33-215

215 名前:板分割議論中@自治スレ[sage] 投稿日:2012/06/26(火) 11:53:33.26 ID:yd7a3zn70 [3/4]
「・・・私ね、前からさやかさんやまどかさんに秘密にしてきたことがあるんです」

「えっ・・・う、うん」

「ずっと前から・・・わたし・・・」
「・・・まどかさんのこと、お慕いしてましたの」

「・・・っ」
「・・・そっ、そうなんだ」

「・・・」

「・・・まっ、まさか仁美がぁねぇーっ・・・はは・・・」

「・・・さやかさん」

「っ」

「私、さやかさんの気持ちにも、まどかさんの気持ちもわかってます。・・・お互いが好きあっているのも」
「でも、私は決めたんです・・・もう自分の気持ちに嘘はつかないと」
「・・・さやかさん、あなたはどうですか?・・・あなたは、自分の本当の気持ちと向き合えますか」

「・・・・・・」

「今のまま、ただ仲のよい親友という立場が、お互いにとって心地よい微温湯なのはわかります」
「・・・ですが、いつかきっと、お互いがお互いに本当の気持ちをさらけ出さなければならない日が来るのですわ」

「・・・ひと」

「一週間後の同じ時刻、私はまどかさんに告白します」
「さやかさんは、それまでに自分の気持ちを整理して、どうするべきか決めてください」
「このまま微温湯の中でただなんとなく過ごしていくのか・・・それとも」

「わたしは・・・」


無論、仁美にはそんなつもりは微塵もない
カマをかけてさやかが動くのを待っているのだ。
だが、今後のさやかの決断の如何によっては・・・

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最終更新:2012年07月13日 18:54
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