そうか、そうだったのか。
私の中で今回の猟奇的殺人事件の真相が浮かんだ。
その時私のいる部屋のドアを開けられた。ドアの前に立つ人物はやはり
「つかさ……」
私は声を低くしてそう呼んだ
「その様子だと気付いたみたいだね」
顔を歪ませ、嫌な笑みを浮かべながらそうつかさは言った。
「どうして……どうしてこんなことを……」
私の質問に対し、つかさは意外な言葉を返してきた
「そんなの知ってもしょうがないよ。だって後こなちゃんだけだし……」
そう言い終わると、背中の後ろに回していた手を私に向ける。
その手には、不気味に銀光する日本刀が握られていた。
「……っ!」
私は恐怖した。
その刀の先からは血が地面へと垂れていて、所処に血が付着していたのだ。
よく見るとつかさの着ていた赤いTシャツも、別のどす黒い赤色によって染められていた。
つかさはいつもの笑い方とは、似ても似つかないニタニタと笑いながら私に言い放った。
「じゃ殺すね」
日本刀を両手に持ち替え、ジリジリと歩み寄ってくる。
それに合わせて私も後ろへと後ずさる。
突然、背中が何かにぶつかった。
壁だ、私は壁へと追い詰められたのだ。
つかさは嫌な笑みをさらに強くして、さっきと同様にゆっくりと近寄ってくる。
何か……何かないか。
私は役立ちそうな物を探すため、周りを見渡した
が
「バイバイ、こなちゃん」
激痛が胸を襲った。
眼前が渦を巻くように歪んでいく。
耳からはつかさの哄笑が聞こえた。
私は何が起きたかわからなかったが、次第に理解した。
そうか…
私は、つかさの差し出した刀をこの体に
受 け 入 れ た の だ ・ ・ ・
最終更新:2007年11月05日 03:15