―― どうやって帰るつもりだったんですか? ―― |
|
GM | 今更、そんな言葉を吐かれる。 |
徹 | それは……冥夢を呼ぶとか? |
GM | アクス:「扇冥夢」 |
明彦 | 「さてな。そもそも半自動的に飛ばされただけでな。 ここが何処かもはっきりとはせん」 |
沖那 | 「まあ、冥夢に送り込まれたようなものだからな。 そもそも帰りどころか来た道すらわからないのも仕方あるまい?」 |
遙 | 「まぁ、扇君の迎え待ちと言いたいところですね」 |
徹 | 「めいーむ!」 呼んでみる。 |
GM | ブリキ:「ああ、そう言えばそんなイレギュラーな存在が居ましたね。 扇冥夢なら、結局会う事はありませんでした。 噂を聞く限り、大層面白そうな方だったので、 是非ともお話してみたかったところなんですけれどね」 アクス:「だが、それも難しいだろう」 |
徹 | 「なんだと?」 |
GM | ブリキ:「“現創り”さんと、相打ちと言ったところでしょうか? なら、これが形見と言う事になるんでしょうかね」 すっと、差し出された白いもの。 ――深く裂かれた、ベレー帽。 |
GM | 少し、赤く染まっていて……。 |
徹 | 「な…!!」 |
GM | ブリキ:「残念ながら、それしか見つかりませんでしたからね」 |
徹 | 「嘘だっ!」 |
GM | アクス:「正直だ」 |
徹 | 「嘘だっ! 嘘だっ!」 |
明彦 | 「死体は見つからなかったのなら、まだ可能性はある。まずは落ち着け」 |
GM | ブリキ:「全く、この物語の登場人物とは思えないくらいに、 我等は正直な存在ですからね。 そうそう、名高い嘘吐き―― “泣かない語り部”の下で働かせてもらっていたと言うのに」 |
徹 | 「……」 |
GM | アクス:「我等が主からの言伝」 ブリキ:「貴方の妹さんですよ。双子の」 |
徹 | 「……なんだ」>言伝 |
GM | ブリキ:「我等は、回収班。こんな中途半端なところで、物語を終らせたら――」 主に怒られてしまいますからね。 |
GM | ブリキ:「貴方方をお迎えにあがったと言うわけですよ」 車を示して――、そう言う。 |
徹 | 「待て!冥夢がまだだ!」 |
GM | アクス:「語り部の僕」 ブリキ:「もう、五月蝿い事を仰いますね。 時間は限られているのですよ。 処理が済んだら、無理矢理にでも連れて帰らせてもらいます」 |
徹 | 「めーいむ!」 |
GM | アクス:「薬」 と、アクスが手を差し出してきます。 |
明彦 | 「薬?あの時渡されたアンプルか?」 |
GM | アクス:「そうだ」 |
明彦 | 「で、それを?」 |
GM | ブリキ:「泉のお話はご存知でしょう? アクスは、無機物であれば ――その体内で、性能を強化する事が出来ます」 |
沖那 | 「答えを間違ったら返してくれないかもしれんがな、くくっ」 |
明彦 | 「……無機物なのか、これは?」 |
GM | ブリキ:「まぁ、元は――“現創り”の、 次世代型レネゲイド模索の一過程だったわけですが。 正確に言えば、『意識』が邪魔なんです」 |
遙 | 「意識?」 |
沖那 | EXレネゲイドなら効かない可能性がある、といったレベルか? |
GM | ブリキ:「『意志』でも良いですよ。志向性のある思考回路が邪魔なんです」 アクス:「言わば、触媒の生成だ」 ブリキ:「不純物が混じってると困るんですよ」 |
徹 | 時間ないとか言ってる割には悠長な説明w |
明彦 | 「まぁ、いい。渡すぞ」 自分のを渡す。 |
GM | 掌に、ぽちゃんとそれは落ちると…… 逆側の掌から、似たようなものが浮かんできます。 |
沖那 | 「流石に見た感じではどこがどう変わったかはわからんな」 |
GM | 性能が、倍になりますので……最高能力値の倍のダイス、振って良いです。 |
明彦 | おおw |
沖那 | すっげw |
遙 | でも、3つなんですよね(笑 |
明彦 | さて、まず誰が使うw |
徹 | 本数は増えないw |
沖那 | 仕方あるまい、元の泉でもそうだろうにw |
徹 | 正直に言えば二倍になるんじゃ?w |
GM | アクス:「効能有効時間は短い。すぐ使え」 |
明彦 | 「で。これがお前の言っていた処理の全てか?」 |
GM | ブリキ:「いいえ、もう一つ。回収したものがあるんです」 と、口に腕を突っ込み……何かを取り出します。 |
遙 | 何故ワザワザ口に(笑 |
GM | とくん、とくん、と……波打つ。 何か。 |
明彦 | 心臓? |
徹 | 肉? |
GM | ブリキ:「我等が主の『欠片』ですね」 |
徹 | 「語り部の!?」 |
GM | ブリキ:「流石にここまでバラバラになってしまっては――修復は叶いませんが」 |
沖那 | ていうか…よく残ったなぁ |
GM | ぴっと、徹君を指差します。 |
徹 | 「……」 |
GM | ブリキ:「上成徹君。君の身体は――」 ――バキン 既に、レネゲイドクリスタル。 |
徹 | ああw |
明彦 | ふむ…200を越えてるからレネゲイドで身体を作ろうと思えば作れる、か? |
沖那 | まあ…確かになぁ |
徹 | 「……ああ」 もう、崩壊が始まったのか・・・酷使しまくったしw |
GM | ええ、酷使しましたからね。 |
遙 | 皆で回し使いしましたからね(笑 |
沖那 | 6回ぐらい使ってるはずだからな |
徹 | 使いすぎですねw |
GM | ブリキ:「主は、エグザイルの能力――《融合》は、使わなかったでしょう?」 アクス:「取って置いたからな」 |
徹 | 「ああ。だけど、それが…どうしたんだ」 |
GM | ブリキ:「最後の自爆で、徹君が生き残ったら、と言う条件付でしたが。 レネゲイドウィルスごと変異している貴方のクリスタルを、 切除などで取り除く事は不可能」 |
徹 | 「ああ……」 |
GM | ブリキ:「ただし――《融合》させて、貴方と良く似た遺伝情報を所持した、これに」 と、『欠片』を指差し。 |
徹 | 「……」 |
GM | ブリキ:「そのクリスタルを、捨てるのなら、 貴方は、生き長らえるかもしれないって事ですよ」 |
徹 | 「…………」 とくん とくん …… |
GM | ブリキ:「我の身体の中で保存していたとはいえ、 そろそろもう限界ですね。決断するのなら急いで下さい」 |
徹 | 千歌ちゃんが死んで……冥夢も、死んで…… できるなら……ここで死ぬのも。 …… |
遙 | 「―――上成君」 |
徹 | 「冥夢も……死んだのか」 |
明彦 | 「さぁ、な」 |
遙 | 「死体は、見ていないって言ってる」 |
GM | ブリキ:「……さて、どうなさいますか?」 |
徹 | 「……… ……僕は…… もう、帰ったとしても。元のままの世界はないけれど… それでも……新しい世界が始まると、信じます。 その世界をよりよくしていかなくては…いけない。 受け取ります」 |
GM | ブリキ:「はい」 掌を、差し出します。 |
徹 | その肉を、両手で包みこむ。 とく とく とく …… |
GM | 何も言わないし、何も伝わってこない。 嘘も吐かないし、夢も吐かない。 はかない―― |
徹 | それでもこれは…千歌ちゃんであり、夜の欠片だ。 よろしいですね? |
GM | 遠くで、そう、声が聞こえる。 |
徹 | それは遺言なんかではないだろうけど、僕は……彼女を、振りきろう。 さよなら……ありがとう。 それでは……冥夢に、○信頼/悔悟でロイスを結んで。 僕はここで自律判定したいんですが……どうでしょう? |
GM | 良いですよ。 |
明彦 | 現状では無理だろ、帰還は。 |
徹 | 薬くださいw |
沖那 | 薬使わないとな、しかも一本でも微妙という |
GM | クリスタルを移動させるのなら……10D10分、侵食率を捨てられるとしましょう。 |
徹 | 成功したなら、戻る。失敗したなら、残る。 |
沖那 | うわw |
明彦 | せめて薬で下げろ。 |
沖那 | じゃあクリスタル移動と薬一本か? |
徹 | あ、いや、クリスタル棄てるなら、みんな生き残れるんじゃ?>薬3 |
遙 | クリスタルの移動でどの程度下がるかによりますね。 |
沖那 | まあ…出目次第だなそれこそ |
徹 | 期待値で55…おや?w |
沖那 | 微妙何だよ(苦笑 |
徹 | 現在229! |
沖那 | 残りロイスは? |
徹 | 4つ! |
沖那 | 22dで129、期待値は…ああ、期待値で一応いけるな |
徹 | ほんと期待値でw |
遙 | この場合の期待値って(笑 |
沖那 | ちょい高いけど ◆ ◆ 相談中 ◆ ◆ |
沖那 | とりあえず各自ロイスと侵食宣言 |
徹 | 229、4個です。 |
遙 | 220、ロイス3個。 |
明彦 | 209、4個。 |
沖那 | 247%、4個だ |
遙 | ふふふ、実は一番ピンチ(笑 ええと、眠くてボケてるかもしれないんですが、 一端融合したあとレネゲイドクリスタルだけをぶち抜くんですよね? その時に、レネゲイドクリスタルの方に 多くの侵食値を負担してもらった上で分離とかはできないんですか? |
GM | 分離と言うより、徹君を作り変えるんですよね。 言わば、徹君の身体は、もうクリスタルですから。 その意識をごっそり、『欠片』の方に移し変える。 と。 |
遙 | ああ、つまり逆にクリスタル徹から、肉片の方に意識を移動して再構成する、と。 |
GM | そう言う事です。 |
徹 | それで10d10ってわけですね。 まあ、クリスタルは確定として。あとは各自薬ですかね。 |
沖那 | 各自ロイス分とクリスタル分期待値で減らして… え~っと…上成が108、八月朔日が170、茂野が143、私が181、か |
徹 | ええと、14Dの期待値は77 |
遙 | 3倍振りして9個で70ですか(笑 |
沖那 | 薬の効果は最大能力値×2、PC中最大は私の7、玉響を入れると8だが、 となると…八月朔日の最大が6だからえ~っと… 12か、期待値は66ってこれまたギリギリだな |
徹 | みんなぎりぎりw |
明彦 | ああ。1本薬打って帰れるかどうか、だな。 |
遙 | 瀬戸際ですね(笑 |
GM | わかりました。皆様。 残ってるロイスは、4,4,3,4ですね? 合計15……クリスタル委託で15D10 下げられるとしましょう。 同調律との併せで使用するのなら、ですが。 |
明彦 | おお、15dに増えたな。 |
徹 | 同調率との合わせ、というのは? |
明彦 | 融合の補助だろ。 |
GM | 誰かが侵食率を徹君に移し変えたら、効果アップです。 |
徹 | ああ、そういうことねw えーっと……沖那先輩計算お願いしますw それに従いますから。 |
沖那 | ええい、だぁもうめんどいなぁっ! 5d増えると考えて25だから、上成に大体15は移せるわけだ |
徹 | はい。 ◆ ◆ 相談終了 ◆ ◆ |
沖那 | …てなわけで、私が同調律をあわせることで八月朔日から5、 私から10上成に侵食率を移行する |
徹 | じゃあ、229+15=244から。15D10 |
沖那 | で、上成はクリスタルを放棄。その他メンバーが薬を使用、だ |
GM | はい。 |
徹 | じゃあ誰から行きます? |
明彦 | PC4から行くか? PC番号の数が大きい順でw |
沖那 | おう、じゃあそれで |
徹 | それでー。 |
遙 | センパイからですね。 |
明彦 | 侵食率は209。薬して下がる侵食ダイスは12d10。 |
沖那 | まず薬からだな |
明彦 | てい!(ころころ)49、で160。 |
沖那 | ・・・・・ |
徹 | ・・・・・・ |
遙 | ・・・・・・ |
明彦 | び、びみょうw |
沖那 | 残り60、ロイス×3で12…期待値では…あるが |
徹 | 期待値…w |
沖那 | 茂野の…出目が… |
GM | 確執残してもつまらないので 1周した後に自律を行きましょう。 |
沖那 | うーい、じゃあ、次は私か |
GM | はい。 |
徹 | 恨みっこなしですねw |
沖那 | 薬で減るのは7×2の14dだ (ころころ)ええと、164になる。 同じく期待値で帰ってこれるレベルまできたな |
遙 | では、次は私ですね。 侵食値が5減って215、最大能力6なので12d10減ります。 (ころころ)ひーふー、の152……ううん、ロイス9個なんですけどね(笑 |
沖那 | 若干…期待値より高いか |
徹 | では改めて。侵食が15増えて244.15D減ります。 (ころころ)えっと、164です。 |
沖那 | 同じく期待値…だな |
遙 | 皆、期待値前後ですね(笑 |
徹 | ですねw |
沖那 | そりゃまあ期待値前後になるように割り振ったからな |
明彦 | うわぁ、すげぇどきどきしてきたw |
GM | ちょっと。こ、怖い。 |
徹 | みなさん、恨みっこなしですからね。 |
GM | やめて、怖い。(がたがた |
徹 | 誰かが死んだら、その分最後まで生きてくださいね。 |
明彦 | まず、俺からだな。 |
遙 | はい、頑張って幸せになってください。 |
沖那 | 頼むぞ、ホントな |
明彦 | では、最初に2倍振り。 てぃ(ころころ)116……いよぉし! |
沖那 | お、おお… |
徹 | おお! |
沖那 | 残り4dで16、か |
徹 | 最後の最後でw |
遙 | いけます! いけますって! |
明彦 | (ころころ)95! やったー! |
沖那 | っぶねぇ…なぁ… |
遙 | ばんざーい!! |
GM | お |
徹 | おめでとう! |
遙 | おめでとうございます! |
GM | おめでとうございます……! |
明彦 | ありがとう!俺は一足先に幸せになりに行く! |
沖那 | おう、よかったな。最期の最後に出目腐らなくてw |
徹 | 伝説を残してどうするんですかw |
明彦 | 思わずPCの前でガッツポーズ取った! |
沖那 | ん~…で、私、か |
GM | こ、怖い。 怖い、です。 皆さん、心臓潰れそうです……。 |
沖那 | ・・・・・・・・ すまん、八月朔日。先頼めるか |
遙 | おっと。 私の方がキツイんですけど……いいですよ。 |
沖那 | いや、残りのロイス枠を決めて無くてな |
明彦 | あ、そうそう。GMには言ってたが。 |
GM | は、は、はい? なんですか? |
明彦 | 俺の空きの残り一つは『日常』を取った。 |
GM | ああ、あ、はい。 帰還おめでとうございます。 |
遙 | 152で、ロイス3個……よりにもよって、 残っているロイスに夜吹がありますよ(笑 |
沖那 | なぁにぃw |
徹 | うわあw |
遙 | これで堕ちたら呪いですね(笑 |
徹 | だから委員長も相討ちは信じない派なんですねw |
遙 | いいんです、幽と娑羅樹ちゃんが守ってくれます。 というわけで、初っ端から3倍で行きます! |
徹 | 一発! |
遙 | 152-9d10(ころころ)99……あ、あ、 あぶねえええええええ!!!!!! |
沖那 | っぶねーーーー!!!! |
徹 | うはあ!w |
明彦 | ギリギリ! |
GM | ああああああああ |
沖那 | し、心臓に悪いってレベルじゃねぇぞw |
GM | あ、あああ |
徹 | 1,1! |
GM | し、心臓止まるかと、お、思いました |
沖那 | 帰還、おめでとう |
遙 | へ、変な笑いが、変な笑いが止まりません(笑 |
徹 | あはははははははははは |
遙 | く、苦しい(笑 |
明彦 | わかる、わかるぞそれはw |
徹 | お、おめでとうw |
GM | 娑羅樹:「おかえりなさい、はるかさん!」 |
遙 | ありがとう娑羅樹ちゃん! 愛してる!(笑 |
沖那 | さて。じゃあ私、か 最後のロイス枠は、日当たりの世界 ■懐旧/□隔意、だ |
GM | ひひ、日当たりの世界? |
沖那 | 初っ端から3倍で一発勝負だ |
徹 | 一発! |
沖那 | 12d、侵食は164 ・・・・・・ 頼むぞ 164-12d10(ころころ)……98 |
明彦 | ギリギリ二人目! |
沖那 | ・・・・・・・・・・・・がああああああああああああああ |
徹 | だあああああああ! |
遙 | くはあああああ!!! |
沖那 | くっそおおおおおおおおおおおおお |
GM | ほ、本当に、心臓にわ、悪い。 |
遙 | なんですか、今回のこの恐怖は(笑 |
沖那 | これだから…これだから私は……… |
GM | お、沖那さん。 |
沖那 | 本当は4つめのロイス取らずに振ることもできたが… 流石に卑怯だったのでやらなかったが……… くっそおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお |
GM | 沖那さん 一言……何か、言って下さい。 |
沖那 | ・・・かまわん、私の負けだ |
GM | どういたしまして。 |
遙 | さて。 |
徹 | 僕ですね。 |
GM | 怖い。怖い。 ああ、本当に……こ、怖い。 |
明彦 | GMにとって一番心臓に悪いな。 |
徹 | 生き残ります。冥夢と、友達と、委員長と、由起子さんが待っています。 164で4個です。まずは……2倍から。 164-8d10(ころころ)123 |
遙 | び、微妙? |
明彦 | こ、れは。 |
遙 | いまだ期待値、と言う感じですか。 |
徹 | 期待値よりは低いですね。 次4Dですから…期待値では戻ってこれません。 では。 最後、行きます。 |
遙 | 頑張って。 |
徹 | 123-4d10(ころころ)94、勝った! |
遙 | やったあああああああ!!!!! |
明彦 | 結局一番高い侵食率が一番低くなった!w |
徹 | みんなぎりぎりすぎw |
遙 | 全員生還! おめでとうございます!!! |
沖那 | おめでとう |
徹 | おめでとう。 |
GM | は、はぁ おめでとう おめでとうございます おめでとうございます!! |
遙 | ああー、緊張した(笑 |
GM | 死んだかと思いました……。 |
明彦 | あぁもう、確かに心臓には悪かったなw |
徹 | 誰かちょっとでも期待値切れば帰ってこれなかったのに… |
GM | ほ、本当に |
遙 | 心臓に悪い(笑 |
GM | 皆様、おめでとうございます……。 祈りすぎて、手が痛い……。 |
徹 | 手で祈ってたんだw ありがとう。 |
遙 | ありがとうございます、GM。 |
GM | ああ、良かった、良かった……。 本当に。 ありがとう御座いました。 ギシリ ギシリ キシキシキシキシ…… |
GM | 軋んで行く、呼吸も鼓動も無い体。 |
徹 | 冷たく凍った体が侵食されていく。 |
GM | 分解されていく…… |
徹 | そうして… キシキシキシキシキシキシ――、……く、とく、とく とくん とくん |
徹 | 温かい、体に。 とくん とくん とくん とくん…… |
GM | 終らず、続く。 |
徹 | ……… とくん、とくん…… |
徹 | さようなら、今まで、ありがとう… |
GM | 掌を開くと―― 限りなく透明度の高い、小さな、たまが。 |
徹 | 「………」 |
GM | 限りなく透明度が高いのに、 光にすかして覗く向こう側は、 まるで、全部の世界を詰め込んだみたいに凝縮されていて。 |
徹 | これが、今までのすべての証。 |
GM | ブリキ:「……成功しましたね」 |
徹 | それでも 「この結晶は……置いていきます」 |
GM | ブリキ:「そうですか」 アクス:「薬は使い終えたか?」 アクスが、車に乗り込み……準備を始める。 |
明彦 | 「ああ。そして、やるべき事がまだ一つ残っている」 右腕を掴み。 「……随分と長い腐れ縁だったな」 少し、瞑目して。 「だが、ここでお別れだ。『相棒』」 みち。ぎちち。ばきゃっ。 引き千切る。 |
GM | 風靡:「……アッキー、良いのか?」 千切れたところに、そっと手を当てて、 長い袖で包み込むようにする。 |
明彦 | 「ああ……夢からは、覚めたんだ。 夢の残滓を現実で引き摺る事は、女々しいだろう」 がきん。床に突き刺して。 すとん いとも簡単に、それは突き刺さる。 何の感慨も、あっちは感じていないようだ。 |
GM | 風靡:「そうか……」 少し、その様子を見てから…… しゃらん、と、顔を茂野明彦に向けて。 風靡:「お目覚めのキッス、欲しいか?」 などと、冗談めくように言う。 |
明彦 | 「ふ、そうだな。二人きりの時にしてくれ。 これでもシャイなんでな」 いつかの時のように返して。 |
GM | 風靡:「ん」 頷いて。 |
明彦 | 「……記憶も罪も、今までもこれからも、俺が背負っていく。 ……もう、会わない事を祈っている。さらばだ」 魔剣と。いつかの自分にそう言い残して。 |
GM | ブリキ:「よろしければ――」 ぅぅうぅぅぅううぅうぅぅぅぅぅぅぅううぅううぅぅぅ…… |
GM | ブリキ:「そろそろ」 |
徹 | 「ああ」 |
沖那 | 「……さて、これ以上長居する理由もあるまい」 |
GM | まどろみに落ちるように。 瞼を閉じていくように。 |
徹 | 最後に…シャボン玉のように、結晶を放して 理想郷を、去ります。 |
GM | この場所が、睡魔に陥っていく。 くらく、くらく。 くらく、くらく。 |
遙 | 「ひとつ……よろしいでしょうか?」>アクス&ブリキ |
GM | ブリキ:「なんでしょうか?」 |
遙 | 「貴方達は、これからどうするんですか?」 |
GM | アクス:「お前達を元の所――枕辺市へ、帰す」 ブリキ:「別に企みなんか在りませんよ。 単で純に、それだけです。ほら、乗って下さい」 |
遙 | 「私が聞きたいのは、その後のことです。 貴方達は……これから、どうするんです?」 |
GM | ブリキ:「そうですねぇ……」 助手席にブリキは乗り込みながら。 |
徹 | 乗りますよー。 |
GM | 車は、案外広く、7人は十分に乗れる。 |
遙 | 「今後の当てが無いのなら、UGNに来ませんか?」 ばたん。 |
GM | 扉が閉まり、車が発進する。 ああ――理想郷が。 閉じていく。 ひとりで、勝手に。 |
GM | ブリキとアクスは、その様子を一度眺めて、 顔を見合わせ また、前を向く。 アクス:「残念だが」 ブリキ:「それはありませんよ」 |
遙 | 「……ありませんか」 |
GM | 問答は、それで終る。 車は、少しの振動と共に 何処だかわからないところを、走って行く。 きっと……夢の終わりを目指して。 目覚めに、向かって。 |
GM | さて。 |
遙 | はい。 |
GM | クライマックスシーンをこれで閉じましょう。 |
沖那 | ああ |
明彦 | さて、EDか。 |
沖那 | さて、ついに幕を下ろす時間か |
徹 | はーい。 |
GM | はい、これで終わりです。 続きは御座いません。 |
遙 | 夢の終わり、ですね。 |
沖那 | 順番はどうする? |
GM | 徹君は最後がいいと思いますが。 |
徹 | ですね。 |
遙 | ですね。 |
沖那 | だな |
徹 | じゃあ、明彦先輩から? |
遙 | 一番幸せなところを(笑 |
沖那 | まあ、安パイだからな、とりあえず茂野が最初か? |
明彦 | 4321か? |
沖那 | 本人要望あるか? |
遙 | 幸せな未来を求みます。 |
明彦 | ん、取りあえずしばらく時間経った後がいいが。 |
徹 | 一年後?w |
沖那 | いやまあ、順番それでいいか、と聞いたんだが(苦笑 |
明彦 | 別に文句は無いぞ。 |
沖那 | ん、じゃあとりあえず茂野から始めるか |
遙 | それでよろしいですか、GM? |
GM | 良いですよ。 |