スルー組の逆襲

「池!」
『遅くなりました、ステイル』
「下の状況はどうだった?」
『余り目立たない先生は、ほぼ壊滅してしまった様です。
地獄絵図ですね、まるで
誰も主人公達に共闘させ、組織的に行動させようなどと考え付きませんでしたから……
何処の誰か知りませんがやるものですね』
「池隼人、率直に聞く。
魔術サイドの主人公ポジションでありながら余り目立たない……

僕はもうおしまいか?」
『否!!(ノー)
ありえません!
ラノベ界の完全スルー組に比べれば、
この程度、苦況(ピンチ)の内にも入りません。
ラビュリントスから完全スルー組が、そして上層から我々が迎撃、いや『出撃』します。
スルー組全体の総意どうり、
主役達は一匹たりともこの学園から生かして返しません。
あの小僧達、坂井、上条、全ての主役に。
スルー組の授業料がいかに高額か、
教育してやりましょう』

「あー不幸、ほんとーに不幸。本当
この学園は戦力の差が激しすぎるんだよなー」
上条当麻は迷路の中を坂井悠二、それと青髪ピアスと走り回る。
「まぁまぁ。早く皆を探さないとね」
「カミやーん早く子萌せんせーをぶるぁっ!!」
その時青髪ピアスの後ろの壁が突然弾け、破片が彼の頭に直撃し、彼は意識を失い倒れる。
(狙撃!?)
そして曲がり角に人影が見え、彼等の方に歩き出す。
「外したか……
やはりシュミレーションどうりにはいかないな。
……これは、青髪か。
大体サブキャラの癖に、

目立ちすぎなんだよッ!!」
悠二の眼前には大仰なライフルを構える見知った人物『池隼人』がいた。
「池隼人、準スルー組副長。
元御崎高校、メガネマン」
「いっ、池?!」
悠二は眼前の敵が池だという事を理解出来ずにいた。
  だが上条は気付く、彼の目が『もの凄く』据わっている事に。
――やばい!こいつはやばい!
「坂井!あぶねぇ!!」
  上条はあわてて曲がり角に悠二をひきずる。
  刹那、池は銃撃を開始した。
「なっ、なんで池が僕達を?生徒じゃないか?」
  池は淡々と。
「甘い、やはり偽善者は偽善者だな。
僕の良心に目を付けたのはいいアイデアだが、
それでは、スルー組の怨念には届かない」
弾丸は容赦無く彼等の隠れている壁を撃ち続ける。
「小便は済ませたか?
フラグ神様にお祈りは?
そこでガタガタ震えて命乞いする準備はOK?」
深い暗闇
銃身の火花と
彼のメガネだけが光っていた。

to be continued


CAST

  • 灼眼のシャナ
池速人
坂井悠二

  • とある魔術の禁書目録
ステイル=マグヌス
上条当麻
青髪ピアス
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  • 4スレ目>>29、31-32
最終更新:2007年02月18日 12:58
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