143 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/07/06(水) 00:37:37.26 ID:y6xbIAFl0 [1/11]
よし完成!真面目な考察の中なぜこんなSSができたかは自分でもわけがわからないよ
よろしければお付き合いお願いします
「あ~お腹すいたなぁ・・・」
まど界見滝原エリアは今日も平和だ。そんな平和な世界でもあたしこと美樹さやかのお腹は減る。
まどかは通常お昼は下界にお仕事に行ってるので、基本的に昼食は一人だ。大抵は自分で作ってるけど、たまには外食にも行きたい。
というわけで、今日は久しぶりに外に食べに行くことにした。
「ファーストフードにしよっかなぁ・・・となると、いつものモ○?いやいや、今日はいつもと趣向を変えてマ○クにしてみますか!」
あたしは無類のホットドッグ好きなので、ホットドッグの種類の豊富なモ○によく足を運ぶ。まあ、生きてた頃もそうだったんだけどね。
でも今日は、以前からあたためていた「ある目的」のためにマ○クに行くことにした。
5分くらい歩いて、マ○クに到着した。自動ドアを抜けると、ピンク色の髪をした小柄な可愛らしい店員さんが口々に「いらっしゃいませ」とあたしに声をかけてくれる。
帽子をちょこんと乗せた姿もまた愛らしい。
・・・そう、このまど界の各ショップの店員さんは神・まどかの魔力で生み出されているいわゆる「量産型まどか」なのである。
ちなみにこの量産型、まどかの思考、性格等を基本ベースにしているらしい。
店内では右も左も見渡せばまどかがなんとも可愛らしくちょこちょこ動いている。
ほむら辺りが見たら別の理に導かれてしまうんじゃないかというくらいのまどか率。
まぁ、かくいうあたしも、最初見たときは鼻血ものだったんだけどね。
144 名前:続き[sage] 投稿日:2011/07/06(水) 00:39:11.67 ID:y6xbIAFl0 [2/11]
ご注文は何にしますか?とレジのまどかA(仮称)があたしにたずねてくる。
・・・ふっふっふ、ここからが今日の本番なのだよ、かわいい店員さん。
「ス マ イ ル を く だ さ い」
そう!これがあたしの今日の目的だったのだ。ほら、誰しも1回はやりたいと思うじゃない、マ○クでスマイル注文!
さすがのあたしもやったことなかったしさ、それに相手は量産型とはいえまどかさんですよ?
リアクションに期待するしかないじゃない、あなたも、あたしも!
あたしの突然のスマイル注文にまどかAは一瞬驚いた表情をみせて、顔を少し赤らめ、もじもじとしはじめた。うは、こりゃたまらん。今すぐ持ち帰りたい。
そんなことを思っていると、まどかAはすぅー、とひとつ深呼吸をして、
「にこっ」と極上のスマイルをあたしに返してくれた。そのあまりの可愛らしさたるや、まさに天使、そうエンジェル。
まどかさんはヴィーナスじゃないかって?そりゃあ本物はそうだけど、これは量産型だから細かいことはいいの。
とにもかくにも、このスマイルでさやかちゃんの理性は完全に吹っ飛んじゃいました。舞い上がっちゃってますね、あたし!
理性を失ったあたしは、下界さながらのセクハラモードでまどかAに襲い掛かる。
「このまま店員さんをテイクアウトしちゃいましょうかな~♪」
まどかAはイヤイヤと言うそぶりを見せながらも表情は嬉しそうだ。このあたりは本物と何も変わりませんな。
よし、このまま慎ましやかなそのお胸にタッチだ・・・!
145 名前:続き[sage] 投稿日:2011/07/06(水) 00:42:54.22 ID:y6xbIAFl0 [3/11]
・・・と、そのときだった。「さ~や~か~ちゃ~ん・・・!」背後から聞き覚えのある声が聞こえたとともに凄まじいオーラを感じた。
もしかしてこれ、本物来ましたか、あたしピンチですか?
恐る恐る振り向いてみると、やっぱり本物のまどかだった。にこやかにほほえんではいるけど、長年の付き合いの経験上あたしにはわかる。明らかに怒ってる・・・!
「またさやかちゃんはわたしの分身にいたずらをしてたんだね・・・これで何回目なのかな?
これはまど界法38条に触れる行為だと何回言えばさやかちゃんにはわかってもらえるのかな」
「ごめんなさい、まどか!もうしませんから!」
「だーめ、さやかちゃんの『もうしません』は何回も聞いたよ・・・。ということで、今回はお仕置きするよ!」
まどかのお仕置き・・・きっと、可愛らしいお仕置きなんだろうなぁ、まぁ安全かな、なんて思っていたけど、それは大きな間違いだった。
「さやかちゃんの視界に見えるわたしの分身は、これから魔法で全部ほむらちゃんに見えるようにします」
「えっ」
「ちなみに思考や行動パターンも、ぜんぶほむらちゃんとおんなじだからね、仲良くやってね♪」
「せ、せめてメガほむで・・・」
「それだとほむらちゃんもさやかちゃんのセクハラの餌食になるからだーめ。さやかちゃんはちょっと反省しなきゃだめだよ、あ、わたし午後のお勤めがあるからもう行くね」
「そ、そんな~」
まどかが去ったあとの店内の店員さんは、もうすでに全部ほむらに見えるようになっていた。量産型ほむらは冷たい視線を向けたあと、「あなたはどこまで愚かなの」とか、あたしの繊細なハートに刺さる言葉を次々と放ってきた。
コンビニにいってもスーパーに行ってもこんな感じなので、あたしは気軽に外に出られなくなってしまったとさ・・・。
ごめんなさいまどか、もう許してよ~!
・・・以上です、が!真面目な後日談もあるにはあるんだけど、どうしたもんやら
ちなみに量産型まどかは前スレでSS書いた人の設定を拝借しました、感謝感謝
最終更新:2011年08月17日 15:05