963 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/07/01(金) 19:53:38.07 ID:zDJpuFU20
まどかさんは、あのメガほむをクールにしてしまう人だからな。
小さいときに、さやかちゃんがいじめられてたのを助けたとか、
逆方式はどうだろうか?
966 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/07/01(金) 20:40:30.43 ID:XhWFGuxEO [2/2]
>>963
それはまた素晴らしい展開…!
「うぇぇぇん!まどかちゃーーーんっ!!」
「さ、さやかちゃん、またいじめられたの!?」
「ひっく、ひっく…うん。○○君に、『お前はいつもまどかに守ってもらってる弱虫』だって…」
「ひどい!男の子が女の子を泣かせるなんて最低だよ!」
「でも、でも…○○君の言う通りだよ…あたし、いつもまどかちゃんの背中に隠れてるし…泣き虫だし…」
「そんなことない!さやかちゃん、前に私がバカにされた時、怒ってくれたよね?さやかちゃんがほんとは強い子だって私知ってるよ!」
「まどかちゃん…ありがとう~~!」
「わわっ…くすぐったいよさやかちゃん!」
「…決めた!あたし、強くなる!強くなってまどかちゃんを守れるような子になる!」
「ほんとっ!?じゃあ、その時は私をさやかちゃんのお嫁さんにしてほしいな!」
「うん!じゃあ、あたしはまどかちゃんのお婿さんになる!」
「えへへ、約束だよ!」
「うん、約束!」
ゆびきりげんまーん…嘘ついたら…
††
「さやかちゃんも今じゃ立派な王子様だよね~…昔は私の方が守ってたなんて嘘みたいだよ」
「あ、あんたねぇ…人にとって一番恥ずかしい記憶を掘り起こさないでよっ…!」
「えー…でもあの時のさやかちゃん本当に可愛かったよ?……今もだけど」
「だからやめ…はっ!?」
「さ、さやかが、さやかがまどかに守られるほどの泣き虫…っ、あはは!ダメだ、全然イメージ湧かないよ!」
「どんな人にも歴史あり…といったところかしら。ふふっ…私は素敵だと思うわ。王子様とお姫様が成長と共に入れ替わるっていうのもね」
「…プッ、あなたにも…ククッ…可愛らしい頃があったのね…」
「わ、笑わないでよっ!!マミさんもいいこと言ってるふりしてカップ震えてるし!」
「でも私は、強くなったさやかちゃんに守られて嬉しい反面、あの頃みたいに守れないのはちょっと寂しいなって思ってしまうのでした」
「それで綺麗に締めたつもりか、このバカ神様ーっ!!」
985 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/07/02(土) 20:21:38.95 ID:5E4j3rXmO [1/3]
>>983乙です!
さて埋めも兼ねたこのスレ最後の話として>>966の続きでも…
杏子、マミ、ほむらが帰った後…
「さやかちゃん、機嫌直してよー…」
「ふーんだ…どうせあたしはか弱いところなんて想像出来ない女だもん…
マミさんみたいな包容力も、ほむらみたいなクールさも、杏子みたいな純粋さも、まどかみたいな可愛さもない惨めな女だもん…」
「さやかちゃ~ん…みんなも笑っちゃってごめんなさいって謝ってたし許してあげようよ~…」
「あんた…あたしが誰に一番怒ってるかわかってないでしょ…」
「へっ?」
「…はぁ……もういいよ。なんかバカらしくなってきた」
「うー…でも寂しいなっていうのは本当なんだよ?私、さやかちゃんを守るより守られてる時間の方が長かったし…」
「……」
「それに、さやかちゃんはどんどん強く変わってたのに私はどんどん弱くなって…なんか置いてかれた気分が…」
「やっぱ、まどかはバカだね」
「えぇっ!?き、急にひどいよ、さやかちゃん!」
「ひどくない!……あたしの気も知らないで勝手な事ばっかり言って…」
「えっ?」
「何でもない!ほら、夕御飯作るから食器を棚から出しといて!」
「わ、わかったよ…」
987 名前:985続き[sage] 投稿日:2011/07/02(土) 20:25:27.09 ID:5E4j3rXmO [2/3]
「……あたし、何にも変わってないよ『まどかちゃん』」
確かにあたしは表面上は強くなった、まどかを守れるくらいに。
だけどその時も魔法少女だった時も…それに今だって、結局あたしはまどかに救われてる。
―まどかがいたから強くなりたいって思った。
―まどかがいたから魔法少女として戦う時、勇気をもてた。
―まどかがいたから…あたしは魔法少女になった事を後悔しなくて済んだ…
あたしは変わってなんかいないんだ、まどかの背中を必死に追いかけてたあの頃と。
「だいたい置いてったのはどっちよ…あたしを置いてきぼりにして神様になんてなっちゃってさ」
おかげで追いかけるのも一苦労になっちゃったじゃない…少なくとももうまどかを引っ張っていくぐらい強くなりたいってあたしの夢はパー。
「まどかー」
「なーにー?」
だからあたしの今度の目標は強くなってまどかの隣を歩く事。
ずいぶん高い目標だけど…まっ、いずれは叶うでしょ。
「これからもよろしくねー」
「……」
「まどか?「えいっ!」わっ!?ちょっとまどかー!」
「えへへ、ごめんなさい。私こそ、これからもよろしくね!」
「全くもう…」
だって…あたし達にはこの先もいっぱい時間があるんだから…
「さやかちゃん、だーい好きっ!」
「はいはい、あたしも大好きだよ…まどか」
以上です!
とうとう3つ目ですか…ちょっとした妄想文から始まり1日1まどさやから色々とSSを投下させていただいた身としては感無量というか何と言うか…
書きたいネタもいっぱいありますし、まどさやの理はまだまだ続く!
それではまた次スレで会いましょう!
最終更新:2011年08月15日 21:50