると
後ろからボン!という音と共に衝撃が襲ってきた。
「不幸だー!」「こんなんばっかりー!」
等の悲鳴がしたがまあいい、問題は手前の教室から鬼女が出てきたことだ。
「ていうかなんで俺が追いかけられなきゃいけないんだよ」
「フラグ」
「ふ、ふらぎゅ?」
「ご主人様の前で節操なく駄フラグを立てる悪い犬はおしおきしなきゃねぇ?」
と夜叉のような笑みを浮かべながら呪文の詠唱を始めた。
ヤバイ!ヤラレル!と思い目を瞑ると。
「お前達何をやっているんだ?」
と科学者風の眼鏡を掛けた女がお盆の上に赤と青の液体が入ったコップを
乗せて現れた。救いの女神かと思ったが。
「見て分からない?今手癖の悪い犬に躾けをしているの」
「ふむ、私は巻き込まれたくないので存分に続けてくれ」
と思いっきり裏切られた。
そしてルイズはいきなり女の持っていた赤いジュースを取り上げた。
女があっ!と低い声をあげたがルイズは一気に飲み干した。
「ぬるい。もう一杯」
そういうと女が止める間もなく青い方も飲み干した。
『ぷはー。のどがかわいてたのよ………あれ?』
いきなりルイズの声が変になった。まさかと思い女の方を見ると
逃げ出そうとしていた。
後ろ襟を鷲掴み問い詰める。
「おい。ルイズに何を飲ませた」
「わ、私の所為じゃない。その女が勝手に飲んだんだ」
『わたしのせ…』
「説明するから。喋るな。話すな。何も言うな。いいか、お前が飲んだのは
人間を爆弾に変える液体型爆薬なんだ」
「『は?』」
「ええい、言葉を発するなと言っているだろうが。理論は…」
「理論なんかいい、効果だけ言え」
「100.0文字喋ったら爆発してこの校舎ごと消し飛ぶ。
今まで21.0文字喋ったから後残り79.0文字だ」
なんてこった。モンモンといい、探耽求究といい、目の前の女といい、
この学校には人を困らせる物を作る人間しかいないのか。
とりあえず、人間爆弾のルイズの方を見るとメモ用紙になにやら書いている。
[どうやったら元に戻るの?]
「ふむ、中和剤を飲めば元に戻る」
[どこにあるの?]
「基本的に私が作るしかない」
[さっさと作りなさい]
「無理だ」
ルイズの頭にピキ!と青筋が浮かんだがそこは我慢するところだぞルイズ。
[お金が足りないの?それとも材料?]
「ちがう、中和剤は私の偶発発明能力によって作り出される。
よって何時出来上がるか分からない。前にも紅が同じことになって
中和剤を作ったがそれはもうない。
ちなみに、液体型爆薬も同じで冷たいジュースを
作ろうとしたら勝手に出来てしまった」
[なんでもいいからさっさと取り掛からないと女王陛下に言いつけるわよ]
「わ、分かった。だから誰かに言うのだけはやめてくれ。前の原爆騒ぎが
ばれて反省文1000枚書かされたりして大変だったんだ。
とりあえず出来上がったら連絡するから」
そう言って女がくるりと元来た道を戻ろうとすると、いきなり白いものが
女の頭に当って女が倒れた、白いものを見ると野球のボールだった。どうやら
グラウンドから開いてた窓を通って女に当たったらしい。最悪だ、
女が目を覚ますまでルイズは人間爆弾のままである。しかも、その間ルイズは
呪文が唱えられない。そんなことを思い鬱になっているとふと閃いた。
「そうだルイズ、保健室の医者や魔法使いになら治せるかもしれねぇ」
そういうといきなりルイズに股間を蹴られた。股間を押さえ蹲りながら
見上げると羅刹がいた。しかもその顔はこう言っていた。
[元はといえば、あんたのせいでこんなことになったんだから、ご飯抜きだからね。
とにかく近くの保健室にいくわよ]
そして俺の襟首を掴み保健室まで引きずっていった。


CAST

・ゼロの使い魔
平賀才人
ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール

・EME RED
鉄卸納戸良子

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最終更新:2006年08月14日 13:47
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