千の剣の舞う空に 著/岡本タクヤ イラスト/柏餅よもぎ ファミ通文庫

131 :千の剣の舞う空に:2013/06/11(火) 11:05:10.85 ID:AF7s1gpr
主人公・真一は世界最強を夢見て空手を始めたが、事故による怪我でやむなく断念。 
目標を失い自堕落な生活を送っていた彼は、格ゲーのネトゲ版の「サウザンソード」で最強を目指す事になった。 
ある日、アスナというプレーヤーと対戦。何度戦っても引き分けで終わる内に、次第に交流を深める。 
アスナは最強のプレーヤー「闇」と会う為に参加していた事情を知った真一は協力、二人はランキング上位に食い込む。すると「闇」が現れた対戦するが瞬殺される。 
その場から去ろうとした「闇」に、アスナは再戦を要求。自分達が勝利したら話を聞けという謎の要求を出し彼は受け入れる。 
話を聞くと、アスナはかつてイジメによる不登校でネトゲ廃人になりかけたが、彼女の前に現れた「闇」に「『人間』を辞めるなら仲間にしてやる」と言われた事で目を覚まして社会復帰した壮絶な過去を持つ。 
アスナは自分を救った「闇」に礼を言う為に彼を探し続け、「サウザンソード」に辿り着いたのだ。 
「闇」との再戦前日にアスナは怪我をして満足なプレイが出来ずに敗北。しかし、そこで真一は「闇」の弱点を見つける。 

132 :千の剣の舞う空に:2013/06/11(火) 11:07:36.05 ID:AF7s1gpr
「闇」はゲームを極めた事で全てのキャラの行動と攻撃の対処法を完全に把握してるが、故にイレギュラーに弱い(実際のリアル格闘技でも、上級者が中級者を完封する事が多いが、逆に初心者に負ける事がある)。 
そこで、フェイントを混ぜたり出鱈目な攻撃をする事で見事に勝利。 
アスナは「闇」に今までの礼を言うが、そこで驚きの真実を知る。 
『闇』とは「『人間』を辞めた『真のネトゲ廃人』」に与えられる称号で明日菜の話した『闇』と自分は別物だった。 
(因みに、「サウザンソード」の「闇」は何年も家から出ない所か太陽すら見てないヒッキー) 
全てを話した「闇」は別のネトゲの頂点を取る為に去る。 
全てが終わったが、真一とアスナは「最強」を決める為に決闘。 
しかし、決着直前の大規模停電により勝敗が付かずに終わる。 

133 :千の剣の舞う空に:2013/06/11(火) 11:35:20.69 ID:AF7s1gpr

 

○現実世界 
真一は誰とも接点を作らずに自堕落な毎日を送っていたが、明日菜は誰とも仲良くする明るい女性徒。真一は明日菜がアスナではないかと疑っていた。 
ある日、明日菜が不良に絡まれた所を助け、文化祭実行委員に二人が選ばれる、と接点は増えたが、何故か明日菜は真一を避けていた。 
真一がかつての空手仲間と話しているのを見た明日菜は不思議と態度を和らげる様になった。 
文化祭当日、真一達のクラスは喫茶店を開いてたが、不良達が暴れた事で明日菜は怪我をする。 
ネトゲ世界で「闇」に勝利したある日の帰り道に真一に出会った明日菜は彼が嫌いだったと話す。 
過去のイジメから他人の目を気にした彼女は、常に一人でいる真一を気に食わず、不良と真一が戦闘した時も「ボコボコにされた真一を慰めたら好感度上がるんじゃね?」と考えていたが、結果は真一の勝利。 
真一が何者か解らないまま、どんどん接点が増えていく事に恐怖していたが、彼が知り合いと話してるのを見て「自分と同じ過去に何かあった」と知り 
全てを話した明日菜は決闘を申し込む。理由はただ一つ「最強」を決めるため。 
結局、停電で今回も引き分けになったが、「また会おう」と言い残しアメリカに転校した。 

○エピローグ 
明日菜は転校し、廃人なりかけの真一は普通の学生に改善した。 
それから数ヶ月後、別のネトゲで二人は再開。 

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最終更新:2013年08月02日 08:13