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663 名前:LR変更議論中@自治スレ[sage] 投稿日:2012/07/17(火) 12:07:45.68 ID:91I8/IfrP [3/3]
鬱話は書けたらろだか避難所に投下するよー
もち注意書きもする
で、鬱じゃないけどSS


まど界の住人もすっかり寝静まったであろう夜更け過ぎ。
わたしはベッドの上でさやかちゃんと向き合って、二人っきりの密かな楽しみを始めようとしていました
最近二人してこれにのめりこんだわたしたちは、寝室に限らず居間でもお風呂場でもベランダでもしょっちゅうするようになりました。
昨日なんて、家に帰るまで待ちきれずに公園で始めてしまって、通りがかりの人に奇異の目で見られてしまいました。
準備を整えたわたしたちは向かい合い、まずはさやかちゃんが先手を取ってわたしを攻めはじめました。
今日のさやかちゃんは手加減をしているのか、攻め手があまり激しくありません。
もしかしたら、こうしてあての外れたわたしを油断させておいて、いきなり激しくきて主導権を握るつもりかもしれないと思ったわたしは、
攻められながらも注意深くさやかちゃんの動きを見守っていました。
そして、「いける」と思ってさやかちゃんが前がかりになった瞬間、逆に手を伸ばしてさやかちゃんの奥の弱いところを突きました。
「ああっ」と叫んださやかちゃんは、そのあとは防戦一方になりました。この機を逃すまいとわたしは攻め手を増やします。
さやかちゃんはどうにか反撃しようとしていますが、わたしの動きに翻弄されてなすすべがありません。
涙目になりながら弱々しく震えるさやかちゃんを見て、今日はわたしが好き放題できるみたい、と思った瞬間。
勢いよくわたしの奥深くに突きこまれたものがありました。
思わず「あーっ」と声を上げましたが、時すでに遅しでした。さやかちゃんはこの瞬間を狙っていたのです。
さやかちゃんを攻めることに夢中になっていたわたしには、何の準備もできていませんでした。
しかも、わたしの奥深くに突きこまれたものはその場所で前後左右に動き回り、わたしの弱点を攻めたてます。
さやかちゃんの顔を見ると、さっきまでの弱々しい顔はどこへやら、得意満面に舌なめずりをしていました。
あっさり形勢を逆転されてわたしが動揺していると、さやかちゃんはまるで馬のように動き、わたしを追い詰めていきました。
もはや、わたしの身はわたしの自由にはなりません。
わたしの身は、わたしが動かそうと思っても言うことを聞いてくれず、さやかちゃんの意思にのみ応えて反応するのです。
そして、五体の自由を奪われて陥落寸前になったわたしは、いよいよ一番大事なものを丸裸でさやかちゃんの前にさらしました。
どうにかそこだけはと必死に抵抗しましたが、あえなくさやかちゃんに捕まりとどめを刺されたわたしは、力なくベッドに倒れこみました。





もちろん将棋の話です
手を伸ばして=もちろん持ち駒を打つためです
奥深くに突きこまれたもの=もちろん香車です
前後左右に動き回り=もちろん香車が成ったのです
馬のように=もちろん竜馬(角行の成り駒)で駒を取っているのです
さやかちゃんの意思にのみ応えて=もちろん取られた駒を持ち駒として打たれたからです
一番大事なもの=もちろん王将です

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最終更新:2012年07月27日 08:00
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