魔術士オーフェンはぐれ旅 我が運命導け魔剣 著者/秋田禎信 イラスト/草河遊也 富士見ファンタジア文庫、TOブックス

 

36 :魔術師オーフェンはぐれ旅13巻「我が運命導け魔剣」:2010/11/11(木) 01:50:13 ID:TrQmsCvR
特に理由も無く、道の流れで大陸東部へと足を延ばしたオーフェンたちは
これまた特に特徴の無い町、ナッシュウォーターに滞在していた。
やはり特に理由も無く散歩をしていたクリーオウは、暴行の現場を目撃し、それを止めようとするが
秘剣・猿人殺法を使う、名乗るほどのライアン=スプーン・剣術競技者ではない男が現れ
あっさりとボコボコにされ、サイフを渡して許しを請うてしまう。
彼によると、現在この街では、元々は夫婦だったロッテーシャという女性の剣術道場とエドという男の道場が
魔剣フリークダイヤモンドの後継権を巡って激しい争いをしているらしい。

邪悪なエドを放っておく訳にはいかないと激しく燃えるクリーオウだが、オーフェンとマジクはどうでもよさげ。
でも特にやる事も無いので様子をみるくらい良いかなぁとロッテーシャの道場に行くと
そこにはライアンの師匠を名乗る地人兄弟が。

問題を解決する気が無さげなロッテーシャ、そもそものやる気が無いオーフェン、相変わらず意味不明な地人兄弟
公園で絶望した風の謎の男。
全体的に厭世的な雰囲気で物語が進む中、公園で少年剣士に襲われたオーフェンは
エドの手先かと見当を付けて、エドの道場に殴りこむ。
あらかた片付けた所で、突如少年はレッドドラゴン=バーサーカーとしての正体を現す。
ヘルパートと名乗るレッドドラゴンは、血肉を媒介に変幻自在に体を操る獣化魔術を持ってオーフェンに襲い掛かる。

一方その頃、エドは争いに決着を着けるべくロッテーシャの道場に決闘を挑みに行っていた。
戦いの景品となる魔剣をクリーオウとライアンに取りに行かせるロッテーシャ。
何故こんな剣一本で殺し合いまでするのかと言うクリーオウに、僕達はそんな玩具みたいな魔剣でも必要なほど追い詰められているんだ。
だから、その魔剣を渡して・・・いや、返してくれないかと迫るライアン。
エドのスパイだったのかと問い詰めるクリーオウだが、ライアンはむしろエドとは対立している。
各地に散らばった天人遺産を回収するために派遣された聖域外聖域戦力(ドッペルイクス)だと告げる
本来ならエドは相棒(ヘルパート)が始末する算段だったが、すれ違いになってしまったためにライアンは手荒な手段をとらざるを得なくなってしまった。


38 :イラストに騙された名無しさん:2010/11/11(木) 02:04:33 ID:TrQmsCvR
クリーオウはレキと共にフリークダイヤモンドを守ろうとするが
ディープドラゴンであるレキもまたドッペルイクスであり
聖域のために戦うライアンの同士だという。
しかし、レキはライアンに従おうとせず、魔獣呪いにより失ったはずの音-遠吠えをする

何時までも剣を持ってこない二人に痺れを切らしたエドとロッテーシャは決闘を始めるが
エドの圧勝に終わり、ロッテーシャは重症を負ってしまった。
オーフェンとヘルパートの戦いは膠着状態となり、特にオーフェンと戦う理由も無いヘルパートはあっさりと退いてしまう。

ライアンは全身から木の枝を伸ばし、強力な事故再生を持つ緑宝石の鎧「スネークグリーン」を操り
レキに襲いかかる。
ディープドラゴンといえ子供ならばどうにかなるだろうと思ったライアンだが、レキの圧倒的な力に瞬殺されてしまう。
戦いに巻き込まれたクリーオウは、こんな魔剣持って行けばいい、あんた達以外の全員が、あんた達全員を馬鹿だと思うまで
好きなだけ勝手に奪いあってればいいとフリークダイアモンドを手放すクリーオウ。
スネークグリーンの効果で復活したライアンは、それを手にして街から去る。

ロッテーシャの病室で、打倒エド、打倒ライアンに燃えるクリーオウ。
オーフェンは結局自分は蚊帳の外で、エドの顔すら知らないしとやはり興味なさげ
しかし、なんとなくエドの写真を見た時には、その表情は一変した。
そこに写っていたのは、チャイルドマン教室最後の一人にして、最強の魔術師
迷惑来訪者(ナイトノッカー)コルゴンだった。

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最終更新:2011年11月22日 23:06