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高い金属音と共に刀が弾かれ、鳩尾に打撃が来る。
「負け、ですか…」
仰向けに倒れるレイフォン。それ以上体が動かない。周りには仲間も倒れている。
精一杯抵抗したが、それでも目の前の男、元9th-G大将軍ハジには及ばなかった。
「いやいや、なかなかどうして大したもんだったよ。ん?」
言ってハジは膝を突く。その様子に彼も限界だったことを知る。
「まあ、あれだ、うん?君はまだ思い切りが足りないね」
「思いきりですか」
できない。『天剣授受者』の自分の全力、他の武芸者と比べても規格外の力を示す、そんなことはできない。
「君は何か隠していることがあるようだね?」
自らを振り返ってか僅かにハジは苦笑する。
「だがね、かつて私を負かした少年はもっと真っ直ぐ、必死に向かってきたよ。
うん、体を張ってた…ん?それはちょっと方向性が違うかね?」
まるで教師気取りだ。だが…悪くない。そうハジは思う。
そしてまだ教えてやれることがありそうだとも。
「ちょっとその辺り見せることになりそうだがね」
足音が響く。
生徒側の援軍。その先頭に立つのは二本の概念刀を構えたハジの養女、戸田・命刻だった。

「すまんな命刻。どうにも間の悪い養父だ」
仕方なさそうに笑みを浮かべ、手にした槍を支えに立ち上がる。
「だがまあ、訓練とはいえ私にも意地がある」
槍を持ち替え、不退転の決意を持って構える。
(ダメだ。それ以上は、それ以上はいうな、養父さん)
かつて、偽りで家族でありハジをよく知る命刻は、剣を握る。、
そして、嘘をつき続けながらも信じることのため、一軍を率いていたハジは。
とても満足そうに言った。


「生きハジはさらせんよ。ん?」

瞬間、世界の全てが『停止』した。


その場の全員のツッコミを受け、元9th-G大将軍ハジ敗北。
訓練終了後のハジ家の食卓は、大黒柱がポリポリ豆をかじる
ひどく侘しいものだったとか。


CAST

  • 終わりのクロニクル
ハジ
戸田・命刻

  • 鋼殻のレギオス
レイフォン・ヴォルフシュテイン・アルセイフ@wikiへ

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最終更新:2007年12月09日 22:37
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