マリア様がみてる 著者/今野緒雪 イラスト/ひびき玲音 コバルト文庫
- 201 :イラストに騙された名無しさん:2010/12/05(日) 22:48:36 ID:7StWK96X
- 仕方ねーなー、みーまー
じゃあ真面目に書いてやろう
伝統あるカトリック系の女子高、古くは、華族や皇族のお姫様も通ったという
リリアン女学園
その一年生である福沢ユミは、ある日、マリア像の前で声を掛けられる、それは
入学式の時から憧れていた大企業小笠原グループのお姫様・この学園の生徒会長の
妹ロサキネンシスアンブゥトゥンである小笠原祥子(さちこ)であった
「タイが曲がっていてよ」
そういうと、お姫様は、制服のタイをなおしてくれる
だが、それは同級生のカメ子ちゃんこと、武島蔦子に撮影されていたのだ
文化祭の写真展示にその写真の展示の許可を得る為にユミの協力を得た蔦子は
ふたりで、生徒会室であるバラの館に向かう、そして、その二階の扉を開けようと
した時、中から小笠原祥子が出てきて、ユミとぶつかる
祥子は、「妹(スール)」も持たない者に発言権はないと姉に言われ、「じゃあ
すぐつれてきますわ」と勢いで飛び出したところだった
この学園には姉妹(スール)制度があった、スール制度とは一対一の関係であり、
気に入った上級生が下級生を選び、下級生が上級生の言いつけを守るかわりに、
上級生が教師にかわって細かい生活指導をするという制度だった
ゆえにリリアンには細かい校則は存在しない
いきなり生徒会室の中に祥子によって連れ込まれたユミは
「この子ですわ、私のスールは」
と強引にスールとして紹介されてしまう、中には生徒会長であるバラ様たちがいた
(この学校では三人の薔薇様が互いに支えあう事で生徒会長をしている。薔薇様
たちには序列はない)
しかし、スールにするロザリオ授受の儀式を執り行おうとした時、ユミはそれを
拒否するのだった
ユミは祥子のファンであるが、だしにされるのがいやだったのだ
とりあえず、ここまでで書き込み
- 202 :イラストに騙された名無しさん:2010/12/05(日) 22:58:22 ID:7StWK96X
- リリアンの山百合会(生徒会)では毎年恒例で、文化祭で姉妹校とも言える
仏教系の男子校から生徒を招き、リリアンの生徒に出し物を披露することに
なっていた
今年は、男子校の生徒会長を招き、王子役にし、シンデレラを上演する事に
なっていた
だが、男嫌いの祥子は、シンデレラ役であるにも関わらず、それを渋っていた
のだ
それでスールをつくるつくらない騒動になったのだが
「では、賭けをしよう」と薔薇様のひとりが言った
「お前が、文化祭当日までに、ユミさんをスールに出来たら、シンデレラ役を
降りる事を許可しよう」
面白い事が大好きな白薔薇様(ロサギガンディア)の提案に、他のふたりの薔薇
様も同意する
文化祭までにスールに出来るか出来ないか、ユミと祥子の勝負が始まった
無論、祥子が役を無事おりたら、誰かが代わりをせねばならない、それは妹の
役目だというので、妹になる可能性のあるユミも稽古に強制参加させられる
祥子は連弾をしたり、様々な事柄を通して、ユミの心を溶かしていくが
稽古の時に、生徒会長である柏木優が来た時の騒動で、「逃げない」シンデレラ
役をやる事を決意するのだった
柏木優は、祥子の従兄弟で婚約者だというのだ、だがホモである彼は彼女の心を
弄んだ(ように祥子には思えた、実は違うのだが、一巻の時点では判らない)
- 203 :イラストに騙された名無しさん:2010/12/05(日) 23:00:46 ID:7StWK96X
- 平凡な一年生であるユミが、学園のスターである薔薇様たちの演劇の稽古に、
入れるのかリリアンの生徒たちは不審に思い、中には平凡であるにも関わらず
薔薇様に近づくユミに不快な思いを抱く生徒も出てくるのだった
ユミはある意味、針のムシロ状態を経験する(大体の生徒は気がよいのだが)
ついに文化祭当日が来た、大過なく演劇は終わる
最後の行事であるキャンプファイヤーのとき、「もう薔薇様にかかわる事もない」
と寂しさを感じていたユミの前に祥子が現れ、「今度は正式なものよ」とロザリオを
渡す
自分をしっかりと好きになってくれた祥子のその誘いにユミは応じるのだった
こうして平凡は生徒だった福沢ユミは、学園のスターである山百合会の一員と
なったのだった
ここまでが一巻
- 204 :イラストに騙された名無しさん:2010/12/05(日) 23:16:59 ID:7StWK96X
- で、この話のキモは、言うまでもなくスール制度と、薔薇様たちと、そのスール
たち
一巻の時点では、三薔薇様 祥子の姉の水野容子(完璧超人、美人で面倒見が
よくて成績もトップクラス)赤薔薇様と、黄色薔薇様の名前忘れた(頭がよく
苦労なくなんでもこなすが、それが面白くなくぼーっとしている)と、白薔薇
様の佐藤聖(ふざけた性格、面白い事が大好き、ガチレズ)
それぞれ、赤薔薇様(ロサキネンシス)、黄薔薇様(ロサフェティダ)、白薔薇様
(ロサギガンティア)と呼ばれている
その妹の小笠原祥子(ロサキネンシス アン ブゥトゥン)となんとか令(
ロサフェティダ アン ブゥトゥン)と、白薔薇様の妹(ロサギガンティア アン
ブゥトゥン)の藤堂志摩子(一年生、不思議ちゃん)とがいて
更に、それらの妹として、令の妹島津由乃(ロサフェティダ アン ブゥトゥン
プティスール)がいる
つまり、白薔薇だけ、一学年ぽっかりあいているわけだ
そして、赤薔薇の妹である祥子はユミをこの話で妹にするわけである
そのキャラクターたちが結構面白い(一巻時点では必ずしもキャラクター性は
余り描かれないが)
もっとも面白いのは白薔薇様と、島津由乃である
どっちもふざけたキャラクターである(由乃は馬鹿で勝気で突っ走る性格)
藤堂志摩子は、今で言うモエキャラで、美少女で不思議な魅力のある少女
- 205 :イラストに騙された名無しさん:2010/12/06(月) 00:43:40 ID:IDKZ9yvJ
- 突込みは無粋なんだが、その制度はあるい意味一部の生徒だけのものだよな?どう考えても余る奴でてくるだろw
- 206 :イラストに騙された名無しさん:2010/12/06(月) 00:53:31 ID:PMCQXqsi
- >>205
別に強制ではない
姉や妹を持たない生徒も当然いる
最終更新:2011年11月22日 22:32