星空の夜に
一仕事終えた帰り。
路地裏を、何となく覗いてみると…誰かが居た。
その「誰か」の姿を見つけた俺は、少々驚きを覚えていた。
「…高杉?」
「…十四郎か。」
俺の恋人…高杉晋助。
喜びがあふれる。
それを顔に出さないように必死になりながら、言葉を続ける。
「江戸…戻ってきてたのか。」
「あァ、やっと仕事にキリがついたんでなァ……お前に会いに来た。」
「また、そういう冗談…///」
意識せずとも紅く染まる頬。
「どっか行くか?//」
照れ隠しに言ってみる。
「どっかって…何処?」
「ぇ…お前、行きたい所無いのかよ?」
「……ねェな。」
「お前、いつも路地裏にしかいねェもんな…」
「気まぐれで屋根に上ったり…な。屋根の上、行くか?」
「…行く。」
怪我しても知らねェぞ、と微笑みかけられ、思わずつられて
笑みが零れる。
最終更新:2007年07月12日 23:47