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エンディング・フェイズ03
 
明彦    さて。それで、八月朔日からだったな。
 
   はい。
 
GM    わー、最後ですよ。
   あははー
   あははははははー
   わー、あははははー
   けほけほ。
 
   どうどう(背中なでなで
 
   テンション上げてますねw
 
GM    さて、遙さんのエンディングに入るわけですか
   その前におっしゃりたい事などあれば。
 
   私は、あんまり成長してませんねぇ。
 
   委員長ですから。
 
   なんといいますか、良くも悪くも、現在の象徴のようで。
 
沖那    まあ、それもよきかな
   いいものはかわらないらしいし
 
GM    わかりました。
   では、最後です。
 
   一番、日常とは乖離していながら、それを日常としましょう。
 
GM    始めましょう。
 
   はい。


Ring And End Period..…


なんだったかは分らなかったが、あの大きな球体は
消え失せたらしい。


 
   なんですかその適当なw
 
   私にしても、細かい調査はしてませんし(笑


それに一時期取り込まれたらしき世界も、戻ってきた。
まるで――幻のように。


しかし。


おそらく、直接の妨害をされないようにだろう……
散布された、強化型ジャーム達は、まだあちらこちらに潜んでいるらしい。


 
   ひ、潜んでるの?


……と言うわけで。
一応、“思--Period”対策本部だったこのUGN枕辺市支部は
今日もてんてこ舞いの様子だ。


 
   「事件は終わりました。
    しかしアレが唯一の理想郷とは限りません。
    いずれ第二、第三の理想郷が……!」
 
GM    契:「なぁにー、それー?」
 
明彦    お約束?w
 
GM    契:「そんな終わり方だったっけー?
      まぁ、私はよく知らないんだけどさー」
 
   「気にしないでください、一度言って見たかったんです。
    ……あ、先生、この書類にサインしてくれますか?」
 
GM    契:「とうとうファンでもついちゃった、私ー?」
 
   「ええ、この【保証人】の部分にお願いします」
 
   借金の申し込みとか?W
 
GM    さらさらっとサインを済ませる契。
   そんな、支部のカフェテリア。
 
   「よしよし……これで後は支部長のサインだけですね」
 
GM    契:「私が保証できるものなんて無いわよー。
      なんてったって、“散り廃る真理”だものー」
 
   「先生は、自身をのみ保証して下さればそれでいいんです。
    後は、私が結果を出せば、誰も何も言いません」
 
GM    契:「自身の保証すらないわよー。
      自身てなに、結果って何ー。
      私はそう言うのよくわからないのさー」

   ひらひらと手を振って。
   どこかで見たような踊りを踏襲しているようだ。
 
   「……まぁ、先生ですからね」
 
GM    契:「そーそー。私だからね」
 
   ため息を吐きつつ、書類をバインダーに入れる。
 
GM    契:「奏手も忙しいみたいねー。
      さーて、私も研究室戻ってっと」
 
   「……先生」
 
GM    契:「今更MONSTERでも読みましょー……、と、何?」
 
   「大変、お世話になりました」

   深々と頭を下げる。
 
GM    契:「お世話した覚えが無いわー。したとしたら、きっとそれは」

   すっと、腰をかがめて。

   契:「私じゃなかったのよー。はっはっは」

   最後まで、ほとんど表情も変えずに、そんな台詞を吐く。
 
   「…………次に、お会いする日を楽しみにしていてくださいね。
    今度は、私が先生を助けてさしあげます」

   ニッと、口元を緩める。
 
GM    契:「ふーん」

   顎に手を当てて。

   契:「じゃぁ、ま。楽しみにしとくわー」
 
   「はい……それでは、また」

   もう一度深々と頭を下げる。
 
GM    契:「ばいちゃー、八月朔日遙ちゃん」

   くるりと背を向けて、カツカツと去っていく。
 
   ……ずるい。
 
GM    (笑
 
   地味に嬉しいじゃないですか、
   あの先生が私の名前を覚えましたよ(笑
 
沖那    はははw


 散る散る身散る 知る知る見知る 


 
GM    と、背中に書いてありました。
 
   あの趣味だけはどうかと思いますが(笑

   「さて……次は支部長ですね」

   所変わって、支部長室。
 
GM    はい。
 
   今日も書類の山ですか? 山ですね(笑
 
GM    扉が開きますと……
   やけに広い部屋です。
   あれ、この部屋ってこんなに広かったんだ、ってくらい。
 
   「………すみません、部屋を間違えました」(ぱたん
 
GM    奏手:「間違えてない間違えてない! 私が居るでしょ!」
 
明彦    馬鹿な、書類が片付いてるだと!?w
 
沖那    な、なんだってーw
 
   ええと、支部長室はこのフロアではなかったかな(笑
 
GM    奏手:「まさか私はこの部屋のオブジェでしかなくて、
       本体は書類だったって言うの!?」

   と、部屋の中から声が聞こえます。
 
   (ガチャ)「……それで、書類の山は
    どこの焼却炉に処分したんですか、支部長?」
 
GM    奏手:「失礼しちゃうわね……
       きちんと済ませて終らせたに決まってるじゃない」

   カリカリ、と
   優雅にお皿からマーブルチョコレートを取って、口に運ぶ。
 
   「そんな…………あ、ひょっとして、刻深さんが?」
 
GM    奏手:「……私の信用はそんなに無かったの!?」

   刻深:「……」 ←黙って首を横に振る。
 
   「日ごろの行いって大事ですねぇ」

   いつもの机前に移動。
 
GM    刻深:「大事だな」

   奏手:「私だってやれば出来るのよ」

   刻深:「その発言は罪が重くなる」
 
   「いつもやらないのが問題なんです」
 
GM    奏手:「ダブル突っ込み……。
       いい感じに息合わせちゃって、小癪だわ」
 
   「では、そのやる気のあるウチにこっちの書類にもサインしてください」

   言いつつ、さっきの書類を差し出す。
 
GM    奏手:「もー、折角雰囲気出してあげたのに。
       さらっとしちゃって」

   書類を受け取って。

   奏手:「感動的な場面を避けようたって、
       そうは行かないわ」

   ぱた、と伏せるように机に置き、くすりと微笑む。
 
   「……湿っぽいのは、苦手です」
 
GM    上司のようで、姉のようで、母親のようで、
   それで居て――UGN枕辺支部支部長の顔。


【下記の者の能力を認める】――そんな一種の推薦状のような書類。


 
GM    奏手:「仕事はちゃんとこなさないとね。
       その事を思い知らせるために、
       私はあの地獄の針山のような書類を片付けたんだから」

   楽器を奏でるかのように流暢に。
   心地良く――響く言葉。
 
   「あの山のような書類を見る度に、
    私はこうはなるまいという気持ちがヒシヒシと固まりました、
    ありがとうございます」
 
GM    奏手:「本当、言うようになったわ」

   苦笑いをして。
   まっすぐに見据えて、聞いてくる。

   奏手:「報告なさい。
       貴方が、どんな風に成長して、
       どんなことを思い、どんな風に、決断したのか。
       それを聞くのが私の仕事で、
       それを話すのが貴方の仕事だもの」
 
   「はい。先のピリオド事件において、
    数々の解ったこと、理解できなかったことが、
    目の前に突如として現れました……」


――そして、正式な【異動届】【転属願】の二枚。


 
   「お婆ちゃん、世鏡映詩の気持ちは私には解りません。
    夜吹木枯、緋葉実過の気持ちは私には解りません。
    泣かない語り部、上成夜の気持ちは私には解りません。
    理想郷、ひとつの気持ちが、私には解らない。

    でも、解ることもありました。
    皆、本当の自分じゃなかった。
    1+1=2、なんて当たり前の事だけれど。
    解答の導き出し方は、幾つもあってもいい筈なのに。

    私は、そうして……間違えたい。
    本当の自分、なんておこがましいのかもしれないけれど。
    私が"私"として、あの人たちが感じてきた事を、私として回答していきたい。
    だから……私は、その答えを出すために、
    嘗てのピリオド遺産の研究を、します。
    思想も、成果も、全て」
 
GM    奏手:「……」
 
   「チルドレン八月朔日遙の、全力を尽くします」
 
GM    奏手:「以上かしら?」
 
   「―――以上です」

   あとは、ただじっと、支部長の目を見る。
 
GM    そっと、伏せたままの書類に触れて……
   ぴっと持ち上げ――

   奏手:「……無駄なことだとは思わない?」
 
   「無駄が嫌だから、あの人たちは理想郷を求めたんでしょう」
 
GM    奏手:「そ」

   軽く頷き、にやりと頬を歪めて。
   そして。

   書類を突っ返す。

   ぱさっと。
 
   「―――て、え?」


                「 行ってらっしゃい 」


 
   「支部、ちょう」
 
GM    奏手:「その驚いた顔、可愛くて良いわよ。
       “慈悲(Innocuous)”――ううん、私の優秀な部下、八月朔日遙ちゃん」

   捲れた書類には、いつの間に済ませたのだろう、
   既にサインがしてあるのだった。
 
   「……支部長」

   呆然と見開いた目が、少し潤む。
 
GM    奏手:「何かしら?」
 
   が、敢えてぬぐう事をせず、刻深と奏手の両方に向かって、


           「……行ってきます、刻深兄さん、奏手姉さん」


 
   滲んだ笑顔で、頭を下げる。
 
GM    奏手:「うん。行ってらっしゃい」

   刻深:「行ってらっしゃい」

   笑顔で、彼等は見送ってくれた。


行ってきます。
無駄かもしれない、結果を出せないかもしれない。
それでも、私は頑張る。

それで、ちゃんと―――帰ってきます。
だから、それまで、


 
   「行ってきます、大切な私の家族……私は」


              微力を尽くします。


 
GM    終了、で、よろしいですか。
 
   ええ、今日この日より、先の見えない研究暮らしです。
 
GM    おまけ。
   奏手からは、娑羅樹ちゃんと食べてね、
   とマーブルチョコレートを貰いました。
 
   し、支部長が自主的にチョコを!?
 
   明日はチョコが降りますねw
 
GM    刻深は、あの後すぐに「僕は任務だから」
   と簡潔に述べて、出かけてしまいました。
 
   刻深さん、任務なのに見送りにきてくれたんですね。
 
GM    そう言うことかもしれませんね。
 
   ああ、うん、ノーマルエンドだなんて言ってすみません。
   じんわり、幸せな気分です。
 
明彦    まぁ。八月朔日らしいというか何と言うかな。
   ともかく、お疲れ。
 
沖那    ああ、お疲れ
 
   おつかれさまです。
最終更新:2020年05月16日 12:51