24 名前:>>12リスペクト アル中まどかがさやかちゃんの元へ![sage] 投稿日:2012/05/18(金) 18:20:01.15 ID:h1nTtogg0
SSで>>1000とって振りまいた問題の責任取りつつ支援。いろいろ強引だけど。
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「うー……」
今日のわたしはとっても不機嫌です。
「さやかちゃんなんか、みんなと付き合って、ずっと嫁嫁言ってればいいんだ……」
さやかちゃんってば、わたしがいるのに他の子にセクハラして。
「日本は一夫多妻制なのに……」
その子にも私の嫁だなんて……。
そんなさやかちゃんなんてもう知らない! って、1人で寄り道に出たのに、私は何をすればいいかわかんなくなって……。
「はぁ、ママに怒られちゃうよ」
公園でうとうとしてたら、10時間寝ちゃいました。
……全部さやかちゃんが悪いんです。
「ただいま……」
恐る恐る玄関を開けると、もうママもパパも寝ているみたいでした。
「……そうだよね」
ママは明日も仕事があるし、パパも朝ごはんの準備をするから、3時なんて時間に起きてるはずがありません。
「はぁ……」
明日はママやパパにどれだけ怒られるんだろう、なんて憂鬱な気持ちで、とりあえず冷蔵庫のサイダーを飲もうと思うと、
「……」
扉を開けても、見当たりません。
昨日見た時の残りも少なかったし、誰かがちょっと飲んで、そのまま空っぽになって、買い置きは明日冷蔵庫に入れようってことになって……。
「……さやかちゃんのせいだよ」
何でこんなにさやかちゃんが気になるんだろうって思いながら、買い置きのサイダーが置いてある戸棚に向かいます。
「もう、さやかちゃんなんて……」
なんだかとってもやるせなくなって、コップを出す気にもなれませんでした。
「バカ……」
サイダーの味までなんだか苦くって……
「バカ……嫌い……大っ嫌い!」
納得できなくて、イライラをサイダーにぶつけて……。
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魔女を倒して穢れをとっても、なんだかあたしの心は晴れない。
まどかは本気で怒ってた……。
「学校で、まどかに謝らなきゃ」
独り言がこぼれたあたしの後ろで物音がして、魔女かも、って身構えて振り返ると、まどかがうずくまって倒れてた。
なんで? どうして? もう夜明け前なのに1人で、しかも倒れてるって尋常じゃない。
とにかく抱き起こすと、すごくか細くなってる息遣いと、信じられないくらいドロッとしたまどかの体の重さがあたしを不安にさせた。
「どうしたの? まどか? まどか!?」
「さやかちゃん……わたしわかったんだ」
「いいから、とにかく今すぐ何とかするから!」
とりあえずそう言ったけど、そんな状況だからってだけじゃないくらい、あたしは本気であわてて焦ってる。
焦ってもあわてても急いでも意味なんかないのに、どんどん気持ちが先走って結局何も出来てないあたしを、まどかの一言が落ち着かせてくれた。
「わたし……さやかちゃんが大好きなの」
――だからまどかは怒ったんだ。
「だれにも取られたくないし……私だけ見てもらいたいし……嫁でも……婿でも……娘でも妹でも姉でも」
あたしもまどかの言葉に負けないくらいまどかの事が好きなのに、まどかが怒るまでそれが伝わってないことに気がつかなかった。
ただ、落ち着いてよくまどかを診てみると、なんでこんな事になってるのかはなんとなくわかった。
「お酒?」
酔ってる人のにおいもするし、魔法のおかげで血液になんか変なのが混じってるのがわかるから、いわゆる「アルコール中毒」で間違いないはず。
あたしはとりあえずこの前保健体育で習ったようにまどかに1回吐かせてから、癒しの魔法で血液をきれいにした。
「さやかちゃん、ごめんね……」
そんな手当ての間、まどかはしきりにそう言いながら、何があったか教えてくれた。
別にお酒を飲もうとしてああなったわけじゃないってまどかの話は、顔を見れば間違いないって言いきれる。
いつからか、そこまでわかるくらい、まどかが大好きだった。
「謝るのはあたしの方だよ」
そんなまどかもあたしが大好きなのに、スキンシップのつもりで他の娘にも「嫁だ」なんて言ってるのを見て、浮気に思えて、怒ったり、周りが見えないくらい悩んで……。
「本気でまどかを好きだって、ちゃんと、何度でも、解るように伝わるようにするよ」
「……」
黙ったままのまどかの顔が赤くなった。
「だから、もう嫁なんて軽々しく言わない。プロポーズまでとっとく」
昇って来た日が照らしたまどかの顔は、ちょっとだけ微笑んで見えた。
最終更新:2012年05月31日 12:40