クレヨン王国水色の魔界 福永令三 三木由記子 青い鳥文庫

 

434 :クレヨン王国水色の魔界:2011/04/23(土) 23:29:34.48 ID:ghsv59kW
読んだのが小学生のころなのでうろ覚えだが

主人公は小学生の男の子
運動会の日にいろいろ失敗して逃げるように乗り込んだ電車は
秘境ツアーという不思議なツアー電車だった
1円玉のつかみ取り大会が行われ躍起になる参加者の大人たち
やがて電車は不思議な世界にたどり着き、そこに閉じ込められる一行
大人たちは利己的に1円玉の所持に必死になり
やがてその世界に生えているサボテンの強力なノリのような効果を使って
体に1円玉を張り付けるようになる(その世界はうす暗いのでそれで明るくなって便利でもある)
その世界はクレヨン王国でも最も恐ろしいと言われる水色の魔界という場所であり
人間に無残に殺された魚の霊が人間たちに復讐しようとしているのだった
クレヨンたちは男の子を助けるための護符をもらい、男の子の救出に向かう

435 :クレヨン王国水色の魔界:2011/04/23(土) 23:31:46.73 ID:ghsv59kW
魚たちが家族や恋人、仲間たちをどれだけに無残に殺されたかを語りながら、粛清が始まる
無数の魚が降り注ぎその魚が体についた一円玉にあたると魚は一円玉にかわり体にはりつく
それが繰り返され体に1円玉をつけたおとなたちは無数の銀色の鱗をまとった魚になっていく
体に1円玉をつけていなかったため魚にならなかった男の子のもとにクレヨンが到着し、護符を渡す
しかし男の子はそれを魚に差し出すのだった
その優しさにふれた魚たちはすべてを許し男の子と皆は現実世界に戻ってくることができた
電車に落雷が起きておとなたちはけがをしたということになってたような…

クレヨン王国の12か月がすごくよかったんで次にこれを買ったら
魚たちの過去がものすごい悲しい鬱な話で小学生の自分はかなり衝撃を受けた覚えがあるわ

 

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最終更新:2011年10月30日 19:26