明彦 | では、今までを振り返るなりなんなりしておくか。 |
---|---|
徹 | 最終回っぽく。 |
遙 | 思えば、色んな事件がありました。 |
徹 | まず富来先輩連続殺人事件。 |
遙 | その言い方だと富来先輩が何度も殺されているみたいですよ(笑 |
徹 | 沖那先輩は何度も殺されてるけどw でもあれは本当にショックでした。 |
遙 | 斎槻さんが裏切っていたり、先生が登場したり、 江梨さんがリアル殺人鬼に狙われたり、細かく事件がありました。 |
徹 | あと冥夢…DDですね。 そういえば、なんで現れたんだろう。 |
遙 | 上成君に興味をもって。 |
徹 | あのねw |
遙 | いえ、そういう意味ではなくてですね。 オーヴァードで、変異種の上成君に興味をもったのではないかと(笑 |
徹 | ピリオドとかのことは知ってたんでしょうかね。 |
遙 | どうやって霞衣高校に編入したのかとか、謎は深まるばかりです。 |
徹 | まあ全エフェクト使えるやつですからねえ。 あと、斎槻に騙されまくりというか、露とも思いついてませんでしたね、僕らw |
遙 | 唯一、茂野センパイが疑うそぶりを見せていましたが、 今考えるとセンパイは大抵の人を疑っていました(笑 |
徹 | 全てを疑えとw で、第二話はー |
遙 | えーと、基本的には娑羅樹ちゃんと、ギミミックのドッキリビックリメカー! という話でした(笑 |
明彦 | ま、八月朔日が主役を張った幕だな。3幕もだが。 |
遙 | 二幕から、熱血を表に出してくるようになったというか。 ……チルドレンらしさが掻き消えたというか(笑 |
徹 | 他のみんながダウナー系と判明しましたからねえ。 |
明彦 | 滾るべき熱い血潮は最後まで取っておく派なんでな。俺は。 |
徹 | 最後って…二幕で何か発揮しましたか? |
明彦 | キャンペーンの最後だ。 |
遙 | 最終幕ははじける予定なんですね(笑 まぁ、後は、エンディングでFHが壊滅したと報告を受ける、ショッキングな回でしたね。 |
徹 | そういえば、二幕は明彦先輩は違う方に行ってましたけど、なんだったんでしょう。 |
明彦 | 過去だろ。 |
遙 | あの瞬間から、伝説が始まりました……50以上は(以下略 |
徹 | あははw |
明彦 | 何故『数えていない』が『数えられない』に変わったのか脳味噌開いて見てやろうかw |
徹 | だから、パンの数にしておけばよかったんですよw |
遙 | 食べたパンの枚数を数えているのか?(笑 |
明彦 | 置いておき。三幕では身体が別のものになったな、八月朔日。 |
徹 | そういえば、入れ替わったまま? |
遙 | ええ、今の身体は幽がもともと使っていたものです。 |
明彦 | 元の身体はお前が焼き尽くしただろうが、上成。 |
遙 | 灰になりました(笑 |
徹 | ですね! あの時は明彦先輩が死んでましたからねえw |
遙 | クライマックスに入った時点で、もう一歩も動けないという(笑 |
明彦 | 男には出番など捨ててでも為さねばならん事があるのだw |
徹 | 結局クライマックスでもフルメンバーだったじゃないですか、相手w |
遙 | 途中で気が済んで帰りましたが(笑 |
徹 | なんのために来たんだかw |
遙 | ……暇つぶし? |
明彦 | まぁ、良く考えてみればボスを初撃破だな、上成。 |
遙 | ああ、曲がりなりにも幽はボスですからね。 |
徹 | ボスとしては最弱でしたけどねえ。 てか、どう考えてもおばちゃんがボスでしょう。 |
遙 | ちなみに、あの瞬間に入れ替えが実行されていた場合、 焼き尽くされたのは私です(笑 |
徹 | そういえばw |
明彦 | ま、謎もそろそろ明かされ始めてきた3幕。 そして大転換を迎える4幕だ。 |
遙 | 支部が壊滅しました(笑 |
明彦 | 1幕で起、2、3幕で承、そして転に入った4幕だったな。 |
遙 | ま、茂野センパイにしてみると、もっと重要なイベントがありますが。 |
徹 | 風靡先輩ですね。 |
明彦 | ああ。よもやA.T.フィールド(PCがPLの言いなりにならないよう張られる壁) を突き破るとはな。 |
徹 | 素にw |
遙 | 心の壁を突破しました(笑 |
徹 | まあ、僕も冥夢に突き破られましたけどね。3幕あたりで。 |
遙 | 世の中、何が起こるかわかりません(笑 その点で言うと、私だけ浮いた話がないです。 ……帰ろう、娑羅樹ちゃんのいるあの里へ(笑 |
明彦 | 暴走し様々な複線を回収する点が見えた所で、第5幕。 |
遙 | 最後の幹部、ツンデレが登場しました。 |
徹 | ヤツはねえw |
明彦 | 夜吹だな。背後霊の呼称が何故か定着したがw |
徹 | 明らかに偽名&覚えにくい名前でしたからねw |
GM | (一瞬もでれてないと思うのですけれど) |
徹 | ツンツンですね。 |
遙 | 私はあの人好きですけどね、あの回りくどい喋りかたとか(笑 |
明彦 | 堅陸が彼岸から帰ってきたと思えばまた旅立ちそうになったり、 俺が死ぬ覚悟決めたりと3年組はとかく死にたがった幕だな。 |
遙 | 扇君の件や、理想郷の話など、裏側の事情が幾つか公開された回でもあります。 |
徹 | そういえば、所以の話がスルーされてますね?w |
遙 | 誰ですか、そのうざい人は(笑 |
徹 | 感動的にうざかったじゃないですかw |
GM | しかも名前を間違えて覚えられている辺り、可愛そうですね。(苦笑 |
徹 | おっとw |
遙 | 所縁、ですね。 |
徹 | 所縁でしたね。 |
明彦 | 所縁品々。何だかんだ俺が奴と一番喋ってやったんじゃないか?w |
遙 | 思い出しました、直前までボスキャラと思われていたのに、 演出で暴走扇君にミンチにされた人ですね(笑 |
GM | どんでん返しに余念がありませんね、私は。 |
遙 | まさか、ああして扇君と戦うとは思いませんでした。 |
徹 | シンドロームすら謎のまま終わりましたね、 多分オルクス/ハヌマーンだと思いますがw |
GM | シンドロームは明かしましたよ。(苦笑 ハヌマーン/バロールです。 蝿型の魔眼です。 |
遙 | 先生がチクったんでしたっけ? |
徹 | おおう、蝿型の魔眼って新鮮ですねw |
遙 | そういえば、先生にどてっぱらをぶち抜かれた回でもありましたね、4幕は(笑 |
徹 | 裏切ったかとw |
GM | まぁ、いずれ小説にでも書きたいかと思いますけれど |
遙 | まさか、先生の奇矯な性格そのものがミスディレクションとは思いませんでした(笑 |
GM | 契と品々は、 までいった仲です。 昔の契はもっとぶっ壊れていたと言うことで、今は大分マシ。 脇役だったはずですのにね。(笑 |
明彦 | ああ、単発ソロセッションの時に聞いたな、それは>壊れてた |
徹 | そうだったんだw |
GM | 奏手のお陰です。 |
明彦 | 全裸の上に白衣だったそうだ。 |
徹 | どういうプレイですかw |
遙 | 私、先生に「尊敬」でロイスを持ってるんですよ……表はネガの「食傷」ですが(笑 |
GM | 能力は尊敬に値するかもしれませんね。 |
明彦 | 自分に三大欲求くらいはあるとその時認識したそうだ。 |
GM | んー、まぁ、ちょっと違いますけれど。(笑 とりあえず、徹君や木枯並には変人だったということで。 |
徹 | 何でそこで僕が引き合いなんですか!? |
遙 | 自覚症状がないのが症状です(笑 |
徹 | しかも夜吹や契先生や最強の変人と同列じゃないですかw |
沖那 | 基準がおかしいから平時からおかしいんじゃないかとw |
GM | うーん。じゃ、徹君は、千歌麻紀並と言う事で。 |
徹 | それくらいなら。 |
GM | そう言えば皆様、語り部についてほとんど触れていない。(笑 オープニング・フェイズ01 シーンプレイヤー:上成徹 |
GM | さて。夢吐き達の現、始めましょうか! |
徹 | ですね。 |
明彦 | では、始めるか? |
GM | マスターシーンの用意は今一ですけれどね。(苦笑 |
明彦 | よろしく。 |
沖那 | よろしく |
徹 | よろしくおねがいします。 |
遙 | よろしくお願いします。 |
GM | 宜しくお願いいたします。 |
徹 | じゃ、誰のシーンからでしょうか。 |
GM | さて、ではオープニングシーンに入ります。 |
遙 | はい。 |
GM | ハンドアウトから、始めましょうか。 PC1 上成徹 拝啓上成徹様へ。 すっかり夏の終わりも近づきました今日この頃、 いかがお過ごしでしょうか? お幸せでしょうか? 不幸せでしょうか? それとも――何も、わからないですか? 私が語って来た物語も、そろそろ終局に入ります。 是非いらして下さい。貴方が居ないと、終らない。 ――なんちゃって。 うふふ。 (ルージュの跡) シナリオロイス:“泣かない語り部(Story teller)” 推奨感情P/N:自由/自由 |
GM | シーンプレイヤーは、徹君です。 |
徹 | はい、手紙が来るんでしょうか?w |
GM | まぁ、登場侵食率どうぞ。 |
徹 | (ころころ……9)45、おおうw |
遙 | 滾ってますね。 |
沖那 | 調子がいいなw |
GM | (笑 |
徹 | まあ、クライマックス戦闘開始時で100は行きたいですからいいですw |
明彦 | まぁ、この幕は3倍振りしても普通に許される幕だしなw ゆさゆさ ゆさゆさゆさ |
徹 | 「ん…?」 |
GM | 誰かが、ゆすっている。 ゆさゆさゆさ |
GM | 女の子:「ねぇ、兄貴。いつまで眠ってるのさ」 |
徹 | じゃあ、パジャマをはだけながら起き上がります。 |
GM | 女の子:「と、起きた起きた」 |
徹 | 「ん…ふああ…って、誰だっ!?」 がばり。 |
GM | 女の子:「まだ寝ぼけてんの?」 あははっ、と笑って。 |
徹 | 「……お前は……」 |
GM | 女の子:「兄貴の妹、しかも双子だから同え年」 |
徹 | 「妹…僕の、双子の…」 |
GM | 女の子:「おはよー」 ひらひらと、徹君の目の前で 掌を振って見せる、その女の子。 |
徹 | み、見覚えはありますか? |
GM | ええ―― だって、毎日見てますもの。 |
徹 | そうか、同じ顔かw |
GM | 霞衣学園の制服を着て。 ――リボンは、二年生の色――。 |
徹 | 「ま、待て……本当に!? だったら今までどこに!?」 |
GM | 女の子:「だーかーらー、いい加減おきろっての」 |
徹 | 「あ、ああ」 |
GM | ひらひら振ってた手を、そのまま顔にぎゅむっと押し付けて。 |
徹 | とりあえず、ベッドから降ります。 で、着替えタイムー |
GM | 女の子:「母さんが朝食作って待ってるよ」 |
徹 | 「母さん…母さん!?」 |
GM | 女の子:「さっさと着替えて、リビングこいよー」 そう言って、てってと出て行ってしまいます。 ――屈託の無い笑顔を見せて。 ――よく笑う――子だった。 |
徹 | ど、どたどたと下に降りて行きます。 |
GM | 女性:「なぁに、徹?」 |
徹 | 「か、母さん? 本当に!?」 |
GM | 女性:「顔、洗った? んーん。まぁ、水冷たいから、 洗う気が引けるのはわかるけどー」 |
徹 | み、見覚えはあるんでしょうか。 |
GM | それは毎日見てますから。 |
徹 | 僕と同じ顔なの?w |
GM | 違いますよ。 毎日、当然のように見ている――馴染みのある、顔です。 自然な朝。 自然な家。 自然な家族。 |
徹 | 「そ、そうだね…うん」 そうか、毎日見てるよね、家族なんだから。 |
GM | 女性:「お湯でもいいから、洗ってきなさいね」 |
徹 | 「はーい……ああ、冷たい。冬だったものな…」 |
GM | 男性:「さて。 お」 |
徹 | 「あ、父さん…?」 |
GM | 男性:「おはよう、徹。んじゃ、僕はそろそろ出勤だ」 新聞をすっと折り畳み、机の上に置いて立ち上がります。 |
徹 | 「ああ、ええと…いってらっしゃい、父さん」 |
GM | 男性:「うん、行って来る」 スーツを羽織り――ネクタイを直して。 鞄を持って、出て行きます。 |
徹 | では見送ります。 |
GM | 女性:「行ってらっしゃい」 |
徹 | うーん。 |
GM | 片手で応じて――がちゃり。 ばたん。 |
徹 | 沖那先輩の気持ちがわかってしまうw |
沖那 | はははw |
徹 | では、えーと…顔を洗って食卓に着きます。 |
GM | 女の子:「ねぇ、ほら、兄貴ってば! 父さんが出てったって事は、私たちもそろそろヤバイって事だよ!」 |
徹 | 「あ、ああそうだな。一緒に行こうか…」 |
GM | ぴしぴしと後頭部を軽く叩いて、女の子が言って来ます。 |
徹 | どうせなら、学校に誰がいて誰がいないかぐらい確認したいw いそいでかきこみます。 |
GM | 女の子:「急げ急げ! もー、家族そろってのんびりしてるんだから」 |
徹 | 「ごめんごめん…えっと」 咄嗟に名前が出てこない。 |
GM | 女性:「もうちょっと待ってねー、お弁当そろそろ出来るから」 女の子:「まだ作ってたんかい。もう良いよ、購買で買うよー」 女性:「えー、折角作ってるんだからー」 えっちらおっちら。 |
徹 | 「そんなに急がなくても大丈夫だろ、 せっかちすぎるんだよ ……夜、は」 |
GM | 女の子:「うーん……そっかなぁ」 |
徹 | じゃあ、椅子に座ってお茶を飲んでいます。 |
GM | 女の子:「って、何落ち着いてるの」 ぺけこっ |
徹 | 「あいた…」 |
GM | 女性:「お弁当、完成ー。ほら、温かい内に持っていって」 |
徹 | 「……うん。ありがとう、母さん」 |
GM | 女の子:「どうせ昼までには冷えちゃうよ。ほら、兄貴行くよ!」 首根っこ掴んで、ぐいっと。 |
徹 | 「そうだな。じゃあ母さん、行って来ます」 ずるずる。 |
GM | 女性:「いってらっしゃーい」 掌を、ふりふり |
徹 | では外に。 |
GM | 女の子:「げ、ホッカイロも一緒に包んである。突飛なことするな」 |
徹 | 寒いですね、リアル朝は… 「今日も寒いな…」 はー。 |
GM | はい、兄貴の分。 と、色違いの風呂敷を渡してきます。 |
徹 | 「うん。じゃあ行こうか」 |
GM | 白く――吐いた息が、昇っていく。 もわもわ もわもわ |
GM | そうだ、あの日もこんな風に、寒かった。 |
徹 | なんだろう。 |
GM | 女の子:「走らないと間に合わないって。 委員長にまたどやされちゃうよ」 |
徹 | 「うん。委員長は怖いな、走ろっか」 |
GM | たったかと走り出す――女の子。 |
徹 | がんばってついていく。 見失わないように。 ―― ガ が ガキリ |
徹 | う… 世界が、反転する―― がきり がきり がきりがきり ――がこん。 |
徹 | この音は… 夜の――公園 |
徹 | あの! 静かな公園――。 |
徹 | 「あ…」 がきり。 |
徹 | 街頭の上を見上げます。 |
GM | ふふん と、 見下ろすように。 黒くて美しいそいつは、立っていた。 そいつ:「――君、オーヴァードだね」 |
徹 | 「え……? 君は……誰?」 |
GM | そいつ:「ボクは――誰だろう?」 いたずらっ子のように―― |
GM | そいつ:「アハ……素敵な夢だね、おめでとう」 |
徹 | 「なに、が?」 呆然として――― |
GM | そいつ:「こう言うとき場合はおやすみなさい、だっけ? アハハ……じゃ、おやすみ」 とん……。 |
徹 | 「あ…」 |
GM | と、目の前の。 いつのまにか目の前にいた |
徹 | 「う、うわっ!?」 女性が、真っ二つに――なる。 血みどろ。 |
徹 | 「あ…」 男性が、四つに――分かれる。 血まみれ。 |
徹 | 「あ…あ…」 女の子が、 笑う。 ――よく笑う、子だった。 そして。 |
徹 | 「やめろおおおおおおおおおおおおお!!」 その頭に、 あの鎌が刺さる。 どすり。 |
徹 | 「おおおおお!」 ――――ガバッ! |
GM | 目が覚めます。 |
徹 | 「はあっ…はあ……夢…?」 |
GM | 夢? だったの――だろうか。 視界が、今でも赤い。 ――赤い。 赤い? 拝啓上成徹様へ。 すっかり夏の終わりも近づきました今日この頃、 いかがお過ごしでしょうか? お幸せでしょうか? 不幸せでしょうか? それとも――何も、わからないですか? 私が語って来た物語も、そろそろ終局に入ります。 是非いらして下さい。貴方が居ないと、終らない。 |
GM | 真っ赤な――真っ黒な? 血の色で。 部屋の壁に―― 起きたら、まず目に入るような壁に。 |
徹 | 壁に? |
GM | ずらずらと、書かれた、血文字のメッセージ。 よく見ると、最後のところにキスマーク。 |
徹 | 「これは…ストーリィテラーか」 |
沖那 | どうやって書いたのやら(苦笑 |
GM | 真っ赤な――キスマーク。 まるで、本物のような。 |
徹 | 「! 由起子さんっ!」 あ、安否を確認しないと。 |
GM | ……床に、倒れ伏してます。 |
徹 | うああああ! |
GM | 血まみれで。 血みどろで。 |
徹 | 「ゆ、由起子さんっ! 由起子さん!」 |
GM | ……反応が、無い。 |
徹 | と、とにかく救急車を!いや、UGNを! ――夢だよ。 夢。 こんなの、夢だって。 |
徹 | 「そんな、そんな…!」 ――ほら兄貴、さっさと起きなよ。 |
徹 | 「うっ、ぐっ…あ、あああああ!」 |
GM | 視界が、真っ赤になっていく。 あれ、あれれ。 |
徹 | 「こんなの…」 |
GM | おかしい、 おかしい、 おかしい、 おかしい、 おかしい、 おかしい? ―― ――るるるるるるる、るるるるるるる、るるるるるるる! ――るるるるるるる、るるるるるるる、るるるるるるる! |
徹 | な、何の音だ。 |
GM | 何の音だろう? ――るるるるるるる、るるるるるるる、るるるるるるる! |
GM | 電話、だ。 電話が鳴ってる。 |
遙 | まぁ、普通に考えたら電話ですが。 |
徹 | 「で、電話…UGNに電話しないと…契先生なら…」 電話を取ります。 |
GM | がちゃり。 部屋を出て。 家の電話を――取る。 由起子:「おはよう」 |
徹 | 「……あ……」 |
GM | 向こう側から、里中由起子の声。 |
徹 | 「ゆ、由起子さん……? 本当に…?」 |
GM | 由起子:「あ、じゃない。寝ぼけてるのか? いくら夏期休暇だといっても、 規則正しい生活をするべきだと言っただろうが!」 |
徹 | …… |
GM | 耳を劈く声。 |
徹 | 頭がおかしくなりそうですね。 |
GM | 由起子:「全くだらだらと。八月も今日で終わりだぞ?」 |
徹 | 「由起子さん…今、どこに…?」 |
GM | 由起子:「職場からだよ。何だ、文句でもあるのか?」 |
徹 | 「わかりました…また、後でかけなおしますね・・・」 |
GM | 由起子:「おいコラ、何でかけなおす!」 |
徹 | 「すみません…」 |
GM | 由起子:「ちゃんと起きたのか? そして―― ――無事か?」 |
徹 | 「…無事です」 |
徹 | …この由起子さんは、僕の知っている由起子さんですか? こう、聞き方とか。 |
GM | ええ。それはもう。 毎日とは言いませんけれど、ずっと見て、聞いてきてますからね。 |
徹 | わかりました… |
GM | 由起子:「……そうか。なら良い。心配掛けさせるなよ」 と、少々傲慢なことを言って |
徹 | 「由起子さん、そっちはなにもありませんか?」 |
GM | 由起子:「無いよ。見えてる奴は、少数だしな」 今のところは、だが……と、彼女は言う。 |
徹 | 「見えてる? もしかして、夢…ですか?」 |
GM | 由起子:「夢みたいな話だが――」 だが |
GM | 由起子:「だが、 これが―― 現実なんだろう?」 |
徹 | 「…はい」 |
GM | 外を見てみろ。 と、言います。 |
徹 | みるみるー。 るうん るうん るてん るてん |
GM | 大きく――空に渦巻く。 球体――? ずるずると、何かの生物のように。 |
徹 | 海から来るもの!?w |
GM | そして―― 誰もそれを見上げていない 。 ここに来て、悟る。 今更ながら――気付く。 《ワーディング》 |
GM | 誰も、その異質に気付いていない。 そんな異変に気付いていない。 世界は既に壊れていても、それは裏側の出来事だから。 気付けるのは…… ――君、オーヴァードだね。 |
GM | いつぞやの、あいつの台詞が、脳裏をよぎる。 |
徹 | 「あれは……一体…」 |
沖那 | ・・・うーん、大怪球w |
徹 | と、呟いてから電話に戻ります。 「由起子さんには、見えてるんですか…あれが?」 |
GM | 由起子:「対ワーディングマスク――と、やらを、UGNから借りたからな。 いくつか、だが」 |
徹 | 職場であれをつけてるんだw |
遙 | アレをつけながら電話してるんですね(笑 |
GM | 幹部メンバーしか、つけてませんけれどねー。 |
徹 | 「そうですか……わかりませんけど、わかりました」 |
GM | 由起子:「ああ、そういう――」 チン |
徹 | 切れた? |
GM | 隣から伸びた指で、電話が切られる。 語り部:「そういう――事よ」 |
徹 | 「…!」 |
徹 | とりあえず、服を確認。 |
遙 | さっきの死体ではないですか? |
GM | 由起子の顔をぐいっと直して、スーツ姿の語り部が言います。 |
徹 | 「ストーリィテラー! やっぱり、お前だったのか…!」 |
GM | 語り部:「私以外に誰が居るというの?」 うふふ……と、笑って。 |
徹 | 「あれはなんだ!?」 と、お空を指差す。 |
GM | 語り部:「オープニングで明かすわけ無いでしょう? クライマックスまで待ちなさい」 |
沖那 | メタ言うなw |
遙 | ちょ(笑 |
GM | メタではありませんよ。 あくまでも愉快そうに。 |
GM | |
沖那 | い、いや、語り部だしな(苦笑 |
徹 | そうか、語り部的なw |
遙 | ああ、語り部ですしね。 |
沖那 | あと、上成、お空ってw |
GM | 語り部:「それじゃ、語らせてもらうわよ」 |
徹 | 「ふざけるな! 物語じゃないんだぞ!」 ――ぴんぽーん …… がちゃり。 |
GM | 玄関の扉が開く音。 |
徹 | 「!」 ブリキ?アクス?お婆ちゃん? |
GM | ブリキ:「――お迎えに上がりました」 |
徹 | よし! |
GM | では、シーンカット。 |
徹 | はーい。 |
遙 | また微妙なところで終わりましたね(笑 |
GM | まぁ、最終話らしくはあるでしょう。(笑 |
沖那 | 流石に飛ばしてるねぇ しかし、ほんと敵性NPCに好まれる男だな上成w |
徹 | 今回はみんな敵性NPCじゃない!w |
遙 | 言ってはいけません(笑 |