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764 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/08/15(水) 16:45:32.97 ID:m9r2pg/IP
「ねえ、エリーちゃん。わたしどうしたらいいのかなぁ」
「なにがです」
「どうしたらさやかちゃんに押し倒してもらえるかなぁ」
「……知りませんよ。告白でもしたらいいじゃないですか」
「うん……。でもね、仁美ちゃんに頼んでシミュレーションしてもらったんだけど、告白するとわたしが押し倒すことになっちゃうの」
「……正直面倒なんで続き聞きたくないんですけど、何でそうなるんです」
「えーとね、わたし告白する→さやかちゃん突然のことにパニックになる→さやかちゃん逃げ出す→わたし追いかける
 →わたし押し倒す→GoodEnd、って感じになっちゃうんだって」
「あたしはどっから突っ込めばいいんですか」
「かと言って現状維持だとね」
「話聞いてくださいよ」
「さやかちゃんわたしの気も知らずにべたべたしてくる→わたし段々イライラしてくる→さやかちゃんわたしの機嫌取ろうと余計にくっついてくる
 →わたしキレる→わたし押し倒す→GoodEnd、ってなっちゃって」
「もうちょっとゆっくりアプローチすれば……」
「わたし毎日大好きって言う→さやかちゃん段々わたしのことが気になってくる→さやかちゃんわたしのこと好きになる
 →さやかちゃん乙女化する→さやかちゃんわたしから逃げ回る→埒があかないのでわたし押し倒す→GoodEnd」
「神様が他の魔法少女に告白されたとか嘘ついて気を引いてみるとか」
「わたし嘘つく→さやかちゃん動揺する→さやかちゃんわたしへの気持ちを自覚する→でもあたしにはいまさらそんな資格ないって身を引く
 →わたし嘘だって説明する→さやかちゃん思い込んだら話を聞いてくれない→わたし押し倒す→GoodEnd」
「もう下着姿とかで迫れば……」
「さやかちゃんわたしの格好見て風邪引くよって服を着せようとする→わたし押し倒してって言う→さやかちゃんわたしが熱でうわごと言ってると思う
 →さやかちゃんわたしを無理矢理ベッドに寝かせようとする→わたし押し倒す→GoodEnd」
「……てかもうGoodEndならいいじゃないですか」
「わたしはさやかちゃんが優しくわたしを押し倒してくれるHappyEndがいいの!」
「じゃあシミュレーションの中からそういうの選べば……」
「……」
「ないんですか」
「……」コクリ
「難攻不落ですね……いや、毎回落とされてるからそれは違うか」
「さやかちゃん、どうしてああなんだろう……」
「でもBadEndもないんですね」
「え? 当たり前だよ。さやかちゃんとわたしの間に、BadEndなんてあるわけない!」
「その気概があれば、さやかなんぞどうにでもできる気がするんですけどねー……」

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最終更新:2012年08月17日 04:20
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