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SOSト-ナメント序章

「ったくよォ……こンなことにこンなでかいもの置いてよォ……邪魔じゃねえか」
穏やかな午睡を楽しめるであろう快適な午後の旧校舎の廊下に、眠そうな声が響き渡る。
  白い肌はすけるように透明で、まるで彼が日光を浴びていないかのような趣さえ見せる。
  赤い双眼を眠そうに揺らしながら、一方通行は嘆息した。
「なンなンだァ、これは?」
  目の前にかかられている自分の背より高い看板を見る。

  『戦闘者求む! 我がSOS団が開催する至玉のイベント! 名づけてSOSトーナメント!』

  眼に悪い色彩でデカデカと書かれた内容に頭痛を覚えながら一方通行はこれでもかというくらい脱力する。
「アホか、こンなもの開催してなンの意味があるッってンだ?」
  ライトノベル学院――様々な特異者達が集うこの学校での戦闘大会。間違いなく死人がでるであろう。
「意味、ですか」
「うォッ!?」
  後ろからに声を感じ、一方通行ははじかれるように後ろへ向く。
「こんにちわ、最強のLevel5」
「テメェは確か――」
「小泉一樹。SOS団の団員で、副部長を勤めさせてもらってます」
  貴公子のごとき清冽な美貌を揺らしながら小泉は笑顔で一方通行に語りかける。
  大仰な芝居がかった言い方に少しムカツキを覚えるが毒気の無い笑顔に興味をそがれ、苛立ちと共に舌打ちをすることしかできなかった。
「ああ、そうかい。タノシークラブ活動を邪魔しちまッたみてェだな。邪魔者は退散するぜ」
 吐き捨てるように言い放ちながら、一方通行は興味なさそうに小泉から背を向けて歩き出す。
「いえいえ、邪魔なんてとんでもない。この学園においても最強最大の能力者であらせられる貴方がこの活動に興味を持ってくれたことに対して僕は喜びこそ抱きすれ、負の感情をさしはさむ余地はないですよ」
  相変わらずの笑顔で小泉は自然にアクセラレータの横に付く。
  そのぶしつけさに一方通行は音を能力で断絶させた。
  一瞬で全ての音が消え、煩わしさから解放される。
  まっすぐに元来た道を通ろうとして――
  止まらざるを得なかった。
『SOS団トーナメント、優勝商品、学園総力を挙げて作成するリクエストアイテム』
「ンだァ? マジかよこれ?」
  目の前に掲げられたトーナメント勧誘のチラシには信じられないような内容が書いてあった。
  思わず能力を解き、質問を返してしまう。
「ええ、もちろんですとも。我が部の部長はいろんな場所に顔が利きましてね。様々な場所から協力を取り付けることができました。
紅徒の王『耽々探求』ダンタリオン教授、
峰島由宇さん、
ミスリル、
IAI、
EME、
アレイスター校長お抱えの科学技術開発部、
さらにスポンサーには玖渚を初めとする八つの財閥を向かえ、
他にも様々な機関からの援助を約束させています」
「なッ……!?」
 ある程度は覚悟していたがここまでのメンバーがそろっているとなると改めて驚きを禁じえない。
「まさしく万能のアイテムを作れるだけの開発陣です。たとえば――
『あなたのチョーカーを治すことも』、
『あなたが殺した200人のシスターズをよみがえらせられることも』。
少しは興味を持っていただけましたか?」
「…………ちッ」
 口の端に嫌悪を浮かべながらもアクセラレータの足が止まる。
「ああ、興味を持っていただけたようですね」
「はン、端ッから逃す気なんてねえだろ? たくよォ……厄介なモン作りやがって」
たじろぐほどの殺気を伴いながら毒づく一方通行に変わらない笑顔を向けながら小泉は手を差し出す。
「さぁ、こちらへ。大会の説明をさせていただきます」

  大会はバトルトーナメントであるが、戦闘内容は籤を引き、当たりを引いたものが戦闘内容を決める。
  ルールは提案者次第。
  たとえば体感機を使った艦隊戦でも、
  何かのルール上の推理勝負でも、
  武器制限無しの肉体バトルでも、
  ロボット同士の戦闘でも良し。
  つまるところヴァーリトゥード。カオス。
  これがあればおそらく貴兄らの夢であろう『ラノベキャラ同士の戦闘や絡み』が一層やりやすくなるように思います。
  また、このトーナメントは期間は限定しません。他ネタの邪魔になりたくないからです。
  『動機』と『方法』は整えました。
  これは僕だけのネタにとどめたくありません皆さんぜひとも勝手に使ってやってください。


CAST

  • とある魔術の禁書目録
一方通行

  • 涼宮ハルヒシリーズ
小泉一樹

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最終更新:2006年08月29日 12:15
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