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74 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/07/03(日) 22:22:53.67 ID:8WoXfFxoO [5/6]
>>69
何という甘酸っぱさ、これは乙と言わざるを得ない…
>>69の後だとなんかお目汚し感が否めませんが…自分はこんなまどさやを。


「まどかー、今日の夕御飯何が…ありゃ?」
「~~~♪」

(まどか音楽聴いてたんだ。でも珍しい…まどかがあんなに自分の世界に浸ってるなんて)

「~~~♪」

(おーおー、嬉しそうに笑っちゃって…あんなまどか、あんまり見た事ないなぁ…何聴いてるんだろう)

「……わっ!!」
「きゃっ!?あ、さやかちゃん…」
「ずいぶん楽しそうだったねぇ。それそんなにお気に入りの曲なの?」
「えっ、あっ、これは曲というか…」
「うーん…?まっ、いいや。ちょっとあたしにも聴かせてよ」
「あっ…」
「さてさてまどかはどんな曲がお気に入りなのかな~?」

『……かは……しの……になるのだ~!』

(……ん?この声…どこかで聞いた、ような……)

『まどかはあたしの嫁になるのだー!』
『このこの、可愛いなまどかは~!』
『ああもう、まどか…あんたって子はあたしを萌え殺す気かー!』
『ほんと、まどかはいい子だね…だからこれからも一緒にいたいな~…なんてね』
『まどかの甘えん坊さんめ~。いいよ、一緒に寝てあげる!』
『必ず守るよ。だから安心して私の後についてきて…』
『はは…あんたバカだよ…あたしみたいなゾンビを好きだなんて…まどかの…バカァ…』
『あっ、うん…いいよ、キス…しよっか』
『ははっ…本当に可愛いね、まどかは…』
『まどか…まどかっ…!』
『うん、うんっ…あたしもまどかが好きっ…!』
『大好きだよまどか…』

「……」
「さ、さやかちゃん…?」
「おんどりゃああああっ!!恭介チョーーップ!!」

ガシャーン!!

「ああっ!?ひどいよ、さやかちゃん!せっかく私の存在が消滅する前にありとあらゆる平行世界から集めてきたのに!」
「ひどいよ、じゃない!これは何よ、何なのよ、何だって言うのよーーーっ!!」
「【さやかちゃんが私に囁いてくれた愛の言葉集vol.1】だよ!ちなみにvol3838まであって、番外編として幼稚園編、小学校編が…」
「んなこと聞いてない!なんでこんなもん聴いてニヤニヤしてんのよ、あんたはっ!」
「嬉しかったからに決まってるよ!さやかちゃん、どの平行世界でも十回以上は私にプロポーズに近い言葉を…」
「だからんなことは聞いてないわーーーっ!!」

75 名前:74続き[sage] 投稿日:2011/07/03(日) 22:27:55.06 ID:8WoXfFxoO [6/6]
数日後…

「さやかちゃん、この前はごめんね…」
「別にわかってくれたなら「私だけが聞いてるなんてズルかったよね…」……えっ」
「だからね、さやかちゃんにこの【私がさやかちゃんに囁いた愛の言葉集vol.1】をあげるね!」
「いやまどか…あたしはそういうつもりじゃ…」
「あっ、でも目の前で聴かれるのは恥ずかしいから、私あっち行ってるね!」
「ちょっと待っ…行っちゃったよ。こんなの渡されても………まぁ、聴くだけならいいか…」

カシャ…

『さやかちゃんは私のお婿さんになるのだー!』
『えへへ、さやかちゃんくすぐったいよー!』
『さやかちゃん…だ、大好きだにゃあ…』
『さやかちゃんがこれからも一緒にいてくれるなら…それはとっても嬉しいな!』
『さやかちゃん、一緒に寝ていい、かな…?』
『付いてっていいかな?さやかちゃんに一人ぼっちになってほしくないの、だから…』
『私はさやかちゃんが好きっ!たとえ魂がソウルジェムにあったって、私の目の前にいるのが大好きなさやかちゃんに変わりはないのっ…だからゾンビだなんて言わないでよっ…さやかちゃんのバカァ…!』
『えっとね…さやかちゃんとキス、したいなぁって…』
『さやかちゃん…私、今すっごくドキドキしてるよ…』
『さやかちゃんっ…さやかちゃんっ…!』
『好きっ…さやかちゃん大好きっ…!』
『えへへ、さやかちゃん大好きだよ!』

「……」

カシャ…

「これは…確かにはまるわ…まどかに次の借りてこよ」



「最近さやかちゃんがCD聴いてばっかりだよー…ちょっと失敗しちゃったかなぁ…?」

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最終更新:2011年08月17日 15:02
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