《ハウス》
英語で「家」の意味。
同じ意味合いの言葉に「home」があるが、「home」は故郷とかそういう漠然とした概念の意味合いもあり、純粋に建物としての「家」を意味する「house」とは微妙に異なるらしい。
犬を躾ける際の言葉にも使われる。
音楽ジャンルとしてのハウスミュージックは1977年に萌芽し、シカゴのゲイ・ディスコ「ウェアハウス」が発祥とされている。
誕生直後のハウスミュージックは、このディスコハウスのオープンに際して招かれた実力派DJフランキー・ナックルズが独特なミックス手法で演奏するフィリーソウルの一形態だった。やがてこの音楽形態はガラージ系楽曲の影響を受けながら、ドラムマシンの使用やよりアグレッシブな選曲の傾向を持つようになり、のちにハウス音楽と呼ばれるスタイルの原型を築いた。
4つ打ち(ドラムのパターンの特徴として、2拍目あるいは4拍目の16分音符裏にスネアドラムが入ること)のリズムを主体とし、ソウルやファンク・ディスコのリズムにラテン音楽のリズム(特にピアノやパーカッションのパターン)の融合により誕生した経緯から、特徴としては極めて短い同じ音、同じメロディーラインを何度も何度も繰り返す小節が、曲の随所に見られ、聴く者に陶酔感を与えることにある。
また殆どがアップテンポなリズムで、BPM120前後のテンポをとる。90年代初頭にはダウンテンポの、さらに90年代中頃にはアップテンポなハウスミュージックも誕生し、ダンスミュージックの一形態に止まらない広がりを見せている。
ビーマニシリーズのファンにはおなじみとなった名曲「20, Novenber」の存在もあり、ビーマニでハウスというとnagureoという印象も強いが、実際このジャンルの曲を多く生み出しているのはグックル(good-cool=古川竜也)のほうである、ということはあまり知られていない。
最終更新:2008年06月20日 14:26