GM | とりあえず、始める前にいくつか軽く確認事項を。 |
---|---|
遙 | はい? |
GM | 皆様、沖那さんに死んで欲しいですか? |
遙 | んあわけありますか、本人の意向はともかく(笑 |
沖那 | あははw |
徹 | 何ですかその質問w |
GM | 意思確認です。 |
明彦 | 死なせたいとは思ってないな。 |
GM | では……第六幕でも、沖那さんに会いたい方? |
徹 | 会いたいですね。 |
遙 | 微妙に質問の方向性がヤバイ気もしますが、会いたいです。 |
明彦 | ふむ…YESと答えておく。 |
GM | 声が小さいんですよっ!! もー! 第六幕でも、沖那さんに会いたい方!! 皆まで聞く必要はありませんね! |
遙 | はい! |
徹 | はーい。 |
GM | ではスタートしますか。 |
沖那 | やれやれ、やはり大人しく死ねないようだなw エンディング・フェイズ01 |
GM | 特にシーンの希望が無ければ、クライマックスの直後辺りから。 |
遙 | はい。 |
GM | よろしいですか? |
沖那 | うい |
明彦 | では、開始か? |
GM | はい。 玉響風靡への処置が終わったところで―― 沖那さんは、不自然な感覚が、自分の中に湧き上がります。 |
沖那 | 「…さて。 どうやら、これで終われるようだな」 |
GM | 収まり……きらない。 抑え……きれない。 衝動。 |
徹 | いていいんですよね。 |
GM | 良いですよ。全員。 |
遙 | 「先輩?」 |
徹 | 「沖那先輩?」 |
明彦 | 「……」 |
沖那 | 「茂野、後はお前次第だろうからな。しっかりやれよ」 |
遙 | 「なにを……言っているんです? 玉響先輩への処置は、無事に終了しましたが?」 |
明彦 | 「……まず、礼を言おう。ありがとう、とな。だが、よもや俺より先に逝こうとするとは、な」 |
沖那 | 「お前には理由は言っているだろう? つまりはそういうことさ」 |
明彦 | 「あぁ、知っている。知っているからこそ、悔いも残る」 |
沖那 | 「くくっ、お前が悔いる必要性も関連性も無いだろうに」 |
明彦 | 「誰かを残して逝くのは、もう俺一人で充分だ、とも思っていたが、な」 |
沖那 | 「まったく。そんなんだから玉響がこうなったというのだ」 |
明彦 | 「どうせ一年の身体だ。しかも生き永らえるには玉響を犠牲にせねばならん。そんな生を納得できるか?」 |
沖那 | 「ならせいぜい何とかして、しっかりこの世で添い遂げろ」 |
徹 | 「沖那先輩!?衝動ですか!気をしっかり持ってください!」 |
遙 | 「ッ! 直ぐに支部に連絡します! 先生なら、きっと何とかしてくれる!」 |
沖那 | 「いや、いいんだ。上成、八月朔日」 ――ぐ。 ぐぐ。 |
GM | ぐつ、ぐつと、内側から煮立つような、感覚―― |
沖那 | 「これで、これでやっと私はアイツに会いに行けるんだ」 |
明彦 | 「…善処は、しよう。『送る』必要はあるか?」 ただの、左手を拳に変えて。 捕われないよう、真っ直ぐと逝けるようにただの左拳を。 |
沖那 | 「お前に食わせる気はないのでな。遠慮しておくよ」 どくん どくん どくん どくん ……! |
徹 | 「そんな…そんな馬鹿な! 沖那先輩!諦めないで!」 |
遙 | 「先輩! ダメ、ダメです! そんな!」 ずきん ずきん ずきん ずきん ……! |
沖那 | 「・・・もう、余り時間も無いようだな」 |
明彦 | 「喰らう気ならば向こうを使っている」 地面に突き刺したままの『右腕』を見て。 |
沖那 | 「上成」 |
徹 | 「はい…はい」 |
沖那 | 「何、今更なのだがな。 あの時泣いてくれて嬉しかったよ」 あの時―― ――富来、克真。 彼と一緒だった――あいつと一緒だった、私を。 私たちのことを……好きだったと、言ってくれて。 泣いてくれて。 |
徹 | 「そんな…そんなこと、当たり前です!」 |
沖那 | 「そうか」 その言葉に嬉しそうに笑い 「八月朔日」 |
遙 | 「……は、い」 |
沖那 | 「何、早くいい人見つけろよ。お前だけ浮いた噂一つないからな。ははっ」w |
明彦 | 何だかわからんが泣けるなw |
遙 | 「そんな……そんなの、まだ先の話です! まだ、これからのことです! これから、もっと……まだ、先があるのに」 |
沖那 | 「気にするな、八月朔日。 私もあの日死んでいたはずだった。 それが今まで長らえていただけだよ」 |
遙 | 「……先輩」 |
沖那 | 「では、さよならだ。よろしくやってくれ」 ど ―― どくん |
沖那 | さて、なにもなければインスタントボムをとって心臓に叩き込むが |
徹 | 「沖那先輩! そんな、そんな…馬鹿な!」 |
遙 | 「……」 湧き上がる――衝動! ぎゃ―― ぎゃりぎゃりぎゃりぎゃりぎゃりぎゃりぎゃり!! 道路の角から、無節操に音を鳴り響かせ―― ある、車体が姿を現す――! |
徹 | ちょw |
明彦 | 何だ一体。 |
沖那 | なんだなんだ |
遙 | 急にもほどがありますね。 ――特殊装甲車! |
遙 | なにい!?(笑 |
沖那 | ええーw 無骨な形――! ドリフトしつつ――こちらへ向かってくる!! |
明彦 | 何故にw |
徹 | なんて強引な展開w |
GM | 奏手:「――ったくもう! 何でさっさとそう言うこと言わないのよ契!」 契:「だぁってさー、気付いてると思ったんだもんー」 刻深:「……」 |
遙 | 「支部長! 先生! 刻深さん!?」 |
GM | 奏手:「小篝白湯日――夜吹木枯――!! ああ、もう、居やしないわよ!」 契:「逃げちゃいましたかー」 |
遙 | 運転なんて社会適応技能持ってたんですか支部長!?(笑 |
GM | いや、運転は刻深です。 |
遙 | ああ、納得。 |
徹 | 「先生!沖那先輩が…助けてください!」 |
GM | 上に乗って、眼鏡を弄る契―― 契:「あーらら、一名ジャームになりかけよー」 奏手:「のんき言ってる場合かぁあ!! 刻深!」 刻深:「了解」 |
遙 | 「お願いします!」 がこんっ! 装甲車が反転し――後ろ側が開く――!! ぞ、 ぞぞぞぞぞぞ! ぞろるぞろるぞろるぞろるっ!! |
明彦 | スライム!?w |
遙 | ああ、なんかデジャブが(笑 |
GM | 契:「はい、ヘア子ちゃんよろしくー」 |
沖那 | うわぁw |
GM | いつぞやの、髪の毛の――EXレネゲイド――!! |
遙 | 私、コレにだけは取り込まれたくないです(笑 |
GM | 避けるのなら、判定をしますけれど……演出で良いですか? 針のように尖った先端が、ゾルゾルっと伸びてきますよ。 |
沖那 | いいよ |
GM | では。 ――ず、ずん。 沖那さんの身体を貫く……黒い槍。 |
GM | と、同時に。 沖那さんの意識は失われます。 状態、気絶です。 |
徹 | これで沖那先輩が、マシーネン沖那になるわけですねw |
沖那 | マシーネンてw |
遙 | 超人兵士になって帰ってくるんですね(笑 |
明彦 | では、その前に。 「どうやら」 一つ、溜息をついて。 「そう簡単に死なせてくれんらしいな。俺も、お前も」 珍しく、苦笑い。 ぎゃぎゃぎゃぎゃっ |
GM | 刻深:「……おっと」 急な重量変化に耐え切れず、回転する装甲車。 ずぶっと、黒い槍が引き抜かれる―― |
徹 | もう僕達は呆気ですねw |
GM | 契:「はーい、平気な皆さん! 沖那ちゃんの身体を引き裂いてあげちゃいなさいー。 ほ、ら、のんびりしてないで、ス・プ・ラ・ッタ☆」 |
沖那 | 色々オイw |
遙 | 「先生、私の能力だと物理的には効果がありません!」 |
明彦 | 「俺ならできるな」 左腕を確かめる様に振って。 |
GM | 契:「んじゃ、宜しくー。パーツ回収はするからさ」 |
徹 | 「おいおいおいおい、ちょっと待てよ!? トドメさすんじゃないでしょうね!?」 |
沖那 | 上成が常識的だw |
遙 | この状況ですから、誰かが突っ込まないと(笑 |
明彦 | 「取りあえず分け方は?」 |
GM | 契:「ちゃうわよー。 あ、首から上は無傷が良いかなー。ぶつ切り程度でー」 すとん、と、車から飛び降りてきて。 |
徹 | バラバラの実を食うんですかw |
明彦 | 「了解した。取りあえず右腕残して達磨で良いか?」 |
GM | 奏手:「そう、丁度――富来、克真君くらい――」 |
明彦 | 「難しい注文だな」 |
GM | 契:「事情説明はあーとーでー」 どくん! ジャーム化が――進行する! |
遙 | 「大丈夫よ上成君。先生は……倫理的・人間的には信用できないけど 信頼はできる。私は先生を信じてるわ」 |
徹 | 「……わかりました」 |
明彦 | 「俺は逆だな。信用できても信頼はできん」 ぞぶり。ざん。 |
遙 | 「だからお願い、堅陸先輩の解体に貴方も協力して」 ああ、言っててなんですが、凄い台詞です(笑 |
沖那 | いや、上成じゃレンジでチンだろw |
明彦 | だなw |
徹 | 先生のほうが向いてますよw |
遙 | それは言ったらダメです(笑 |
GM | 契:「侵食率は――108% ある程度までは下げたのね。 おっけー……これならどうにかなるかしらー」 ちきちきちき と、眼鏡を弄り…… カプセルを取り出します。 バラバラになったパーツを保管――できるような。 |
明彦 | 「さて、解体終了だ。注文通り首から上は無傷、できるだけ富来には似せたぞ」 左腕一本で。 |
GM | 契:「はいはーい」 手際よく、カプセルへ別個に――それらを詰めてゆく、塵散契。 |
明彦 | ぎょと。ぎょとと。翼にできている目が残念そうに見ている。 |
GM | 契:「あ、肝臓忘れたー、あったあった。 ほいっとなー」 かぷん。 最後のひとつのパーツが納められたところで……奏手が一息つく。 |
徹 | 「早く、その…安静にできるところに」 |
GM | 奏手:「別に契の研究材料にするわけじゃないから、安心して頂戴」 |
沖那 | されてたまるかw |
明彦 | これだけスプラッタ見せられりゃなw |
遙 | でも、されたら富来先輩と同じ末路ですよ(笑 |
徹 | とにかく…もう僕たちにできることはないですね。 |
GM | 奏手:「手っ取り早く説明すると――元UGN日本支部長、霧谷雄吾――」 |
遙 | ああ、現在、首だけになった(笑 |
GM | ――生首で、現在、生かされている。 |
徹 | 趣味ですかw |
明彦 | 「死んだか?」 |
GM | 奏手:「まだ、生きてるわよ。かろうじて、ね」 契が後ろの方でカプセルを回収しつつ。 |
遙 | 先輩はPL的に首だけになる運命だったんですね(笑 |
明彦 | 「流石のしぶとさだな」 |
徹 | 「けど、それが関係あるんですか?」 |
GM | 契:「全身を侵食し始めた、暴走レネゲイドウィルスー。 そいつを止めるために、身体をばらばらにする事で、 体全体への広がりを阻止したわけよー。 これから、危なそうなパーツと、使えそうなパーツより分けってことねー」 |
遙 | はっきり言って、無茶しましたね(笑 |
GM | 奏手:「無茶よ。本当に無茶。成功例が無かったら、やりもしなかったわ」 |
明彦 | 「FH、フルボーグ、か」 |
徹 | ちょっと待ってください、沖那先輩の場合、侵食し始めたんでなく侵食し終わったのでは?w |
沖那 | どうだろうねぇw>しおわった |
遙 | まだ会話してましらから、頭は大丈夫だったんでは(笑 |
GM | 契:「まー、体の変異は起きてなかったし、大丈夫でしょー。 それに、もうひとつ解決経路があるわけよー」 |
徹 | 「1%でも可能性があるのなら、おねがいします…」 レネゲイドの侵食を抑える―― ――ジャーム化を起こしづらくする、薬――! |
GM | 奏手:「その存在は、例の――斎槻宮路の件で、確認されてるわね」 |
遙 | そういえば、朋さんもそれで助かったのでしたね。 |
GM | 契:「ずーっと、それの再利用を研究していた人間が、ここにー」 自分を指差して。 |
徹 | 「そうか!」 |
沖那 | あ~そういやそんなものもあったなぁ |
GM | 奏手:「それにそもそも……元々が。 堅陸沖那ちゃんのウィルス自体が、暴走を起こしづらいウィルス……だからね」 |
遙 | 「そういえば、先輩は適合例でしたね」 |
明彦 | 「どうであれ、其処のマッドサイエンティストに任せておくのが唯一の方法らしいな」 地面に刺さっていた『右腕』を引き抜き。 ぞぶり。右肩に刺す。 |
徹 | しかし…これだと、最終回でジャーム化しても死ねないんですね、僕達はw |
GM | 契:「伏線は既に張られてたーってこと。さーて。ほかの子達は残念ながら」 |
明彦 | ばぎゃ。ごぎゃぎゃめぎょめきりばきべき。 |
GM | レネゲイドチェッカー仕込みの、眼鏡で眺めつつ。 |
徹 | それほしいなあw |
GM | 契:「怪しくはあるけど、無事っぽいし。問題ないわね」 |
遙 | 「残念じゃありません」(笑 |
GM | 奏手:「じゃ、契。後頼むわ」 |
明彦 | 「ふん…」 右腕を軽く振り。 「前よりは幾らか安定しているな。確かに」 |
GM | 契:「はいはーい。スプラッタ一名御送還~。きざみっち、運転頼むわー」 刻深:「了解」 奏手:「とりあえず……軽く話を聞きましょうか。私は……」 チラリと風靡に目をやって、電話で後処理を頼み。 奏手は支部長らしく言いました。 |