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―――女の話をしよう。



美しい花のようだと、口々に女は歌われた。



愛でられることで美を覚える。愛することで美を磨く。


土から滋養を吸い取り、花/女は美しく成長する。


花は際限なく求める。知性を。秘密を。真実を。


望むままに欲するままに、枝葉を伸ばし貪り食らう。


……気付けば残るのは女ひとり。


仕方がないので、女は自分を食べ/愛し始めた。




× ×  × × 




ただ、不快な感触だった。

この世に生を受けてからずっと自分が覚えているものがある。
何かが体にへばりついている気持ち悪さ。目が痛い。耳鳴りがする。舌が痺れる。鼻が焼ける。
それによって命を繋ぐ機会もあったが不都合の方がやはり多い。
過敏な感覚が引き起こす副作用。外界をより強く見通し知るがために生じた意識と体のズレ。
成長し身体の能力が増大するにつれ、その不快も日に日に増すばかり。
有する五感はいずれも訴えている。世界の内にいるにも関わらず適合し切れていない、己の存在の異常さを。


今感じているのはそれらとは相反するもの。
蛇のように滑り込み、口腔をのたうち回りねぶる舌。
こちらの舌先をつつき、全体に巻きついた状態のまま前後にしごき上げてくる。
二人分に増え嚥下し切れない唾液が唇からこぼれて、脱がされた素肌に垂れて艶めかしく輝く。

乳房の上を這い、時折先端を摘んで弄ぶ指。秘所をまさぐるもう片方の指は財宝を集める竜の貪欲さで洞穴をかき回す。
覆いかぶさってくる柔らかく質量のある肉、鼻孔に香る臭い、耳朶に届く喘ぎ声。
発達した感覚はそれらを麻薬を服用したかのようにより過剰に脳に伝える。
地獄の如き楽園。そんな矛盾に満ちた言葉が相応しい圧倒的な快楽。

それでも意識は不快だった。
目の前ににる女を唾棄した目で見上げ、瞳に反射して映る自分の顔が唾棄した目で見下ろしている。
自分を犯す女、女に犯される自分、その全てを嫌悪する。
生理的な絶頂をよそに、女の精神は漣ほどの昂ぶりを覚えていなかった。



「……悲しいです」

塞いだ唇から下を抜き女が喋る。
互いの口を繋いで糸を引いた唾液が、女が体を持ち上げたところでぷつりと切れた。

「そんな顔で見つめられると私(わたくし)、とても悲しいです。
 体はこんなにも反応しているのに、あなたの心は些かもほぐれていないだなんて。まるで太陽に照らされても解けない氷山のよう」

顔を伏せて女は心底残念そうに呟く。
白頭巾で髪を覆い被せた表情は清楚な天女そのものだ。
唾液に濡れた唇、上気して赤くなった頬であってもその印象は陰らない。ただそこに淫靡さが付け加えられるだけだ。

「なんという事でしょう。老若男女とそれなりに肌を重ねてはいますが、こんなにも感じてくれないなんて初めてです。
 ライダー?その、私、下手でしたでしょうか?」

騎乗兵(ライダー)、という名を聞いたことで本来の役割を思い出したからだろう。
冷めていた頭が廻り出す。自分の名前。ウタウタイの姉妹の次女。ワン。それがこの忌まわしい体。

サーヴァントである今までの我が身を省みて今更ながら吐き気がした。
衣服を正し、ベッドの上で覆いかぶさっているマスターを押し退ける。

「好き嫌い以前の問題だ。そもそもなぜ私を押し倒してるところから咎めたいところだ」
「それは簡単です。マスターとしてサーヴァントの欲求は出来得る限り叶えてあげたいと思いまして、こうしてお相手しただけの事。
 この殺生院キアラ、求めるところには手を差し伸べることを日々旨としております故」
「では言っておこう。妄想、勘違い甚だしい。不愉快極まりない。次は断固拒否するから覚えておけ。拳では済まんぞ」
「勘違い?本当に?」

乱れたままの姿で尼僧は微笑む。
その欲得にまみれているにも関わらず、底を見通せるほど澄み渡らせた目で。
名を、殺生院キアラといった。

東方における神官らしき職でありながら、この女の肢体は不道徳の塊だ。黒衣から突き出るかのような隆起を見れば情婦のそれとも区別がつかない。
ほんの少し、社会の規範を外れているのに過ぎない集団が理性を蕩かされて野獣と化すのは、
単なる容姿ではない、生物としての本能を刺激する体質なのだと察したのは最近のことだ。
その頭巾の下には角でも生えてるのではないかと邪推したのも一度や二度ではない。

「サーヴァントとして召喚された以上貴様の従僕であるのは異存ない……が単なる慰み物にされるつもりは毛頭ない。
 この程度でしか満足できないのであれば、私が消えてでもここで切って捨てるぞ」
「あら、私の望みはもう伝えた筈。それにはあなたも既に承服した筈では?」
「……」

しかしそれでも、キアラからは清らかさが一時も抜けないのだ。それが何よりもおぞましくもある。
多くの人間を救った後、その救った者達に裏切られてもやわらかに受け止める。
その達観は、数知れぬ地獄を味わなければ決して至れない領域。ワンとてそんな人物に出会った事はない。
地上で最後の聖人、と呼ばれるのも納得に足る徳は確かに積んでいる。

恥知らずな私欲と自覚しながら、遍く煩悩を拾い上げ人々を救う。それが女の願いだという。
発達し過ぎた五感もあって嘘には敏感だ。声色から視線まで一挙手一投足からその人物の本性を否応なく曝け出してしまう。
人の醜さを見せつけられる、という部分では自分達は一致しているのかもしれない。
そしてキアラの言葉に偽りはなく、根幹の信念にも一切の揺らぎが見られない。
生前手ずから討伐した暴君、己の利権に縋る名目に神を使った宗教家とは格が違う。
固い願望のもと聖杯を求める。その一点のみにおいては信用できるとして、サーヴァントとして恭順するのをよしとしているのだから。

「ならこれ以上失望させるな。遊んでないでマスターとサーヴァントの一組でも見つけたらどうだ。
 そこまですれば後は私の仕事だ。この翼と刃で貴様を勝利に進ませてやる」
「もうライダー、そんなに血気にはやってはいけません。
 他のマスターと出会っても即戦いは致しません。まずは歩み寄り、お互いに話を咲かすと言ったでしょう」
「そんな温い連中がいるとは思えんがな、貴様のような女の入場を許す場所に」

妄言と切り捨てられればどんなに幸運か。五感から来る苦痛ではなく心象的な頭痛がする。
霊子構成を解き肉体を消失させ部屋を出る。外は音に溢れているがここにいるよりはまだましに思える。
それに心の中だけで吐露すれば、今あの女の前にいたくはなかった。
情事の最中。目の前で喘ぐ女の双眼で覗き込む顔を見ると、動じなかった心が何故だかざわついたからだ。



「同性、近親の交わりは許されざる事、裁かれる事。ええ、その通りです。
 けれど、貴女に罪はありません。だって―――」



妊婦のように妖しく笑う女の顔に、ワンは気づく事がなかった。




× ×  × ×




東京という街は常に騒がしい。
昼も夜も活気に溢れ、光が途絶える時間が全くと言っていいほどない。
現界して初めて見た時、彼らは全員熱病にでも浮かされてるのかと疑問が浮かんだのを憶えている。
夜を知らない街。熱が冷えない魔女の鍋。繁華街は宝石の山と見まがうネオン光で満たされている。
街は一個の心臓のように、意思を持たない生き物を生かす為の部品(パーツ)となって休まることなく動き続ける。

ビルの屋上でそれを一瞥するライダーのサーヴァント、ワンの瞳は冷ややかだ。
白の衣装に、肩口に届かないだけの金紗の髪。一目で異国の者と分かる、愛らしさより凛々しさを際立たせる顔立ち。
理性で砥がれた表情は口元を結び、不愉快なものを見る目で眉を顰めている。
街の賑わいは戦勝の凱旋を祝している賑わいに劣らない。この喧騒を毎日飽きず繰り返すのを見聞きするのは苦痛で仕方がない。
霊体化していれば諸々の問題から解放されるが気休めに過ぎない。
もっと静かな、分厚い本を溜め込んだ書庫。図書館のような語らないのない場所が望ましいというのが本音のところだ。私心で行く事はないだろうが。

立ち並ぶ鉄骨のビルディングの大樹。色褪せた白亜のコンクリートの地面。
ここは生前の居城、教会都市を思わせる街並みだ。いや思わせるどころではない。そのものと言っていい。
まだ電気や水道、機械技術も発達していないあの時代にあって、十世紀は隔てた技術水準の遺跡があるのだ。ワンの関心につくのも当然といえた。
ある時期の大地震を契機に突如として出現したと記録されている都市。元からあるものが丸ごと転移したとしか思えない時代の解離。
あるいは聖杯戦争の舞台は、自分の時代との繋がりを見つけられるのではないかと、期待と懸念を寄せていたのだ。

(ガブリエラ)

返答はない。
人ではない竜種。野太い女口調で口は悪いけど、いつも自分を気遣ってくれた、たった一人の友達の声は返ってこない。
その名前の持ち主は、もういないのだから。

(……ガブリエル)

それが、自分が貶めた彼の今の名。
地の底から響いていくような、唸る声が聞こえる。そんな些細な反応でも応えてくれたことが、少し嬉しい。

わかっている事だ。地上に現界しサーヴァントとしての己の規格(クラス)を把握した時から、既に。
二重召喚(ダブルクラス)という希少特性。
全盛とされる召喚時期のせいか、騎兵(ライダー)だけでなく狂戦士(バーサーカー)の属性まで得てしまっている影響なのか。
宝具の竜は理性を欠いた、狂化による増幅を受けた姿で顕れている。
ライダー単独で召喚されていればそうはならなかったのだろうか……。益体のない思いを巡らせてしまう。


サーヴァントとは歴史の中で死した者の再現に過ぎない。
全ては過去だ。終わった遠い記憶の残滓を巡らせてなんになろう。
見るべきは未来。果たすべきは目的の完遂。そのために戦いに勝利し聖杯を手に入れる。そしてウタウタイを消滅させ世界の災厄を取り除く。

ワンが聖杯に望むのは消滅だ。
自身の消滅。四人の妹と一人の姉。ウタウタイと讃えられし戦姫。そこに巣くう「花」諸共存在を一掃する。
世界を滅ぼす苗床として生まれた自分達は生まれた事すら許されない。たとえ現世と切り離された英霊の座にあっても。
その為の千載一遇の機会。マスターは性格にかなり問題のある人物だが腕前は本物だ。そして何より聖杯を得る意思を有している。
集まった英霊達を殺し血に濡れた手で杯を掴む事に忌避はない。元より血溜まりから生まれた死体。後悔を抱く事もあり得ない。
しかし―――。


しかし脳裏に映るのは相反する、どれも懐かしき日々の名残。
妹達と共に圧制を強いる領主を討伐する行程。全てを制圧してのち国の平定と統治の割り振りに追われる毎日。
密かに創り出した弟と、仇敵の打倒のため重ねる修練。
それらの合間に栞のように挟み込まれる、心を許せる竜との安らぎ。

充実した日々だったのだろう、と思う。あの頃は自分も含めた姉妹全員が心身共に若く、理想と使命に燃えていた。
物心つくより前に与えられていた力を、天が遣わしたこの苦難の時代を打ち払う正義の剣なのだと信じて疑わなかった。
今にして思えば愚劣すぎるにもほどがあった。唯一真実を知っていたゼロは滑稽な道化芝居でも見ていた気分だったろう。

あれは正義の戦いなどではなかった。悪なる者を更なる悪が蹂躙し支配するおぞましい負の連鎖だった。
世界を滅ぼす者が、民を虐げる者を打ち倒すのだ。これが悲劇と、喜劇と言われずしてなんと言うのか。

妹達を憎んでいたわけではない。
だが死ななければならないと確信しゼロの左腕を奪った時のように一致団結をせず、ゼロに各個狩らせる形で実質見殺しにしたのは、
情ある姉であるとは言えないだろう。



サーヴァントとは死者の記憶。果たせなかった未練の為に仮初の生を取り戻す。
郷愁に意味はないと分かっていても我執は切り離せない。
願いという明確な形ではなく。朧のように重さのない安い想像。
姉妹で殺し合い生き残った方も消えなければならない、破滅的に詰んでいた関係。
解消する術は無かったのか。創り出す方法はあるのではないか。奇跡を前にして考える。
そんな意味の無い、安っぽくて、恥知らずな、夢のような未来を。


(姉さん)

"弟"の呼び声に埋没していた自我が浮上する。
外が煩い分、意識を強めにして思考していたのが悪かったようだ。

(……どうした。弟(キミ)はあまり出てきてはいけないと分かってるだろう)
(ごめん。でも、僕はいつ出るのか聞いておきたくて)

いま交わされる念話は、サーヴァントとマスターの間でされるそれとは別のものだ。
宝具として在るワンの”弟”。友の竜以外には姉妹にすら存在を秘匿してきた逸話は彼に規格外級の気配遮断能力を与えた。
その特性を見れば存在の遮断といえようか。たとえワンのマスターでもこの存在を感知することは不可能に等しい。
魔力を悟られてはいけない性質上力はかなり落とされてるが、その役目を果たすには十分なものだ。

(弟の役割はゼロがいなくとも変わりない。最後の切り札。私が死ぬ寸前、もしくは死んだ後のための保険だ。特に、あの女へのな)

ワンはキアラに気を許してるわけではない。未だ見えない敵よりも遥かに油断ならないとすら警戒している。
こちらの心の深奥へ手を突き入れてくるような女の得体の知れなさに悪寒を感じる時がある。
いざという時、こちらを切る可能性もあるかもしれない。その為にも弟の存在は隠し続けるべきなのだ。

(分かってる。けど……あいつ、姉さんに触れた)
(うん?)

弟が同じく不満なのはわかる。
しかし自分が抱いているものとは、何かピントがずれている気がした。

(だから。姉さんの相手なら、僕が……)
(それで弟を実体化させては本末転倒だろう。いいから大人しくしていろ。
 念を押しておくぞ、本当に必要な局面以外で弟は出てきてはいけない。分かったな?)
(うん、分かったよ姉さん)

肉欲の類は実体あってこそ。霊体化していれば衝動も治まる筈だ。最悪木の棒でも使って済ませばいい。
近親での交わりなど本来許される筈もない。必要性がないのなら、する意味もないのだから。
胸の疼きを解く為、ワンの姿はを街の一角から消え去った。








× ×  × ×




―――では、その女の話をしよう。


淫らに現実を侵す、おぞましい愛の話を。







【クラス】
ライダー

【真名】
ワン@ドラッグオンドラグーン3

【パラメーター】
筋力C 耐久C 敏捷B 魔力B+ 幸運C 宝具A++

【属性】
秩序・善

【クラススキル】
騎乗:A++
 騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。
 例外的に竜種への騎乗可能なライダーである。

対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

狂化:E
 通常時は狂化の恩恵を受けない。
 その代わり、正常な思考力を保つ。
 宝具の成長に従ってランクは段階的に上昇していき、やがて……。

【保有スキル】
二重召喚:B
 ライダーとバーサーカー、両方のクラス別スキルを獲得して現界する。
 極一部のサーヴァントのみが持つ希少特性。

呪歌:A
 ウタのチカラによって魔力を操り力を得る。
 他者の強化や魅了の効果もあるがライダーは使いたがらない。

感覚異常:A
 異常発達した五感により、「千里眼」「気配感知」等知覚系スキルの効果を複数発揮できる。
 しかし日常に支障をきたすほどに発達してるため時にバッドステータスを伴うこともある。

蔵知の司書:C
 教会都市にある書庫の書物を読み漁った際に取得したスキル。
 LUC判定に成功すると、過去に知覚した知識、情報を、
 たとえ認識していなかった場合でも明確に記憶に再現できる。

【宝具】
『歌唱詩(クロイハナ)』
ランク:B 種別:対人(自身)宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
 ウタウタイ達に寄生する花。
 宿主の正気を蝕み狂気を促す、その過程と果てに破壊を振り撒く謎の植物。
 魔力の吸収、因果律の変動により狂気は成長し、狂化スキルのランクを段階的に上昇させる。
 また戦闘中血が最高潮に昂ぶり切った時、魔力を爆発させ瞬間的だがAランクにまで上昇する。
 特筆すべきはリ・プログラムと呼ばれる機能。
 致命傷でない限りは再生し、時には死体のまま復活するほど尋常でない再生力を誇る。
 元々ワン達五人の姉妹は一人の宿主が自害しようとした際に、花が自己保存のため株分けした分身である。
 この宝具の正体を知る今のワンは、自身の精神力と魔力を与えないことで花の成長を抑え込んでいる。
 自我が崩壊するにまで浸食が達すれば、周囲から魔力を奪い続けてでも永遠に殺戮を拡大させるだろう。
 幾つかの条件を満たした時、宝具のランクと種別が変更され地上には巨大な―――[削除済み]

 「花」とその力に対して、特効となる存在が竜種、すなわちドラゴンである。
 竜もまた花に対して強烈な敵意を抱き捕食する衝動を備えている(衝動に耐えられるかは個体の自意識による)。
 竜の力を宿した武具や肉体、竜種そのものであれば再生を無効にし、更に追加ダメージを与えることができる。

『古の神翼・友歌の竜(ガブリエル)』
ランク:A++ 種別:対軍宝具 レンジ:2~50 最大捕捉:300人
 純粋なる竜種『ガブリエラ』が変化した、魔獣、あるいは天使と呼ばれる姿。
 ワンを首元に乗せるほど巨大で、炎のブレス、背に刺さった光剣を投射する。
 魔獣/天使化によりBランクの『狂化』スキルがかけられており、
 ただでさえ強力無比な竜種が手の付けられない存在と化している。
 ……バーサーカークラス同様、理性の大半は失われており
 ワンの唯一の友人だった頃の人格は消失している。

『新なる一・秘双の子(アナザー・ワン)』
ランク:E- 種別:対己宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
 ワンの『使徒』に相当する、ワンの肋骨から生み出された弟である。
 最も信頼する友以外にワンがその存在を秘匿し続けた逸話から、
 この宝具自体が規格外クラスの気配遮断能力を有しており、マスターすらも知覚することができない。
 厳密には使徒ではなく生前自らが倒れた後の保険にワンが用意した「切り札」。精神的支柱。性欲処理係。
 実体化は可能だが逸話の性質から秘匿のため宝具のランクを現界まで落とし込んでおり、ステータスも最低値。 
 ワンが消滅した後、残存魔力を用いて可能な限りステータスを上昇させ新たなる「ワン」として現界する。

【weapon】
『戦輪』
ワンの上半身大ほどもある大型の戦輪(チャクラム)。

【人物背景】
西暦999年、世界にどこからともなく現れて圧制を強いてきた各地の領主を討伐、
女神として崇められ統治する六人の姉妹「ウタウタイ」の次女。外見年齢は十四歳。Bカップ。
ウタウタイはウタ(歌)により魔力を操る能力者で、その中でワンはそのリーダーである。
真面目で理知的で正義感が強い。いずれの分野でも基礎を押さえればすぐに応用もこなせる万能の天才。
その知性故ウタウタイの存在自体に疑念を抱き、ドラゴンを従え妹を殺す長女「ゼロ」の真意を唯一見抜き、同じ結論に達している。
ウタウタイは世界の災いを招くモノ―――誰一人とて生かしてはおけないと。

妹からは強く慕われ自身も愛情を抱き公平に接し、各々が抱えている精神的疾患らしいものを持たないが、
ウタウタイ共通の強い性欲を、自らを厳しく律するあまり行為に及べないのに
自分で異常と認めている近親相姦を自分の分身をわざわざ弟(男)にしてまで及ぶなど姉妹で最も歪んでいる。
世界を救うのは本心なのに、疑念から他者に頼らず分身を創ってまで一人で戦う、自己愛のウタウタイ。
CVは田中理恵。

【サーヴァントとしての願い】
ウタウタイ、花の完全消滅。
もし他にも願いがあるとすれば、それはもう手に入らないあの日々の―――

【基本戦術、方針、運用法】
ライダーの強力な宝具と、バーサーカーの戦闘力を兼ね備えた二重召喚のサーヴァント。
メイン宝具になる竜も狂化されてるため益々バーサーカーじみている。
宝具だけでも大抵の相手は押し切れるがワン個人でも十分強い。
竜属性の英霊が入れば再生を無効にし有利になれるが、そのワンは竜に守られている。
よってより万全な攻略には竜殺しも必要になる。
挙げられる問題は「花」の侵攻、そしてマスターとの相性である。
弟の宝具は本当に最後の切り札。マスターの裏切りの対策等に使用しよう。
なおウタウタイは自害しようとすると「花」に阻止される。令呪の命令でも複数重ね掛けしなければ通用しないだろう。





【マスター】
殺生院キアラ@Fate/EXTRA CCC

【マスターとしての願い】
人を救う。その言に嘘はないし偽りもない。
彼女の「人」の定義が、自分自身のみでしかないとしても。

【weapon】
『五停心観』
精神の淀み・乱れを測定し物理的に摘出して精神を安定させる。
心の秘密は守りたいのと同時に理解して欲しいものであり、そんな欲求を叶える相互理解の為のプログラム

『万色悠滞』
他者の電脳(精神)に侵入し交信・感応から精神と魂を読み取る。
余りの多幸感安心感から現実に戻る事を拒む中毒者が続出し、電脳犯罪史上最大の禁忌としてキアラは指名手配を受ける。

【能力・技能】
ダキニ天法を用い、魔力が枯渇した世界において旧時代の魔術師(メイガス)の域にある腕前。
上述の通り心の解析と治療に秀でているが反面戦闘力は乏しい。戦闘力は乏しい。
だがそんな術を使うまでもなく、男女問わず理性で抗えない本能を誘惑させるフェロモン体質を備えている。

【人物背景】
真言立川詠天流の導師の娘。名前は正しくは祈荒と書く。二十代後半の日本人。Bは96。
頭巾を被る尼僧姿に隠しきれない扇情的な肢体は見る者の情欲を常に誘い、
それでありながら貞淑で楚々とした言葉使いから見える顔は疑いなく聖女のそれという相反する性質の持ち主。
人々を救うという誓願を掲げ、その体質故多くの裏切りにあい食い物にされながらも志を変えようとはしない。
同時に彼女の人間性、聖母の如き慈愛に触れ改心した者も数知れず、現代最後の聖人と認定を受けている。

事実彼女は多くの人間を救った。
無数の他者の人生を食い潰し、自殺に追いやることで絶頂するのを至上とする、快楽を優先する自己愛の塊だとしても。
他人を虫同然に見做しながら全ての人間を真に愛している、解脱と見紛うほどの常軌を逸した人間性の持ち主だとしても。
彼らは身も心も食い潰された最期の絶頂の中においても女を求め、感謝した事実は変わらないのだから。
CVは田中理恵。

【方針】
聖杯を求める。とはいえ積極的な交戦は避ける。他の主従とは対話を試みつ懐柔、もとい説得をはかる。
主催に連なる運営者と接触できるのが最も都合がいい。



候補作投下順



最終更新:2016年03月04日 01:53