銀河英雄伝説 田中芳樹 カバーイラスト・挿絵:加藤直之、鴨下幸久、道原かつみ、笠原彰、星野之宣 徳間ノベルズ、徳間文庫、徳間デュアル文庫、創元SF文庫

 

469 :銀河英雄伝説:2011/05/31(火) 12:51:04.63 ID:GoW9cbzn
銀河帝国と自由惑星同盟の戦争の話。

銀河帝国では、愛する姉アンネローゼを皇帝に奪われた没落貴族のラインハルトが
姉を取り戻すためだけに力をつけ昇進していく。
ラインハルトは腐敗した体制に不満を持ち、やがて全宇宙を征服するという野望を抱く。
若い彼の元には多くの優秀な軍人が集い、彼は皇帝崩御の後、新たな皇帝として即位する。
しかしその途中で、親友で片腕のキルヒアイスを己の過失で失ってしまい、
そのことが元でアンネローゼもラインハルトと距離を置くようになってしまう。
大切な二人を失ったことはラインハルトに大きな影響を与える。

一方、自由惑星同盟では、軍隊嫌いながらも軍人となってしまったヤン・ウェンリーがいた。
ヤンは本人の意思とは裏腹に軍事的才能に溢れており、「魔術師ヤン」と呼ばれるまでになり、
政治とか戦争への不満をごちゃごちゃと抱えながらも数々の武勲を重ねていく。

ラインハルトとヤンの戦いが物語のメインだが登場人物がたくさんいてサブストーリーもたくさんあって
銀河の歴史がまた1ページ開かれたりしていく。

ヤンは物語後半でラインハルトとの講和への会談に向かう途中、テロリストの襲撃により死亡。
ヤンの被保護者であったユリアンが、彼の後を継ぐことになる。
色々ありながらもユリアンは最終的にラインハルトとの直談判に成功し、
ヤンから教えを受けた帝国と民主主義の共存の道をラインハルトへと提案する。
問題は山積みだがとりあえずの和平の道は開かれる。
しかしラインハルトは既にその時謎の奇病(後に「皇帝病」と呼ばれる)にかかっており、
長くはない命だった。
ラインハルトはわずか在位二年で崩御し、皇妃ヒルダに全てを託す。

ユリアンたちは民主主義の道を選び、これからも戦いは続くけど
ひとまずの伝説は終わり、歴史は始まるのだ、
って感じでEND

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最終更新:2011年10月30日 19:24