スレイヤーズ12 覇軍の策動 著者・神坂一 イラスト/あらいずみるい 富士見ファンタジア文庫

 

55 :スレイヤーズ・覇軍の策動:2010/11/14(日) 00:44:54 ID:1YFMpWE8
クリムゾン反乱の主犯は覇王将軍の魔剣・・・
そんな実在すら怪しいと思われている伝説級の魔族を持ち出した報告書は、当然信じられるはずもなく
ひとしきり皮肉を言われた後に、覇王将軍の魔剣よりは楽な相手だよと
ディルス王国のデーモン大量発生事件と、それを蹴散らす白い巨人の調査を押し付けられる。
そうしてディルス王国に向かう途中、魔族による殺人事件を目撃し、またも魔族がらみの事件に巻き込まれる事に。
しかし、その途中で同じくディルス王国に向かうルークとミリーナに再会する。
リナ達と同じ依頼に加え騎士の護衛という、それトレジャーハンターのやる事じゃないだろ的な仕事に突っ込むリナだが
ルークだって本来ならこんな依頼は断ると言う。
それでも受けたのは、ディルス王国で最近王を誑かしたと噂の将軍の名が「シェーラ」だったからだ。

ディルス王国の首都、ガイリアシティに向かう中、再び魔族達に襲われたリナ達は、これはかの将軍が
覇王将軍に間違いないと確信する。
しかし、ガイリアシティに辿り着いた一行は門番に、アルス将軍の命により騎士ジェイドは出入り禁止、グランシス家はお家お取り潰しだと
追い返されてしまう。
失意のジェイドに対し、こうなったら別に無理してシェーラと戦わなくてもいいなねーの?というルークだが
仲間全員からルーク空気嫁という視線に晒されるルーク。
ジェイドは、それでも自分は国を愛しているからと依頼の更新を申し出る。
そうなったらと、互いの武器やスキルの確認を始めるリナ達。
それを聞いていたジェイドは、まるでこれから先戦う相手が全部魔族であるかのような会話に若干引き気味。
それを見たルークは、シェーラの正体が恐らく高位魔族であるだろう事を明かすのだった。

56 :スレイヤーズ・覇軍の策動:2010/11/14(日) 00:58:44 ID:1YFMpWE8
門番その1・マイアス君の手引きで城に侵入したリナ達だが
あっさりと敵の魔族に見つかってしまう。
しかし、忍び込んだのが貴賓室であった事を利用し、自分達は極秘でついて来た他国の護衛だと偽り
魔族を曲者呼ばわりし、あえて騒ぎを大きくしていく。
城が魔族に支配されつつある事を知らない一般兵は、当然人間のリナではなく魔族を狙う。
曲者はどこだと現れたアルス将軍に、曲者はここですよとジェイドが襲いかかる。
ジェイドに降されたアルス将軍は、まるで王を操るように何時の間にか強大な権力を手にしたシェーラを見て
今では登用した事を後悔していると吐露し、シェーラを倒すようにリナ達に頼む。

アルスに案内された王の部屋で、ドゥールゴーファを持つシェーラと対峙するリナ達。
前回と違い、どこか追い詰められた雰囲気のシェーラは、リナの軽口にも乗らずに戦いを始める。
室内故に強力な魔法を乱発できずに苦戦するリナ達だが、ルークがドゥールゴーファを奪い
それを使ってシェーラを倒す。
ドゥールゴーファに乗っ取られたらどうするつもりだったんだと色めきだつ一行だが
大丈夫だったんだし、いいじゃないかと適当に流すルーク。
とにかくこれで覇王将軍は倒れ、一連のデーモン大量発生事件も無事解決された。

・・・と思われたが、翌日再びデーモンが発生し、白い巨人に蹴散らされる
急ぎ駆ければ、そこに居たのはドラゴンズピークで世話になった黄金竜の長、ミルガズィアと
エルフの少女だった。

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最終更新:2011年11月20日 22:46