エンディング・フェイズ02
 
   じゃあ、次は一番気になる沖那先輩で。



エンディング・フェイズ02 シーンプレイヤー:堅陸沖那


 
   ええ、凄く気になります(笑
 
明彦    注目の的だぞ、堅陸w
 
沖那    ここで無しとか言ったらおもしろいがw
   次回まで!とかw
 
   続きはWEBで!?(笑
 
沖那    いや、DVDの発売を待てw
 
   特典なの?w
 
   初回限定版にのみ付属するディスクに(笑
 
明彦    地方在住はリアルタイムで鑑賞はできないのが苦痛だ!w
 
   ま、まあ、やりませう。
 
GM    よろしいですか?
 
沖那    ああ
 
   どうぞ。
 
   どうぞどうぞ。
 
GM    沖那さんは、何かご希望あります?
 
沖那    あの状況で希望、と言われてもな。しいていうなら現状確認だ
   できぬというなら、夢でも見ればいいのかな?w
 
GM    んー、では、了解です。
   始めます。



――だから、


 
GM    風靡:「だから、人の感情を音楽に例えてみるとな、
       大体似たような感情で、似たような旋律が生まれると思うのさ」

   放課後の音楽室。
   沖那さんは、風靡に音楽のテストに向けて、色々コーチしてあげてます。
   これは、そんな瞬間の風景。
 
   ……また幽世だ(笑
 
沖那    「ふむ、短調長調だけでもそこから受ける印象は変わってくるからな。納得だ」
 
GM    風靡:「うん。波長が合う、とか人間関係でも言うものな」

   と、楽譜を読みつつ、笛を吹いてみたり……。
 
沖那    「それが増幅か、それとも打ち消しあうという意味で合うのかはわからんがな。くくっ」
 
GM    あはは、と、彼女は笑って。
 
GM    風靡:「それに、波長が合ってる人間……和音、シンフォニーか?
       上手く行っている人間同士は、見ていても気分が良いだろ。
       そう言うところも、ちょっと音楽っぽいかもな」



――しゃらん――


 
GM    彼女の髪飾りが揺れる……。
 
沖那    「それは確かにその通りだな。私としても、踊りと曲があうと気分がいい。
   つまりは、そういうことなんだろうな、うむ」
 
GM    風靡:「もし、人間を音楽に例えられるとしたら……
       さしずめ、楽譜がそいつの記録になるのかな。そう――

       ――言うなれば、魂」



 魂。 それを――


 
GM    風靡:「保存しておければ……死んだ人にも、また後で会えるのかも」



 今、名曲の数々が残されているように――


 
沖那    「指揮者が変われば曲も変わるさ。例え楽譜が同じでも、奏でられる音は存外に違うぞ?」
 
GM    風靡:「成る程、指揮者の違いかー。そこんところはどうするんだろうな?」

   独り言のようにそう言った。 彼女。

   風靡:「……ああ、そうか。それは認識者の違いか……。
       うん、ところで堅陸、ここがわからないぞ」

   と、楽譜の一部を指して。
 
沖那    「ああ、それはだな~」

   と、こんなところか?
 
GM    そんなところ……。 そんな記憶?
   そんな記憶……か。
   あらかた範囲を教え終えて、帰る準備を始める二人。
   夏休みも近い――だから、まだ外も明るい。
 
沖那    「さて、後はまあ近所迷惑にならないぐらい家でも練習するといい」
 
GM    風靡:「うん。ありがとな」

   にこりと、上品な笑みを浮かべて……。

   風靡:「堅陸とは、より仲良くなれた気がするな」
 
沖那    「それは何よりだ、ははっ」

   嬉しげに笑う
 
GM    仲良く――なれた。

   それはどう言うことだっただろう。

   風靡:「だから、次は気になるアイツと仲良くなってみようと思う」

   気になる、アイツ――

   そう言って、てきぱきと準備を終えて、彼女は帰ろうとします。
 
沖那    「ほう、それは驚きだな。玉響にそんなヤツがいるとは」
 
GM    風靡:「意外だろう? 近いうちにもっと驚かせてやるさ」

   そう言って、音楽室を出て行きます。
 
沖那    「くくっ、期待せずに待っているぞ」

   自分も荷物をまとめ
 
GM    風靡:「ああ。じゃ、またな」



――しゃらん――


 
GM    風靡:「堅陸も、さっさと富来とくっつけよ。なんてな」

   そんな風に言い残して、帰ってしまいました。

   全く、余計なことを言うクラスメイトだな……と、思ったりする沖那さんです。
 
沖那    全くだな、うむうむ
 
GM    ため息をついて、荷物を持って。 学校を出て、家路を辿る。
   当たり前の風景……いつもの毎日。夏休みも近く……それが終われば、学校も残り半年と少しだ。
   何の波乱も無い人生。 しかし、むしろこれが自分に相応しい――などと思いつつ、歩いてますと。
 
沖那    「少しずつながらも、時間は進んでいるものだな…」

   赫く焼けた空を見上げ
 
GM    見覚えのある人物が向こうから歩いてきますね。

   克真:「ん……沖那、今帰る所か?」
 
沖那    「何だ克真か。まあ、丁度そんな時だが」
 
GM    克真:「ああ……、そう言えば、玉響に音楽を教えるとか言ってたな」
 
沖那    「筋もいいし中々熱心だったからな、あの様子だと心配はないだろうさ」
 
GM    克真:「そうか。俺は取ってないから、良くわからないけどな。
       ところで、これから買い物に行くところなんだが……」
 
沖那    「いつものように量が多く大変だ、というなら。頭を下げて頼めば手伝ってやろう」

   にやにやと底意地が悪そうな顔になって
 
GM    克真:「む……こんな事のために、沖那如きに頭を下げるわけには行かないな。一人で行く」

  
 
沖那    「そう言われると私の立場がないだろうが…」ぶすー
 
GM    克真:「……なんてな。悔しいが、背に腹は変えられない。一緒に来てくれないか?」

   と微笑んで、軽く頭を下げます。
 
沖那    「う・・・あ、ああ。それでいい。
   ・・・まったく、克真らしくないことをいきなりするな。びっくりしたぞ」
 
GM    克真:「そうか? たまには出し抜いてやらないとな」
 
沖那    「いや、ある意味克真らしいのだが…まあそんなことはどうでもいい!
   ほら、行くぞ。いつものスーパーだな!」

   てくてくと先に歩き出して
 
GM    克真:「ああ、行くか」

   追いかけて、追いついて。
 
沖那    「まったく…」

   と微妙に小さく呟きつつ
 
GM    並んで歩きます。



――。 いつまでも? いつまでも。


 
GM    この世界が、終わらないように。


 
GM    何もなければ、このままシーンカットです。
 
沖那    何も無ければそれにこしたことはない、これでいいぞ
 
GM    では、カット。
 
   はい。
 
沖那    まったく!一瞬素でPLまでちょっと(´・ω・`)ってなったぞ!w
 
GM    って言うか、超ハッピーエンドですね!!
   よかったですねっ!! うふふっ!!
 
   というか、こした事がなくていいのかどうか、結局先輩の次回OPが全く予想できません(笑
 
   もう僕たちの世界には出てこないとかw
 
明彦    まったくw
 
沖那    じゃあな!w
 
   さよなら沖那先輩w
 
   いやいやいやいや、そんな孫悟空じゃないんですから(笑
 
GM    あはは。
最終更新:2020年05月15日 23:53