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493 名前：名無しさん＠お腹いっぱい。[sage] 投稿日：2012/08/11(土) 21:52:53.72 ID:GnnsyjOS0
夏休みにふたりで旅行に行くための資金作りにバイトを考えるまどさや（この際中学生だということにはつっこまない）

さ「･･･というわけなんだけど。なにかいいバイト先ってあるかなぁ」
ま「いっしょに働けるバイトがいいよね」
さ「うーん･･･ファミレスとか？」
ひ「さやかさん、まどかさん、お待たせしました」
さ「おっ、仁美」
ま「仁美ちゃん」
ひ「お二人とも、アルバイト先を探しているようでしたけど･･･あっ、私はアールグレイを。ええアイスで。･･･私によい提案があるのですが」
ま「ほんとっ？仁美ちゃん」
さ「なになに？もったいぶらずに教えてよ」
ひ「ええ･･･。実は私、この夏休みに別荘へお出かけする予定ですの」
ま「うわぁ、別荘･･･」
さ「これだからお嬢様は･･･。で、それがバイトとどう関係あるの？」
ひ「つまり･･･あっ、どうも。はい。･･･こくこく･･･こほん。お二人には、そのお屋敷で働いてもらうのですわ」
さま『･･･えぇ――っ！？』

さ「つまり･･･その、仁美のお屋敷のメイドをしろってこと？」
ひ「端的に言えば、そうなりますわね」
ま「うわぁ･･･メイドさん」
さ「ええーっ、メイドって･･･。つまり仁美に『何なりと御用をお申し付けくださいお嬢様』とかやっちゃうわけでしょ！？そんなのあたしのキャラじゃないってー！」
ひ「そこまで極端ではないですけど･･･。実際にやっていただくのは、炊事洗濯掃除の家事一般ですし、アルバイトという立場上、そこまで難しい業務はありませんわ。」
ひ「それに住み込みでのアルバイトですから、勤務時間外は近くの海で遊んだり、お好きなように過ごしていただいてかまいません」
ま「海があるのっ？すごいよさやかちゃん、バイトと旅行両立しちゃったよっ♪」
さ「まあ、確かにそうだけど･･･。うーん･･･でもなぁ･･･」
ひ（さやかさんさやかさん）
さ「･･･なによ」
ひ（まどかさんのメイド姿、見たくありませんの？）
さ「っ！！」
ひ（こんな機会、逃したらきっと一生まどかさんの愛らしいメイド姿なんて拝めませんわよ）
さ（うっ･･･うぅ･･）
ま「？さやかちゃん仁美ちゃん、なに話してるの?」
さ「えっ！？い、いやぁなんでも･･･って、やっぱりあたしにはメイドなんて恥ずかしくて無理だよ！」
ひ「あら、メイド服がお嫌ならバトラー（執事）用の衣装もございますわよ」
ひ「まどかさんも、引き締まったスーツに身を包んださやかさんの姿、見たいでしょう？」
ま「えっ！？･･･えーと･･･」
ま「･･････」
ま「///」
さ「って、まどかもなに赤くなってんのよっ！///」
ま「だっ、だって･･･スーツ姿のさやかちゃん･･･すっごくかっこいいなぁって･･･」
さ「なっ///」
ひ「ほらほらまどかさん、メイドさんになれば、夏休み中さやかさんのかっこいいスーツ姿を見放題ですわよ」
ま「うわぁ･･･///」
さ「こっ、こらぁ仁美っ！まどかを買収するなーっ！」
ひ「じゃあ、さやかさんはまどかさんのメイド姿を見たくはないと」
さ「･･････」


さ「なんだか、仁美にうまく言いくるめられた気がするわ･･･」
ま「海の見えるお屋敷でメイドさんなんて、楽しみだねさやかちゃんっ♪」
さ「まどかはすっかり乗り気だし･･･。まあ、まどかと一緒に海に行けるし、バイト代は手に入るし･･･結果オーライなのかなぁ」
ま「えへへ、さやかちゃんと旅行♪さやかちゃんと旅行っ♪」
さ「･･･まどかが楽しそうだしいいか･･･。そうだね、旅行なんだし楽しまないとね！」
ひ（･･･今のうちに、別荘に監視カメラの設置を手配しておこうかしら）


終