ルチャリブレ<基本用語>
ルチャリブレはスペイン語で『自由な戦い』を意味する言葉で
メキシカンスタイルプロレスとも呼ばれる。
スペイン語なのに何故メキシカンか、はメキシコがスペインの入植支配を経た歴史があるから。
中南米はその歴史からスペイン語圏が非常に多く
同時にこの格闘技もそんな歴史の中から生まれた必然の娯楽大衆芸能だといえる。
ルチャリブレに登場するプロレスラーは『ルチャドール』と呼ばれ、
いわゆる
ベビーと
ヒールが確定しており
ベビーは『テクニコ(テクニカ)』、ヒールは『ルード(ルーダ)』と呼ばれ
勧善懲悪を中心としたリング上でのストーリーが展開される。
印象的な事柄としては
- マスクマンが非常に多く、マスクの模様や色でベビーとヒールが分別される
- 男女問わず試合に上がることができる
- 専業選手以外の日常の兼業選手も非常に多く娯楽性が強い
- 娯楽性の追及のため最大限の身体能力が選手に求められる
等が挙げられる。
その身体能力から空中殺法のイメージが多いですが
投げ技や関節技も複雑なものが多く、選手の技術錬度は極めて高く
世界中のプロレスラーが体得のためにメキシコまで修行の旅に赴くほど。
団体からも技術だけでなく、ショービジネスの登場人物としての成長のために
出向を求められる事も多い。
日本では
DRAGON GATEの前身『闘龍門』が
日本でも有数のメキシカンスタイルプロレス伝道師ウルティモ・ドラゴンによって設立され
従来団体では体格の問題から合格しなかったプロレスラーを目指す選手たちへの
新しい門戸を開き、そして開花していった選手たちが新しい時代を造っている。
大衆芸能として大きな地位を獲得しているルチャリブレは
プロレスにも多大な影響を与えています。
WWEの
特番で
スペイン語実況席が設置されるのも
米国外でのスペイン語圏PPV契約者比重が多いことから。
東プロだと
文や
椛のスタイルが比較的近く
彼女らの魅せるプロレスに何かを感じた人は是非実際の試合風景をご覧いただきたい。
東プロの試合中に魅せる特徴的な名称の技は
基本的にスペイン語だと思ってもらっても構わない。
最終更新:2009年01月15日 21:51