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924 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/08/30(木) 09:50:40.62 ID:JXe+FyEfP [2/4]
>>725の名前と設定を拝借

10年くらい後。
まや「絶対そうだって!」
みか「えー、そうかなぁ……」
まや「だってママが『あのへやはかんぜんぼーおん』だって言ってたじゃん。だからカラオケだよ!」
みか「でも……」
まや「壁に耳つけても、中の音全然聞こえないじゃん? 二人だけでカラオケしてるんだよ!」
みか「でもでも、カラオケだったらいつも家族みんなでお店に連れてってくれるし……」
まや「じゃあ、あんたはなんだって思うの?」
みか「うーん、スポーツジム、かなぁ……」
まや「なんでよー、それこそ近くにおっきなジムあるじゃん。そこに行けばいいのに」
みか「でも、あの部屋から出てくるとき、ママもお母さんもいつも汗びっしょりだし……」
まや「でも、それだったらあたしたちも入れてくれてもいいじゃない? やっぱカラオケだよ!」
みか「うーん……」

まや「というわけで! 仁美お姉ちゃんとほむらお姉ちゃんに!」
みか「聞きに来ました……」
仁美「あら、まやさんにみかさん。こんにちは」
ほむら「えーと……なにを聞きに来たのかしら?」
まや「あのですね、うちにママとお母さんしか入っちゃいけない部屋があるんです」
みか「毎晩夜中に二人でその部屋に入って何かしているみたいなんですけど、なにしてるか教えてもらえないんです……」
まや「中を探るにも普段は鍵掛けてあるし」
みか「出入りするところを張り込もうとしても、夜中なのでわたしたちが眠っちゃうので……」
まや「たまに昼間あたしたちが起きてる時に入ることもあるんですけど、『かんぜんぼーおん』なので中の様子は全然わからなくて」
みか「何時間かしたら、ママもお母さんも汗びっしょりで、でもとっても仲よさそうに出てくるんです……」
まや「あたしたちはママとお母さんがその部屋でなにしてるか知りたいんです! やっぱり二人っきりでカラオケしてるんですよね!?」
みか「わたしはスポーツジムみたいになってると思うんですけど……」
ほむら「えーと……」
仁美「あらあら」
まや「あれ、物知りなほむらお姉ちゃんでも知らないんですか?」
みか「ママもお母さんもなにしてるのか教えてくれないんです……やっぱり、わたしが悪い子だからなのかなぁ……」グスッ
ほむら「いえ、それは違うわ。まどかもさやかもあなたたちのこと世界で一番可愛いって言ってたから大丈夫よ!」アタフタ
仁美「その通りですよ。まどかさんもさやかさんも、お二人にはまだちょっと早いから教えていないだけですよ」
まや「じゃあ、お姉ちゃんたちはママたちが何してるか知ってるんですね!?」
みか「教えてください、わたしたちずっと知りたくて……」
ほむら「いえ、それはその……」シドロモドロ
まや「なんで教えてくれないの!? ねえなんで!?」ギャンギャン
みか「わたしが、わたしが悪い子だから……」メソメソ
仁美「……わかりましたわ。では、不肖志筑仁美、全身全霊を以って余すところなくお教えしましょう。まず『百合』という概念はですね」
スパーン
ほむら「こ、子供に何てことを教える気なの!」
仁美「冗談ですわー」ヒリヒリ
まや「えー、教えてくれないのー?」
みか「……」ウルウル
仁美「大丈夫ですよ、ほむらさんが教えてくださるそうですから」
ほむら「えっ……そ、その……二人はね、えーと……」
まや「早くー」
みか「……」ジッ

925 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/08/30(木) 09:51:44.45 ID:JXe+FyEfP [3/4]
ほむら「つまり、だから……二人はその、『仲良くしてる』のよ!」
まや「えー? でもママとお母さん、いつも仲良くしてるよー?」
みか「部屋の中で手をつないだり、なでなでしたりしてるだけなんですか……?」
ほむら「いえ、たぶんそうじゃないとは思うんだけど……」
まや「じゃあなにしてるの?」
みか「なにか運動してるんですよね……?」
ほむら「運動と言えば運動かもしれないけど……ええと、そのなんて言ったらいいかしら……」
仁美「ほむらさんしっかりですわー」
ほむら「誰のせいで私がこんな目に遭ってると思うの仁美!?」
まや「ねーまだー?」
みか「……」ジワッ
ほむら「だから、あの……い、『いちゃいちゃしてる』って言えば、わかるかしら……?」
まや「抱きついたり、キスしたりってこと? それもいつもやってるよ」
みか「でも普段はあんなに汗びっしょりにはなってませんよ……?」
ほむら「あの、つまりその……もー!」

prrr
さやか「もしもし、ああ、ほむら? 今日うちの子たちがあんたたちのとこ行ったんだって? ありがとうね、いつも遊んでもらって。
    今度またお礼させてよ。うん。それでさ、あの子たちが何か聞きに言って教えてもらえなかったって言ってるんだけど、
    勉強かなんか聞きに行ったの? え? 違う? じゃあなんなの? いや、教えてよ。親のあたしたちが教えなきゃいけないことだったら
    ちゃんと教えるから。え? そんなことより? ……ごめん、意味がよくわからないんだけど、それってどういうこと?
    ああ、うん。仁美に聞けばいいのね。わかった。うん、じゃあね」
まどか「ほむらちゃんと電話? なんて言ってたの?」
さやか「いやそれがさ、よくわからないんだけど『今まで色々と無自覚なあなたたちと友達だったせいでさんざん恥ずかしい目に遭ってきたけど、
    今日ほど恥ずかしい目に遭ったことはなかったわ』だって」
まどか「……それって、どういうこと? わたしたちがなにかしちゃったのかなぁ?」
さやか「あたしもそれ聞いたんだけど、そうじゃないって。あたしたちが注目を浴びるからほむらが恥ずかしいってことらしいんだけど」
まどか「うーん、よくわからないね」
さやか「ねー」

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最終更新:2012年09月06日 08:23
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