「あの…、またアレして欲しいんですけど」
ランカちゃんの頬が、薔薇色に染まる。
私は腰に手を当てて、その緑の髪に息が当たる距離でささやく。
「アレ、って何のことだっけ……ランカちゃん?」
彼女の両目に、玉のような涙が浮かんでくる。この瞬間、好き。
この子が、本気で欲情する瞬間が。
この子が、心から私を欲しがる、このあさましさが。
「甘ったれちゃダメよ? たったアレぐらいしてあげただけで」
わざと冷たい声音で、私はその小さな緑髪の少女をくすぐる。
私の甘い匂いの吐息が、彼女の前髪を揺らす。
「ご、ごめんなさい!」
ランカちゃんは、両手で顔を覆う。バカな子。欲しいっていたくせに。
「……ねえ、ひょっとして、コレが欲しいの?」
指の間から、あの大きな瞳が好奇心いっぱいに見開かれる。
私は、人差し指と薬指を彼女の鼻先で、くりくりと動かす。とてもエッチに。
「あぁ、あ……」
もう声にならない声で、この子は小さく悲鳴を上げ――私の指の動きを
見ただけで――激しく、はしたなく首をたてにふる。
「シェ、シェリルさんの指でないと…ないと、私!…私!」
「もう、一人で出来るわよね?」
私は、ぎっしりと細かなアール・ヌーヴォー調刺繍の入ったブラを
突き出す。
その中には、もちろん私のはち切れそうな膨らみがぶるぶる震えながら、
この何も知らない緑髪の小娘に解放されるのを待っていた。
好きなの、この子に脱がされるのが。
シェリル・ノームの隠された部分を、こんな中華料理店の小娘が好き勝手に
するなんて……凄い。
「あ、あの」
ランカちゃんは、もう息をつぐのさえ苦しそう。
「キ…キスとかないんですか?」
うわ、ガキ。そういうとこ、好きだけど。好きだから、いじめてみる。
「なぁに、キス? ランカちゃんのいうキスってさぁ……」
震えている。たまらないのよね、この脅えた顔。
「舌、入れちゃっていいんだよね?」
私は、彼女のあごをつかむ。小刻みに震えている、小さなあごを。子犬みたい。
「い、いれ、入れてください!」
私は、その通りにした。
滑り込む。
私の、熱く蕩けた粘膜が、ランカちゃんのちっちゃな唇をこじあける。
「あァ…」
彼女の感激の息が、私の口腔内に吐き散らかされた。お菓子の匂い。
また、放課後にお菓子? いつまでガキなの?
憎たらしいような気持ちになって、私は彼女の歯の裏を舐める。
横にスライドする私の熱い粘膜を、この子の幼い舌が追う。
そう簡単には、追いつかせないんだから。
意地悪に、私は舌を引っ込める。ランカちゃんの欲情したちっちゃな舌が
私を追いかけてくる。
ぺろっ……ちょっとだけ触れ合う。
彼女の肩が、ひくんと震える。可愛いヤツ……震える肩を両手で押さえる。
「す、好きなの…シェ、りルさ…」
舌を突っ込まれながら、そんな分かりきったことを喋ろうとする。私は答える。
「ばァか」
二人の間を、細く伸びた唾液の糸が結ぶ。
「いつもいつも、キスばっかり! めんどくさいなぁ」
わざと横柄な口をきいて、ベッドに倒れこむ。
私は、さっきからブラとショーツしか着けてない。なのに、キス?
「つまーんない」
わざとランカちゃんを睨んでみる。怒ったフリ。効くんだよね、これ。
彼女は、猛然と私の身体の上にのしかかる。
「ごめんなさい、ごめんなさい、シェリルさん!」
ほらね。目にいっぱいの涙。欲情してるんだよね、ランカちゃん?
彼女は、私のブラの間に顔をうずめると、むちゃくちゃに舌を動かす。
たまに、ブラに包まれてない素肌に、そのちっちゃな舌が触れる。
その感触が、すごくいい。ホント、子犬みたい。
ギャラクシー製のブラを、ランカちゃんの唾液がねっとりと汚していく。
「いくらすると思ってるの、コレ?」
意地悪を言う。ランカちゃんの涙が、ぽたぽた…私の鎖骨のあたりに
落ちる。大好き、これ。
「さっさと外しなさいよ! もう、あなたのツバでべっとべと!」
ぎゅっ…ランカちゃんの小さな体が、私の上半身を抱きしめる。
「ごめんなさいごめんなさい!」
そんなバカみたいに謝らなくてもさぁ…ちゃんと背中のホック、外したのね。
私は、刺繍だらけのポリシューリト縫製のブラを片手で押さえて、半身を起こす。
手を離せば、もろ見え。先っぽまで、全部。
「ねえ、ランカちゃん。次、どうすんだっけ?」
私は、彼女の緑色の前髪を右手でなでる。おでこが、ちょっぴり汗で濡れている。
短く熱い息を吐くと、このはたない娘はブラを押さえている私の左手を引っ張る。
その布地は、あっけなくベッドの外へ投げ出される。
彼女は私の左手をしっかり押さえたまま、まるで動物みたいになった。
私の膨らみの先端で、ぴくぴく震えているワインのような色の塊に、舌を伸ばしてる。
「はァ、はァ、はァ」
彼女の熱い息が、まず私の先端を刺激して、さすがの私も、脚と脚の間に愛の汁を
感じる。
とうとう、短い子犬の舌が、私の先端に触れた。
その感触に、私は小さな悲鳴を上げる。その瞬間に、彼女は私のものになった。
こりこりした私の乳首を、可愛い舌が持ち上げたかと思うと、不意に離す。
揺れる。また彼女の舌の上に戻ってきちゃう。
その私の小さく固まった性感帯を、彼女は何度も何度も何度も、舌で弾く。
「ラ、ランカ!」
威厳を保たないと、私はただのメスになってしまう。彼女を呼び捨てにする。
彼女は涙で睫毛を濡らし、唾液に湿った唇をぬぐう。
「あ…あ、はい」
息が荒い。欲情したランカが、好き。安っぽい香水と、汗の匂いが、好き。
「そのガキっぽいショーツ、下ろして」
いつものように、彼女は口に手を当てて、おののく。
「自分で下ろすのよ、ランカ!」
「は、恥ずかしい…」
そう言いながら、逆らえない。パニエに両手を入れ、肌と布のこすれる音がする。
ランカは、ステージ衣装のままだ。さっき見た衣装のまま。
オレンジのパニエの下から、真っ白いショーツがまくられる。子供っぽいデザイン。
「ぐっしょりぃ?」
私が流し目で聞くと、彼女はハッとする。
「ぐ、ぐっしょりじゃないです!」
もう、見え見えなの、この子って。今の答えで、私はもう分かった。
「じゃあ、貸してごらんなさい」
彼女の手から、厚ぼったい、安い生地のショーツをひったくる。
ねっとり。どこから、これだけ出てきたのよって言うぐらい、女の液が
この小娘のショーツに染みこんでいた。
ちょっと触れただけで、糸が引く。きらきら光って、すごく綺麗。
「きったない!」
思ってもないことを言って、私は彼女の液に湿った下着を投げ捨てる。
その子供じみたショーツは、私のブラの上に落ちた。
彼女は、両膝を立てて、私の身体をまたぐ。ブラすらしてない私の身体を。
「……アレ、してくれますよね?」
何も履いてない股間から、私の可愛い子犬ちゃんの愛の滴が落ちる。
その滴は、私の両胸のラインを伝い流れていく。
「じゃあ、アレしてあげる」
私は右手の人差し指と薬指を、交互に動かした。
ステージ衣装のままの彼女は、両手をあごに当てて、
「え…えっ? 私から入れるの?」
そんな直接に言っちゃうところが、可愛いんだよね……
「欲しいんでしょ?、自分から来なさいよ」
私が毅然と言い放つと、また彼女の目から涙が膨らんだ。
「ずるい…ずるいよ、シェリルさんは!」
鼻をすすり上げ、
「私、シェリルさんと違うんだよ? こんなこと、まだ誰とも…」
ガキだなぁ、って思う。この世界、分かってないよ。
「す、好きなの! …シェリルさんが、好きなの」
涙でぐしょぐしょの顔。せっかく可愛いのに、なんて顔してんのよ?
私は、必殺の一言を唇から放つ。
「ランカが、欲しい……ランカに、入れたいよ」
フリルのついたステージ衣装のまま、彼女は腰を沈める。
私の二本の指は、あまりに溢れた彼女の液の量に驚く。
「だ、」
彼女は叫ぶ。もう1センチ、狭いホールの中へ指が潜る。
「だ、い、す、き!」
ぷちゅ、と小さな音が鳴り、私の指は付け根まで彼女の中へ
挿入された。
しばらく、見つめあう。彼女の緑の髪が揺れる。甘えた色。
まばたきをすると、涙が落ちてきた。しょっぱい。
私の指は、もう彼女の膣内にきっちり捕らえられて、もう絶対に
逃げられない。
仕方なく、私は二本の指を動かす。ねちっ、とランカの音がする。
「はァ…シェリルぅ!」
上半身を倒し、彼女がベッドに両手をつく。呼び捨てされた。
涙と、腋下からの汗が、私のむき出しの上半身を汚した。
でも、許してあげる。
今、お前は私のものだから。
たった二本の指で、愛せるから。
たっぷり蜜のつまったランカの奥で、私は人差し指と薬指を
泳がせた。
むりむりっ、と内部の襞が揺れる。
「ああァ! シェリルう!」
また呼び捨て? こんな真っ赤な顔して、指だけで喜んでる小娘!
「もう、ぜったい許さない」
私は、この子に突っ込んだ二本の指を曲げると、ぐりん!と回した。
「だッ、めッ!」
どさっ。小さな緑髪の娘の体が倒れ、私の身体に重なった。
二人の息がまじり合う。
ステージ衣装なのに、安い生地。汗が染みて、ぐっしょりしゃない。
この髪も、スタイリストなんていないんじゃない? ひくひく動いて、
邪魔くさいだけ。
なんで、こんなデビューする前の小娘が、私の指、使ってるんだろ?
むりっ、むりっ、と彼女の小さな尻が動いているのが見えた。
その内部では、私の曲げたままの指が、この娘の細かな襞を弾いている――。
私の指は、もうこの子の汁で湿ってしまっていた。
「ね、ねえ? ランカちゃん、ちょっと休まない?」
ぶるぶる、と髪が横に揺れる。まだ腰の動きは、続いている。
すっごい。指だけで、こんなに楽しんでるなんて……エッチな子。
しょうがないので、私は一度、指を抜くことにした。
きゅっ。
膣内の筋肉が、私の指を離してくれない。指は熱い肉に挟まれている。
「ランカ! 言うこと聞きなさい」
また、私の胸の上で首を振る。緑の髪が、私の乳首をなぜて揺れる。
ぐっしょりと湿った彼女の内部で指を動かすと、深くて熱い息。
「こんなじゃ、あなたがダメになるよ?」
温かいものが、私のつぶれた乳房に流れ落ちる。
「今ね」
私の可愛い子犬は泣いていた。
「すっごい、シアワセなんだよ?」
私の指が力を緩めても、彼女の膣内壁が、ぎゅっと押し上げる。
その繰り返し。なんて、いやらしい身体……
「今まで、あんまり幸せじゃなかったの?」
私は、その汗に湿った髪を撫でた。
彼女の大きな瞳は、遠くを見ている。どこか、とても遠くを。
「……うん、シアワセじゃなかったよ?」
私は彼女の汗とシャンプーの混じった髪の匂いをかぎながら、愛した。
銀河の誰でもが憧れる指を、この娘の内部で、狂ったように暴れさせた。
「しぇ、しぇりるう!」
汗に湿ったステージ衣装、香水の匂い、ゼントラン特有の体臭、すべてが
溶け合って、私を飲み込む。熔け合う。
ぼたぼた、と白濁した彼女の液が、私のおへそに流れ落ちた。
【終わり】
最終更新:2009年02月11日 18:18