嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 著者/入間人間 イラスト/左

 

※4・5巻分のみ

 

495 :嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん4:2011/06/26(日) 12:43:25.01 ID:WaMB0pIg
前巻での腹違いの妹の襲撃から逃れたみーくん(枝瀬あい)と御園マユは同棲をつづけていた。
ところが3月31日、幼児向け番組に感化されたマユがみーくんの絵を描き始めたところ、
過去のみーくん(初代、菅原道真)の記憶と現在のみーくん(二代目、つまり枝瀬あい)の現状の齟齬に気づき、
自らの存在の中心であるみーくんの存在が揺らいだために自我を手放してしまう。
みーくんで無くなってしまった枝瀬あいは、衰弱するマユの世話を元担当医である坂下恋日に任せ、
単身マユを元に戻す手がかりを探す。
その<元に戻す>の意味がマユを普通の人間御園マユに"治す"のではなく、
みーくんである自分を必要とする壊れたまーちゃんに"直す"ことであることに気づいた枝瀬あいは、
自分の思い上がりに笑いが止まらなくなった。

手がかりを求め、マユと菅原の実家に赴くもののうまくいかず、
しかたなく自分の実家へと向かう道中、部活の部長である伏見柚々と出会う。
家族旅行なのに昼寝してたら置いてかれたと言う伏見は枝瀬の実家が既に人手に渡っていると伝え、同行することになる。

元実家は洋館風に改装され、窓と言う窓に鉄格子がはめられ閉鎖的な雰囲気が漂っていた。
屋敷の主の妻大江景子は過去の誘拐事件に興味をもっており、その中心人物である枝瀬の来客に浮き立つ。
景子によれば事件当時の私物は全て保存してあり、自由に見て良いという。
交換条件として夕食をともにしてくれと頼むので根無し草の二人はしたがうことにした。

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最終更新:2011年11月20日 21:43