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http://www34.atwiki.jp/luckystar-ss/pages/583.html『風呂ssこなた編』
「ふぅ、やっとここまで運んだ……。」
えっと、これがお姉ちゃんのパジャマかな。
もう、泣き疲れちゃったからって、お風呂の中で寝ないでよ。風邪引いちゃうよ?
「……本当に、お姉ちゃんのお母さんがいたのかな……」
私はお風呂の方を見てみたけど、誰もいないように見える。
……ううん、私に見えないだけで、お姉ちゃんはお母さんを――かなたさんを見たんだ。
きっと、私が見ている先にも……
「私もお姉ちゃんの気持ち……少し、わかるな……」
私には小中学校時代の友達があまりいなくて、その子が学校を休んだ時は、凄く淋しい思いをしたっけ。
でも……お姉ちゃんは私なんかよりずっと辛い人生を送ってきたんだろうな。
私の場合、次の日になれば、その子は大抵元気になって学校にやってくる。
でも、お姉ちゃんの場合は違う。
どれだけ淋しい思いをしても、その人は――お母さんは、帰ってこないんだから……。
「お姉ちゃんは……やっぱり淋しいのかな……」
……それは、やっぱりわからないな。
私は、お姉ちゃんとは違うんだから。
でも、お母さんがいなくて、悲しまない人はいないよね。
「……へくちっ!!」
うう、寒い……。
風邪引いちゃう前に、自分も服を着ないと……。
『こなたを……よろしくね。』
「え……?」
今、誰かの声が……。
お姉ちゃんは……やっぱり寝てる。
じゃあ……今の声は……。
私はお風呂を覗く。案の定、そこには誰もいなかった。
でも、私は感じた。そこに、誰かがいる、と。
誰がいたと思うって? それはもちろん――
最終更新:2007年12月01日 23:57