ID:ELuzeAAO氏:タイトル不明

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風呂上がりのそうじろう。 「ふんふふーん、お風呂開いた……、ん?」 居間にいるこなたとゆたかにそう伝えようと、扉のノブを捻ろうとしたところで 「んっ……、お姉ちゃん、き、気持ちいいよ……」 「痛くない?ゆーちゃん」 「大丈夫だよ……。気持ちいい……」 「ハァ……ハァ……、なら、もっと気持ちよくさせてあげるね……」 「アッ、アッー、……気持ちいいの」 「ふふ……。ゆーちゃんここがいいの?」 「うん……、そこっ、そこが気持ちいい……。もっと、もっともんでよ……」 「ふふ……。ハァ……ハァ。仕方ないなあ……」 「んっーーー」 「ゆーちゃん、次は、指二本でいくよー……」 「ふ、ふわあぁ……」 これを聞いていたそうじろうは、顔を赤くした。 「まっまさか、こなた……、ゆーちゃん?」 「あれ?ハァ……フゥ……。お父さんの声がした?」 「……え?おねえちゃんは聞こえたの?」 「し、しまった……」 「ちょうどいいや、お父さんも呼ぼうよ」 「うん……、そうだね。読んで来るよ」 「マズい!?……。く、俺も男だ!いやそれ以前に父親だ!ダメだろ俺!」 ガチャ、と扉の開く音。 そして石となったそうじろうの目の前に現れたのは、あられのない姿のゆたか……。 ではなく、ちゃきんと普段着を着たゆたかだった。 「はっ?はっ?ひいーっ?あ、あれ、ゆーちゃん!?」 「やっぱりおじさんだ!お姉ちゃんがマッサージをしてくれるんですよ」 「ま、マッサージ!?俺は結構、弱いんだよ……」 「弱い……?」 「お父さん!ゆーちゃんの何を考えてるのさ!肩や背中をもんであげるだけだよ」 「あ、アハハハハ……。そうだよな」 扉の前で崩れるそうじろう。 「はあまったく……。ちょっとゆーちゃんどいて?ほらお父さん、ここを指一本でグイッと!」 「アッー!痛い、痛いぞこなた」 「おっ、おじさん大丈夫ですか!?」 こうして、泉家の夜は過ぎていった。 お風呂上がりのひよりが、机の上に開かれたノートとにらめっこしていた。 「うーん、やっぱり自重しきれないッスよ!私の腐女子魂がおさまらない! ダメ、先輩や小早川さんには悪いけど、こんなオチじゃ私の気がすまない!腐腐腐腐…… 。さあ、そうじろうさん、あなたの目の前に現れたのは、あられない姿の……。 イーッヒッヒッヒッヒ!」 こうして田村家の夜が過ぎていった。

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