957 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/07/01(金) 04:16:22.01 ID:XhWFGuxEO [1/2]
ふむふむ、つまりこういう事ですね!
「ねぇ仁美…」
「はい?」
「鹿目さんって可愛いよね」
「えっ、あぁ…確かにまどかさんは可愛らしい方ですね。でもどうしたんですかさやかさん。唐突にそんな事…」
「いや、あたしの周りにはああいう…小動物?守りたくなるような女の子はいないからさ」
「…私は守りたくならないと?」
「仁美を守るのはあたしの仕事じゃないでしょ?あんたにはもう王子様がいるじゃん」
「それは…そうですけど」
「まぁとにかくさ…あたしは鹿目さんとお近づきになりたいわけだよ。あの子とは…何かすっごく仲良くなれそうな気がするから」
「あぁ…なぜか容易に浮かびますね。お二人が仲良くしている光景は」
「でしょう?だから仁美、鹿目さんを紹介して!あんたあの子と仲いいんでしょ?」
「…さやかさんも、ですか…よかった」
「えっ?」
「いいえ、何でもありませんわ…ふふ」
「???」
―前日―
「ねぇねぇ仁美ちゃん…」
「何ですか、まどかさん?」
「美樹さんってかっこいいよね」
「…まどかさん、かっこいいという表現は女性に対していかがなものかと」
「えっ、あっ!そうだよね…でも他に浮かばなくて」
「確かにさやかさんは男女分け隔てなく接してますし頼りがいもある方ですけど。この間も女生徒からラブレターを頂いたそうですし」
「えぇっ!?」
「ふふふ、そういう世界もあるという事です。それにしてもまどかさんがさやかさんに興味を持たれるとは思いませんでしたわ」
「うーん…興味っていうより憧れ、かな。元気いっぱいで頼りがいがあって…私とは全然違うから」
「…まどかさん」
「だ、だからね!出来ればお友達になりたいなぁって…美樹さんが私なんかを相手してくれるとは思えないけど…でもなんとなく仲良くなれそうな気はするんだ!」
「お二人なら…すぐにでも親友になれるかもしれませんわね」
「し、親友…なれるかな…?」
「えぇ、きっと」
「そ、そっか…じゃあ、仁美ちゃん…紹介してくれる?美樹さんと仲良し、なんだよね?」
「ふふ、わかりました…明日お話ししてみますわ」
「あ、ありがとう、仁美ちゃん!楽しみだな…えへへ」
最終更新:2011年08月15日 21:49